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(回答先: 妊娠されている方、子どもを持つご家族の方へ 日本医学放射線学会-c 投稿者 虹の仙人 日時 2011 年 3 月 24 日 16:38:21)
タイトル通りだが、現状で行くと、ベストシナリオでも、かなりの期間、水道水汚染は続きそう。以下その根拠。
1.放射能汚染の実態が、かなり隠されている。炉心への海水注入ということの実態が明らかにされていない。圧力容器の中の燃料棒のあるとこへ直接海水を入れているのではなくて、その外側の格納容器へ海水を入れていると言う話もある。また、どちらにしても、海水を注入したのだから、その海水が出てこなければいけないが、どうやって出てきているのか全く情報開示がない。つまり、そのまま原子炉の中で蒸発しているのか、高温になって何処かへ排出(現実には海しかない)されているのか、まったくわかっていない。
2.このことは、多分、次の可能性を示す。圧力容器内の燃料棒は既に完全に空焚き状態になり、圧力容器内でメルトダウンし、圧力容器の底でたまっていると言う状態であることだ。海水を圧力容器中に注入しているのなら、ウランやプルトニウムが溶けて出てきていないといけない。海での検査でヨウ素とセシウムしか検出されていないのなら、圧力容器内へ海水を注入していない可能性が強く、圧力容器内は既に10日以上も空焚き状態だ。
3.だから、圧力容器自体が既に損傷している可能性があり、まだ大きな損傷がなくても、今後、地震で受けたゆがみなどに外側についた海水の塩分などが入り込み、高温もあって、腐食が進む。多分、数か月中には圧力容器に穴が開くはずだ。1号炉では地震直後に白煙が見られたと言う。この時点で、1号炉の圧力容器の配管の一部が壊れた可能性が高く、その時以来、ある程度の量の放射性物質は漏れっぱなしであるはずだ。
4.圧力容器の底に溶けてたまった核燃料は臨界こそ起こさないが、連続核分裂はある程度の規模で進むから、熱はどんどんこもる。いまは、圧力容器の外側を冷やしているわけで、一定量以上の核燃料が溶けて底に溜まれば、連続核分裂がかなりな規模で起こり、小さな爆発を起こす可能性もある。もっとも、制御棒には中性子を吸収するホウ素が塗布されていて、制御棒も溶けて一緒に底に溜まるから、中性子吸収効果をこれらが持つかもしれない。ここら辺は、多分、誰もシュミレーションをしていないはずだ。今回のような過酷事故は起こらないと仮定しているので、ここまでの過酷事故を想定してのシュミレーション自体がやられていないはずだ。ともかく、熱がこもるのを防ぐために、どんどん水を注入するしかない。海水から普通の水に切り替わってもこの状態は続き、通常の冷却機構、つまり、原子炉を冷やす水を隔離状態で循環し、それを冷却装置に通して、海水で冷やすという機構への復帰ができない。それをやると、その間に熱がこもってしまい、圧力容器が爆発、または、融解する可能性があるからだ。
5.4でのべたことは非常に短くても数か月は続く。普通なら多分5年以上続くはずだ。溶けた核燃料を取り除くことは相当に冷えないとできないからだ。
6.よって、1号炉の圧力容器の配管、及び全ての炉(6機)の圧力容器の小さな破損から外側を巡る海水へ排出されるヨウ素などの放射性物質が環境中へ漏れ出すことが少なくとも数か月は絶対に続く。普通に考えれば、数年は続くだろう。
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