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3号機中央制御室に通電、炉心に真水注水へ
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110323-OYT1T00471.htm?from=top
東日本巨大地震で被災した東京電力福島第一原子力発電所では23日、前日夜に外部電源が中央制御室まで通じた3号機と、隣接の4号機で、原子炉や使用済み核燃料一時貯蔵プールに真水を送り込む補給水系ポンプを稼働する作業が進められている。
1号機でも中央制御室の計測器の一部に電気が届いたが、原子炉内の温度が設計温度より約100度高くなっていることが判明したため、原子炉への海水の注入量を増やした。
3号機では、外部電源を使って原子炉や貯蔵プールの冷却水を補う補給水系の復旧を目指しており、24日をめどに、現在の仮設ポンプを使った原子炉への海水注入を、補給水系で今後の管理が容易な真水の注入に切り替える予定。また、原子炉とは別に、貯蔵プールに仮設ポンプを使って海水を送り込む装置を動かすことを検討している。
4号機でも、外部電源を使って補給水系の復旧を目指すとともに、仮設ポンプで貯蔵プールに注水ができないか検討している。
中央制御室は、核テロを防ぐため、詳細な位置は明らかにされていないが、3、4号機のタービン建屋に挟まれるように立つ中央制御棟の2階にある。通常、1チーム11人の作業員が2交代制で監視している。高い放射線を防ぐため、壁などに鉛板を設置して、ここを拠点に、制御系を動かす地下のバッテリー充電器室の修理や機器の交換、タービン建屋の西側に隣接する原子炉建屋のポンプ類、電気系統などの点検を急ぐ。
一方、1、3、4号機では22日夜から23日未明に、原子炉などの様々なデータを取得する計器用の電源への通電に成功したという。
1号機では、原子炉内の温度が上昇していることがわかり、仮設ポンプの海水注入を2系統による毎時18トンに増やした。
1号機の原子炉内の温度は、午前6時には設計上の温度(302度)を大幅に上回る400度以上となったが、注水を始めてから少しずつ温度が下がり、午前10時には390度となった。燃料棒が水面から露出したままで高温になったとみられる。
2号機は、津波による被害が大きく、電源回復作業が難航している。
また、22日深夜から23日未明の共用プールでの仮設電源盤設置作業中に作業員2人が軽症を負った。
(2011年3月23日13時51分 読売新聞)
通電し、照明がついた福島第一原発3号機中央制御室=東京電力提供
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110323-OYT9I00552.htm
福島第一原発3、4号機の平面図
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110323-OYT9I00556.htm
3、4号機の平面図の冷却システム
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20110323-OYT9I00554.htm
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