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放射線によるガン発症の仕組み ヨウ素131ががんの発症率が高く、セシウムについてはほとんど癌発症の例が見られないとかいろいろ言われている様子だ。ここでも、巧妙に情報操作が行われている。癌発症の仕組みを明らかにしてみよう。 1.放射線が細胞中に入ると、そこで、活性酸素が生産される。その活性酸素が遺伝子を壊し、結果的に細胞が癌化する。 2.これら癌化した細胞のほとんどは免疫細胞の攻撃によって消滅する。人間を含めて生物の免疫機構は大変に優れたもので、末期がんでも免疫機構が活性化された結果治癒したと言う話は結構ある。これは話だけという意味ではなく、実際にそういった例が多くあると言う意味。だから、体の大部分に放射線を浴びたとしても、その時に傷つき癌化した細胞のほとんどは単独の細胞のまま消滅する。どの程度の細胞が消滅するのかは、その人の免疫力、遺伝的な力とか、休養の程度、栄養状態などに依存する。気力もかなり影響すると言う。 3.癌として問題化するのは主に次の二つの場合。放射能汚染で問題になるのは、普通次のような場合。ヨウ素131が甲状腺へ集まり、結果的に甲状腺がんになると言われるように、体の一部が集中的に放射線にさらされ、結果的にその部分で癌が成長して、最終的に命を奪う。つまり、放射性物質、ある部分への集積、そこでの癌発症と言うように因果関係がはっきりしているので、放射能汚染だと認めざるを得ない。ところが、そういった因果関係が現れない形の癌発症がある。悪性癌とか移転性癌と言われるもので、何処かで癌化した細胞が血液やリンパ腺の流れに乗って体のどこかへ移動し、そこで成長して癌として発症すると言うもの。こちらは統計的にどのぐらいの数の細胞が遺伝子を傷つけられたかを見るしかない。つまり、100ミリシーベルトの放射線を浴びたらどのぐらいの細胞が傷つき、そうすると癌化した細胞がどの程度あるので、それが発症診断ができる程度に成長する可能性がこのぐらいの確率になる、という具合。 4.外部被ばくによって一定量以上の放射線を浴びると、体中の細胞の遺伝子が傷つけられる。だから、そういった状態が何日も、何か月も続くと免疫機構での修復が追い付かず、癌発症となる。よって、外部被ばくの限界量を決めて、一定量以上被曝したら、その後一年間浴びてはいけないとする。ミリシーベルトという放射線の限界量はこういった意味を持っている。まあ、休肝日と同じようなこと。酒を飲まない日を設けて、肝臓を休ませることで、酒による肝臓がんを防ぐが、それと同じ理屈。免疫機構の働きには限度があるので、同じ放射線量を浴びるなら、一度に多量浴びるよりも少量に分けて、間隔を置いて浴びたほうが良い。一度に少しずつなら、免疫機構によって修復ができる。免疫機構の修復力を超えれば癌化してしまう。 5.内部被ばくはもっと恐ろしい。直接人体の細胞内に放射性物質が蓄積するので、遺伝子に非常に近いところで活性酸素ができ、その濃度も高いし、なにより放射性物質があるその場所で放射線が出続けるので、近くの細胞は幾ら免疫機構による修復が行われてもそれが追い付かなくなることがある。内部被ばくの量と免疫機構の強さの綱引きで癌発症に至るかどうかが決まる。これは長期戦で、5年、10年、20年後に癌として症状が現れる場合も多い。栄養不良の生活が数か月続いた結果、癌細胞が成長してしまい、その数年後癌として診断されるなど、さまざまなケースがある。 6.この部分は自分の推測だが、次のような関係があるはず。活性酸素は原子レベルの大きさを持つものなので、それなりのエネルギーが活性酸素の発生には必要。アルファー線、ガンマ線、ベータ線の順にエネルギー量自体は減っていくので、活性酸素の発生量もへっていく。つまり、体内被曝の場合は、アルファー線を出すもののほうが恐ろしい。ウランやプルトニウムはアルファ崩壊をする。 7.遺伝子破壊の効果は細胞分裂の時に現れる。よって、細胞分裂が盛んであればあるだけ癌化の危険性が増す。これが、大人よりも子供、子供よりも胎児のほうが放射線の危険が大きい理由。同じ大人でも60歳の方よりも30歳の方のほうが危険性が高く、同じ子供でも10歳よりも1歳のほうが危険。これが一歳未満の乳幼児へミネラルウォーターを飲ませろと言っている理由。 *次のリンクが参考になります。 1.http://iphonia.exblog.jp/ *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<446>>
ヨウ素131とセシウムのそれぞれの毒性についての解説がある。
2.http://www.jaea.go.jp/04/ztokai/katsudo/risk/slides/pdf/1_07.pdf
放射能と放射線の関係について。
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