03. taked4700 2011年3月26日 01:26:01: 9XFNe/BiX575U
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放射性ヨウ素はきちんと測定されていないとする記事です。その部分だけを次に抜き出しておきます。記事全体はその後にコピーしてあります。 >CRIIRADのラボは先日3月17日の警戒の呼びかけを繰り返す。放射性ヨウ素の活量は過小評価されている。なぜなら、その分析は煙霧質しか捕捉せず、ガスは捕捉しないダストフィルターによるものだからである。実際、放射性ヨウ素(ヨウ素131、132、133)は原則としてガスの形状で存在している。リスクレベルをより正確に評価するには、放射性ヨウ素の活量には10を掛けるべきだという可能性はかなりある。 **************** 以下記事全体: http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-2384.html 村野瀬玲奈の秘書課広報室 社員一人のサイバー政治団体(笑)「世界愛人主義同盟」秘書課勤務の村野瀬です。消費税収入は社会保障に使われずに法人税減税に回っただけって知ってました?まるで国民から大企業への利益の直接補てんですね。有権者と政治の距離を縮めるため、国会議員名簿の活用を! フランスの独立系原子力監視機関が報じる2011年3月21日の福島原発の記事 ジャンル : 政治・経済 スレッドテーマ : 環境・資源・エネルギー フランスの独立系原子力情報センター、「CRIIRAD」の2011年3月21日11時(日本時間で同日19時)の発表記事を読んでみましょう。ここに含まれるいくつかの情報、たとえば、「ホウレンソウの汚染が27倍」などの情報は日本の報道にも現れていますが、指摘と解説の仕方に注意して読んでいただきたいと思います。 言えることは、大気中の放射能汚染は継続的に測定しないと意味がないということを繰り返し指摘していることの重さ、そして、日本の政府発表の決まり文句である「ただちに健康に影響を及ぼす放射能ではない」という言葉は見当たらない、ということでしょうか。 以下、急いで訳しただけの手抜きエントリーですが、原子力産業から独立した機関がこういう指摘や報道の仕方をしないと、原子力産業や原子力産業と癒着した政府から出てくる公式発表だけでは被害の現状はわからない、ということは感じていただけるのではないでしょうか。日本でも、原子力資料情報室(CNIC)などがそういう努力をしているとおりです。 ●CRIIRAD (フランスの独立系原子力情報センター「放射能についての研究・広報の独立委員会」) http://www.criirad.org/ CRIIRADからの発表 (リンク、クリックはこちらから---> (トップページから)"Accidents nucléaires au Japon : dossier spécial" ---> "Communiqué du 21/03/2011 à 11h :ALERTE RADIOACTIVE SUR LE JAPON :les vents repoussent les masses d’air contaminé vers les zones habitées") 2011年3月21日 11時 日本の放射能への警告 風が汚染された空気の塊を居住者の多い地域に押しやっている 土曜日以降CRIIRADが示しているように、気候条件は日本の住民にとって好都合とはいえない。福島第一原子力発電所からの放射能漏れは太平洋に向かってではなく、内陸部に向かっている。 ●茨城県での放射線レベルの上昇 福島第一原子力発電所の南約100kmの茨城県では、放射線の単位時間当たりの量がはっきりと増加している。3月17日以来、0.1〜1μSv/h(マイクロシーベルト/時)の値にある。 高萩では、放射線の上昇は3月21日(月)の現地時刻9時ごろに始まった。11時30分と14時の間には、単位時間当たりの量は10倍、すなわち0.37〜3.7μSv/h(マイクロシーベルト/時)になった。 放射能レベルの時間的変遷:添付のpdfファイルを参照のこと。 空気の汚染についてのデータはずっと取られていない。したがって、健康リスクのレベルについては、空気の量的活量の対策が必要であるということを繰り返す以外に正確なことは言えない。もし、日本の当局が必要な設備を持っていないとしたら、国際社会はすぐにそこを改善する必要がある。それはすでになされたはずであろうと思う。これらの情報は復元が不可能であろう。 ●東京の空気の汚染 東京での空気の汚染は、ヨウ素131に関しては、3月20日(日)の0〜8時での1立方メートルの空気あたり0.1Bq(ベクレル)から、3月21日(月)の8〜10時での1立方メートルの空気あたり15.6Bqへと変化している。それ以降は汚染レベルは減少している。14〜16時には1立方メートルの空気あたり8Bqとなっている。しかし、気象学的シミュレーションの結果に照らして、この汚染レベルの低下はそれ以降の時間帯には有意な結果であるとはほとんど思われない。 情報源:東京都工業技術研究所 表(原ファイル参照。転記省略) 凡例(左の列から右の列へ) 東京時間 日付(日-月-年) // 測定開始時刻 // 測定終了時刻 //
1立方メートルの空気あたりBq(ベクレル)量 ヨウ素131 // セシウム137 // パリ時刻(参考) 日付(日-月-年) // 測定開始時刻 // 測定終了時刻. CRIIRADのラボは先日3月17日の警戒の呼びかけを繰り返す。放射性ヨウ素の活量は過小評価されている。なぜなら、その分析は煙霧質しか捕捉せず、ガスは捕捉しないダストフィルターによるものだからである。実際、放射性ヨウ素(ヨウ素131、132、133)は原則としてガスの形状で存在している。リスクレベルをより正確に評価するには、放射性ヨウ素の活量には10を掛けるべきだという可能性はかなりある。 重要な情報:空気は放射性希ガス(クリプトン85、キセノン133、…)も含んでいる。トリチウム、ルテニウムの同位体、テルル、ストロンチウムの活量も測定しなければならない。また、超ウラン元素や、プルトニウム238、239、240、あるいはアメリシウム241のような放射性毒性の非常に強いアルファ線放射体を含んでいるかを確かめる必要もある。すでにもう一週間前にCRIIRADがこの問いを発している! 情報の再確認のために:3月15日(水)の0時から3月16日(水)18時(現地時間)までの期間、つまり42時間の追跡で、活量は次の通りであった。 ヨウ素131:1立方メートルの空気あたり14.9Bq(ベクレル) ヨウ素132:1立方メートルの空気あたり14.5Bq(ベクレル) セシウム134:1立方メートルの空気あたり3.4Bq(ベクレル) セシウム137:1立方メートルの空気あたり3.2Bq(ベクレル) 3月15日の10時から12時までの間は、放射能の量の増加は最大であった。11時のダスト採取で放射能がピークを示した。 ヨウ素131:1立方メートルの空気あたり241Bq(ベクレル) ヨウ素132:1立方メートルの空気あたり281Bq(ベクレル) セシウム134:1立方メートルの空気あたり64Bq(ベクレル) セシウム137:1立方メートルの空気あたり60Bq(ベクレル)(すなわち原発事故の前のレベルの1000万倍) 今のところ、東京の空気での活量はこれらの値よりも低いままである。(幸いなことに、すぐに減少した。)状況が悪化しないように祈らなければならない。住民がさらされたリスクは、被ばく継続時間の間の受けた被ばくの全体(外部被ばく、吸入、経口摂取)を累計して評価しなければならないことを改めて指摘したい。 ●状況はリアルタイムで追跡しなければならない 状況は時刻ごとに追跡しなければならない。住民の被ばくレベルは以下の要因によって変わる。 1/ 検査されておらず、10日前から発表されていない、放出された放射性物質の強度!に左右される。 2/ 汚染された空気塊の通過によって汚染された地域を決めることになる風向と風力。住民の被ばくは放射能の広がりによって放出された放射能の量(マイクロシーベルト/時で測定される)と、そこに存在し、つまり住民によって吸入される放射性物質の性質と活量(1立方メートルの空気あたりのBq(ベクレル)値で測定される放射性核種それぞれの活量)とに左右される。 3/ 地上への堆積を強める降雨と降雪に左右される。地上への堆積は、外部被ばくを増加させる。放射性粒子と、溶解し地面に蓄積したガスから放射された放射能の高まりと、さらに特に、食物連鎖の汚染の増加(下記のリスク食品ではすでにかなり値が高い)がそれである。 ●食品の汚染 福島第一原子力発電所が大気中に放射性物質を放出してすでに一週間以上がたっている。食品の分析からは、ホウレンソウと牛乳の中の極端に高い放射能レベルが示されている(公式発表)。 放射能基準をかなり超えており、汚染された食物は市場から必ず回収する必要がある。われわれに入ってきた情報によれば、日本の当局によって回収措置が確かにとられている。汚染地域の住民には、リスク食品(特に、葉の広い野菜、牛乳、フレッシュチーズ)を摂取しないように強く勧告することが重要である。(たとえば子どもにとっての牛乳のように)もしこれらの食品のいくつかが必要不可欠ならば、汚染されていない食品を供給する組織的手段をとらなければならない。(地域ごとに当該食品を除去することがたぶん適切であろうと思われる。) ホウレンソウを測定したところ、サンプル採取地域(茨城県北部)が福島原子力発電所の南80〜120kmのところに位置しているためになおさら憂慮すべき結果を示している。日曜日の朝にCRIIRADが発表した情報は、ヨウ素131が15000ベクレル/kgに達した汚染レベルを示していた。つまり、2000ベクレル/kgという汚染限界値の7倍以上である。 2011年3月18日に茨城県日立市で採取されたサンプルでは、ヨウ素131の活量は54100ベクレル/kgであった。つまり、日本での現行の限界値の27倍高い汚染レベルである。 これらのホウレンソウで測定された活量は、放射性物質の限界量の経口摂取が1年あたり1ミリシーベルトという最大許容摂取量の限界(住民にとっての限界量)を超える状態に至るほどの高い値を示している。 下の表で、われわれはヨウ素131の活量(単位:ベクレル)を、国際基準で認められている効果ある摂取量係数にもとづいて計算した。その活量は、もし経口摂取されたなら、1年あたり1ミリシーベルトという最大許容摂取量の限界に等しい量を生体に入れることになるものである。 特に解剖学的な特性からいって、子どもにとってはこの値は大人よりも低い。なぜなら、同じ活量を経口摂取しても、子どもにとってはもっと大きな摂取量ということになるからである。その摂取量は生体に入る体積あたりエネルギーに対応しており、子どもの器官は大人よりも小さいからである。低年齢の一人の子どもが5000ベクレルの放射性ヨウ素を経口摂取すると、1ミリシーベルトの量を摂取したことになる。それに対して、大人にとっては、そこまでに達するのに必要な量は8倍の45500ベクレルとなる。 表(原ファイル参照。転記省略) 凡例(左の列から右の列へ) 年齢層 (1歳未満、1〜2歳、2〜7歳、7〜12歳、12〜17歳、17歳以上)// 量係数(単位:シーベルト/ベクレル) // 1ミリシーベルトで経口摂取されるヨウ素131の活量 // 1ミリシーベストに達するために、54100ベクレル/kgの放射能を含むホウレンソウの量 もし茨城地区の家族が54100ベクレル/kgのホウレンソウを食べた場合、吸入や他の食物の経口摂取や汚染された地面からの放射線被ばくの蓄積を計算に入れなくても、年少児は103グラムを経口摂取するだけ、5歳児は185グラムを経口摂取するだけ、成人は840グラムを摂取するだけで、数日の何度かの食事だけで年間許容量に達してしまう。 (翻訳転載ここまで) 過去の関連記事。 ■原子力事故についての徹底的な情報公開を政府と東京電力に求めないと今後の事故でも同じ真実隠しの繰り返しになるでしょう。 http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-337.html 2007年7月24日
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