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炉心破損に懸念の声=問題続出「もぐらたたき」−地震から2週間・識者ら
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011032501179
激しい揺れと大津波が原発を襲って2週間。東京電力福島第1原発では、高レベルの放射線の中、多くの作業員が必死の作業を続けているが、安定した状態へのめどは付かない。現状と今後の見通しを識者に聞いた。
「1〜3号機はどれも厳しい。チェルノブイリにはなり得ないが、安心できない」というのは丹沢富雄東京都市大特任教授(原子炉物理)。特に、1〜3号機の核燃料棒の破損に懸念を示した。
1号機で原子炉圧力容器の表面温度が一時400度に達した事象を挙げ、燃料棒の一部が割れ落ちた可能性も指摘。「形状は保たれていると信じていたが、部分損壊しているようだ」と述べた。また、3号機で放射性物質のセリウム144が検出されたことにも触れ、「ヨウ素やセシウムと違い、本来燃料棒の内部にあるもの。これが出たということは、燃料棒が割れたのかもしれない」と話した。
北海道大大学院の奈良林直教授(原子炉工学)も「もぐらたたきのように問題が出てくる。予断は許さない」。1号機の状況を懸念していたといい、「塩の結晶化で注入口が詰まった部分も多いと想像していたので、真水に切り替わって良かった」と言う。周辺の放射線レベルの急上昇から2号機の格納容器破損も懸念。作業環境の悪化に「技術者は限られ、作業時間も相当限られている。運用の改善が今後の課題になるのでは」と話した。
東工大原子炉工学研究所の沢田哲生助教は「炉心はどれがましというのはない。同じ問題を抱えている」と指摘。「全体として前に進んでいるのは間違いないが、汚染や人の疲れなどの障害もある。最後まで手探りの対応が続き、油断はできない」と語った。(2011/03/25-22:55)
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