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炉の水漏れ、可能性高く…核燃料損傷か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110326-OYT1T00121.htm?from=top
東京電力福島第一原子力発電所3号機の作業員被曝(ひばく)事故で、経済産業省原子力安全・保安院や東電は25日、被曝の原因となった水たまりができたのは、原子炉につながる配管などに何らかの損傷が起き、炉内の水が漏れ出た可能性が高いとの見方を示した。核燃料が損傷しているとみられる。1号機でも高い放射性物質濃度の水たまりを確認。今後の復旧作業に大きな影響を与える恐れが出てきた。
3号機タービン建屋地下1階で被曝した3人の足元にあった水たまりには、セシウム137など、核燃料の内部にあるものの、通常の状態では冷却水中に漏れ出すことはない放射性物質が含まれていた。
漏えい経路について、経産省の西山英彦・大臣官房審議官は25日午前の記者会見で、「原子炉と使用済み核燃料一時貯蔵プールのどちらから水が漏れたのかは、よく分からない」としていた。しかし午後になって見解を修正し、「原子炉の水が漏れた可能性が高い」と踏み込んで説明した。
冷却機能を失った3号機では、仮設のポンプを原子炉につないで海水を注入し、冷やしていた。だが、緊急措置だっただけに、無理な接続によってすき間から水が漏れた可能性があるという。
さらに、原子炉格納容器内の蒸気を外部に緊急放出する弁開放が12日以降、計3回行われた。配管や弁に異常な圧力がかかって、蒸気が漏れた恐れもある。
14日には大規模な水素爆発が起きた。原子炉建屋の上部が吹き飛び、機器や配管にも損傷が及んだとも考えられる。
東電の武藤栄副社長も25日午後、「原子炉の温度や圧力が何度も上下しているので、ポンプや弁のすき間から水が漏れている可能性が考えられる」と話し、保安院と同様の見解を示した。
原子炉とタービン建屋を直結する配管は主に、原子炉からタービンへ高温高圧の蒸気を送る系統と、タービンを回転させた後の蒸気を海水で冷やして水に戻し、再び原子炉に送り込む系統で構成されている。
東電は当初、地震直後に原子炉が緊急停止した際に、これらの系統の弁は閉まり、炉内の水が漏れた可能性は考えにくいとしていた。しかしその後、完全に閉まっているかどうか確認できないと説明を翻した。水たまりは、これらの系統のポンプや配管が集中する箇所の真下にできていたことから、東電では、ポンプ付近が漏えい場所とにらんで調査している。
(2011年3月26日03時03分 読売新聞)
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