http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/742.html
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http://www.labornetjp.org/news/2011/0323hokoku から転載。
「この悲惨な事態を一刻も早く多くの人に知らせる必要がある!」 デイズジャパン・緊急現地報告
3月23日、東京・早稲田奉仕園スコットホールで「緊急報告会/広瀬隆・広河隆一『福島原発で何が起こっているか?』」が開催された(主催・デイズジャパン)。この集会の参加予約は告知したその日で一杯となり、当日も200席の会場は満杯であった。
広河隆一さん(ジャーナリスト)は、他のジャーナリストとともに地震のあった次の日に被災地に入り、取材を開始した。広河さんは福島原発に近づくにつれ、持参した放射能計測器の針が大きく振り切れ、「チェルノブイリでは、このようなことはなかった」と語った。
広瀬隆さん(作家)は、これまで一貫して地震・津波と原発の危険性を訴えてきた。これまで予想してきたことが不幸にも的中したと語った。そして、政府・東京電力・マスコミが一体となった無責任な「安全」宣伝の危険性を強調した。以下、広瀬さんの講演の抜粋である。
「地震のマグニチュードが、被害が大きく報道される中で8から9に引き上げられた。ここでは、それぞれ違うスケールが用いられた。これは地震の大きさを強調し、東電への補償を考えた措置だ。」
「福島原発は、5mの津波しか想定していなかった。東電の社長の『想定外』という発言は、とんでもない責任逃れだ」
「原発が緊急停止し、津波の結果電力供給ができなくなった段階で、炉内の圧力が上がり始めた。この段階で炉内の圧力を下げるために大気中に放射性物質の放出が始まった。放射性物質の放出は、事故の直後から始まっていたのである。」
「政府は、妊婦・幼児の避難の必要性をもっと言わなければいけない。しかし強調されているのは『直ちに人体に影響が出るものではない』である。直ちにとは、いったいいつまでのことか?」
「原発事故のおかげで、津波・震災被害の復興が大幅に遅れている。東電の責任だ。しかし、政府は東電への補償のために国税を使おうしている。とんでもないことだ。東電はつぶれるべきである」
最後に広河さんは、マスコミの「安全」宣伝の無責任性について、こう語った。
「NHKを始め大手マスコミは、福島原発に取材のための自社の職員を近づけない措置をとっている。どこが『安全』なのか?」
今、私たちに求められていることは、政府・東電・マスコミに「真実」を語らせること、そのための行動である。(湯本雅典)
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