http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/689.html
Tweet |
作業員2人、靴に水入ったまま作業 被曝によるやけどか
http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY201103240374.html
2011年3月24日20時2分 :朝日新聞
東京電力福島第一原子力発電所で24日、事故の復旧作業に当たっていた作業員2人が放射線に被曝(ひばく)し、病院に運ばれた。東京電力は、2人は被曝によるやけどの可能性も否定できないとしている。東日本大震災に伴う今回の事故で、被曝量100ミリシーベルトを超えた作業員は、累計17人になった。
福島県立医大病院に搬送された作業員2人は午前10時ごろから、3号機のタービン建屋の地下1階で電機設備の復旧作業をしていた。くるぶしぐらいまでの高さの作業靴を履いていたが、放水などのために床には高さ30センチほど水がたまっており、くつの中に水が入ってきたが、そのまま午後まで作業を続けた。
2人の全身の被曝量は170〜180ミリシーベルト程度とされる。吐き気など急性の被曝症状として典型的な症状がないため、全身にそれほど大量の放射線を浴びていない可能性がある。しかし、足には水ぶくれなどやけどの症状があり、東電の武藤栄副社長は被曝症状の一種「β(ベータ)線熱傷」の可能性も否定できないとしている。水に漬かった部分に局所的にある程度の量の放射線を浴びた可能性があるとみられる。
島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は「一般的にはβ線熱傷は表皮よりも深い部分まで傷つく熱傷」と話しており、熱傷のある面積が広い場合には、皮膚移植などの治療も必要になる可能性もある、と指摘する。
一方、放射線医学総合研究所緊急被ばく医療ネットワーク会議の前川和彦委員長は「本当に被曝が原因の熱傷なら、水疱(すいほう)などの症状が出るまでに1〜2日かかるはずで、単なるやけどの可能性がある」と指摘する。
東電は24日の会見で、この2人以外に、15人の作業員の被曝量が、100ミリシーベルトを超えたことを明らかにした。国の基準では作業員の上限被曝量は250ミリシーベルト。
◇
第一原発 作業員の安全が課題 :NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110324/t10014885341000.html
深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所では、23日、一時中断した外部電源の復旧作業が再開し、3号機に続いて1号機でも中央制御室の照明が点灯し、作業環境が改善に向かっています。一方、3号機で作業をしていた3人が被ばくし、このうち2人が放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあることが分かり、高い放射線量の下で、作業員の安全を確保しながらどう事態の収拾に当たるか、課題になってきています。
外部電源の復旧作業が続く福島第一原発では、23日夕方、3号機の原子炉建屋から黒い煙が上がったため、作業員を退避させ、すべての作業を中断させました。作業は、煙が収まったことが確認された24日午前8時前から再開され、このうち1号機では、午前11時半に外部の電源によって中央制御室の照明が点灯しました。中央制御室に照明が点灯したのは、22日の3号機に続いて2番目で、作業環境が改善に向かっているということです。一方、3号機では外部電源を使って、原子炉に真水を送り込むポンプの試運転に向けた作業が続けられました。しかし、水をためているタンクの水位が分からないため、今もポンプを動かすことができていません。こうしたなかで、同じ3号機のタービンが入った建屋の中で作業をしていた東京電力の協力会社の3人が173ミリシーベルトから180ミリシーベルトの被ばくをしたということです。このうち2人はくるぶしぐらいまでの靴を履いて深さ30センチの水につかって作業をしていたということで、作業が終わったあと、体に付着した放射性物質の汚染状況を調べたところ、両足の皮膚に「ベータ線」と呼ばれる放射線が高い値で検出されたということです。東京電力では、放射線で皮膚が損傷する「ベータ線熱傷」の疑いがあるとみており、原子力安全・保安院によりますと、2人は、福島市内の病院で手当てを受けたあと、千葉市にある専門の医療機関「放射線医学総合研究所」に移される予定だということです。作業員の被ばくを受けて、3号機の1階と地下1階での作業を中断しています。24日は、ほかの2号機と4号機でも原子炉に水を送り込むポンプの点検作業を進めましたが、このうちの2号機は現場の放射線量が高く、作業が難航しているということです。経済産業省の原子力安全・保安院の西山英彦審議官は午後3時すぎの記者会見で「放射線量が高いところが散見され、作業は放射線との戦いになっている。緊急の作業でもあり、作業員の安全を確保しながらやっていくしかない」と話し、高い放射線量の下で、作業員の安全を確保しながらどう事態の収拾に当たるか、課題になってきています。一方、23日、ポンプにトラブルが発生して原子炉の冷却機能が再び失われている5号機では、炉内の温度が午前11時の時点で86.8度と徐々に上がっていましたが、東京電力によりますと、午後4時すぎに別のポンプを動かして冷却を始めたということです。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素7掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。