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福島第1原発3号機の水、原子炉から出てきた可能性=東電副社長
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-20264520110325
2011年 03月 25日 20:03 JST
[東京 25日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の武藤栄副社長は25日、福島第一原子力発電所3号機のタービン建屋地下1階の水たまりについて「原子炉から出てきた可能性は考えられる」と述べた。また、排水の手立てを検討しているが、これが全体の作業を遅らせる要因になることを認めた。現段階で、排水をいつ実施できるかめどは立っていないという。
武藤副社長は、3号機地下1階の水たまりの放射性物質の濃度が通常の炉心の水の1万倍になったことについて「何らかの形で燃料(棒)の放射能が出てきた可能性がある」と指摘。その上で、建屋内にある燃料棒を浸した水は原子炉とプールのいずれかが考えられるが「プールには十分な水がある。一方で、原子炉は一部で水位が下がっている」と述べ、原子炉内の水が漏れだしている可能性を指摘した。
作業員3人の被ばくを受けて、原子力安全・保安院は25日、東電に対し口頭で指導を行った。武藤副社長は「現場の放射線管理に反省すべき点があった」とした。東電によると、1号機・2号機の地下でも水たまりが確認されているため、地下と1階での電源ケーブルの引きこみ作業を中断。被ばくした3人は25日午後に千葉市の放射線医学総合研究所に移動した。
一方で、1・2・3号機の原子炉内と燃料プールを冷却するための注水作業について、これまで使っていた海水を淡水に切り替える作業を進めていることを明らかにした。海水を消防ポンプで注水していた系統に加え、近くのダムの水をタンクに引き込むことで淡水も使えるようにする。武藤副社長によると、1号機の作業は同日午後に完了し、2号機・3号機についても明日までに完了させる予定。東電によると、海水では金属部品に腐食が生じるため、これ以上の事態悪化を防ぐためには淡水を利用した方が好ましいという。ただ、今後も、淡水の系統に問題が生じた場合に利用できるように海水の系統も残しておく。
(ロイターニュース 村井 令二)
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