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原発事故でヨウ素剤 すべて防ぐ“万能薬”でなく安易な服用で副作用も
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110324/dms1103241120002-n1.htm
2011.03.24 夕刊フジ
福島第1原発の事故で放出された放射性物質が各地で観測される中、被ばく対策に有用な「安定ヨウ素剤」が注目されている。増幅する不安を映すように、インターネットの通販サイトには「問い合わせが殺到し、在庫は全く無い状態」とのお断りも見られる。
だが、ヨウ素剤は本来、甲状腺腫などの治療に使われる処方薬。使い方を誤ればアレルギーなどの副作用を招く恐れがある。防げるのは放射性ヨウ素による甲状腺被ばくだけで、放射線の害をすべて防げる“万能薬”でもない。安易な服用を避け、専門家の指示に従うことが大切だ。
原子力事故で放出される放射性ヨウ素は、呼吸などで体内に取り込まれると10〜30%が甲状腺に集まって蓄積し、内部被ばくによる甲状腺がん発症の危険を高める。しかし、非放射性のヨウ素剤を予防的に服用しておくと、甲状腺の組織と結び付いて、後から体内に入ってきた放射性ヨウ素が甲状腺に取り付くのをブロックしてくれる。
安定ヨウ素剤「ヨウ化カリウム丸」を製造販売する日医工(富山市)によると、効果は放射性ヨウ素の取り込み前24時間以内の服用が最も高いが、取り込み直後でも一定の効果が期待できる。だが、24時間経過以降は放射性ヨウ素が先に甲状腺に蓄積しているため、ほとんど効果が無い。
服用しても避難は不可欠。「適切なタイミングで1回飲めば、1日効果が続く。その間に素早く避難することが大切」(同社)という。
服用対象は40歳未満。40歳以上は被ばくしても甲状腺がん発症率が増えないため対象外だ。ヨウ素過敏症の人や、エックス線検査時にヨウ素を含む造影剤でアレルギーを起こしたことがある人も服用を避ける。
一方、新生児や乳幼児は大人より放射線の影響を受けやすく、特に服用が重要とされる。また、妊婦の服用は胎児の被ばくを防ぐ効果がある。ただし新生児や、服用した妊婦から生まれた子どもは甲状腺機能低下症を発症することがあり、投与後の検査が必要という。
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