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スポーツ報知 3月23日(水)8時1分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110323-00000002-sph-soci
放射性物質による汚染は、大気、農作物などを育てる大地、さらに海にまで広がってしまった。東電は、事故を受け、原発の排水口の南約100メートルで採取した海水を検査。その結果、法令が定める濃度限度を上回る放射性物質が検出された。
濃度限度は、仮に毎日、海水を飲んだ場合、1年間で被ばく線量限度の1ミリシーベルトに達する値。東電は21日に、0・5リットルの海水を採取し、含まれる放射性物質の量を分析した。結果は、限度の126・7倍のヨウ素131、24・8倍のセシウム134、16・5倍のセシウム137を検出。微量のコバルト58も検出された。
同じ排水口付近で、22日朝に採取した海水からは、限度の29・8倍に当たるヨウ素131を検出。前日の126・7倍よりは低下している。半減期が比較的短いほかの物質は、22日の検査では、急減している。
東電は福島県と経済産業省原子力安全・保安院に21日に連絡。同じ排水口付近や、南北約10数キロの4か所で海水の調査にも着手した。その結果、ヨウ素131について、南8キロで限度の80・3倍、南16キロでは16・4倍が検出された。原発から遠ざかるほど数値は低いが、海水汚染の広がりが確認された。
空気中やがれきの放射性物質が雨で洗い流されて海に流れ込んだ可能性や、放水によって地下にしみ込み、海に流出した可能性がある。海から、これほど高濃度の放射性物質が検出された例はなく、東電は原発事故によるものとみている。環境や海産物への影響については「まだ評価も推定もできない」としている。
福島県によると、原発を起点に南北3・5キロ、沖合1・5キロの海域は、原発建設時に漁業権が放棄されている。付近の漁業も津波の被害を受け、出漁できず、海上保安庁が半径30キロ内への立ち入りを規制していることから、漁はなかったという。このため、海域の魚介類が市場に流通した可能性はないと県はみている。
海水について、保安院は「ただちに健康に影響を与えるものではない」とした。また、枝野官房長官は、モニタリングを強化するよう関係機関に指示したことを明らかにした。
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