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毎日新聞 3月25日(金)11時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110325-00000087-mailo-l22
中部電力の水野明久社長は24日、川勝平太知事に会い、定期点検中の浜岡原発3号機(御前崎市)の運転を4月上旬をめどに再開させる考えを示した。川勝知事は「電力不足で経済活動が停滞している。安全をチェックし結果を公表してもられえば、判断を尊重したい」と応じ、中電の意向を受け入れた。しかし牧之原市の西原茂樹市長は再開を見送るよう求めており、地元との調整に時間がかかる可能性がある。
浜岡原発3号機は昨年11月から定期検査のため停止中。中電は当初から今年3〜4月に運転を再開する方針だった。
東日本大震災の津波で福島第1原発の電源が海水をかぶり、冷却システムが故障したことを踏まえ、水野社長は川勝知事に対応策を説明。浜岡原発3号機の運転再開に先立ち、外部電源の接続訓練を24日から1週間行う計画だと説明した。
川勝知事はこれを受け「福島第1原発での事故を検証し訓練することは大変重要だ」と応じ、「どういう内容を訓練で確認できたか地元に説明してほしい」と要望した。
これを受け西原・牧之原市長は文書で談話を出し、浜岡原発3号機の運転再開について「福島第1原発が被災中で検証も済んでおらず、見送るべきだ」と反対した。
石原茂雄・御前崎市長は「訓練を現地で見て確認し詳しい説明を聞いてから、しかるべき判断をしたい」とコメントした。
【舟津進、山田毅】
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