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福島の野菜から新たに放射性物質 11品目で基準大幅超過
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032301000065.html
厚生労働省は23日、福島県産のコマツナ(小松菜)、キャベツ、ブロッコリーなど野菜11品目から、食品衛生法で定められた暫定基準値を大幅に超える放射性物質を新たに検出した、と発表した。
同省は、同県産のホウレンソウ、コマツナ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどは当分食べないよう呼び掛けた。
JA全農を通じて流通する福島県の露地野菜は、21日以降は出荷されていないという。
厚労省は、放射性物質の量が最も多く検出された野菜を約10日間、1日100グラムずつ食べ続けた場合に浴びる放射線量は、1年間で人が自然に浴びる線量の約半分に相当するとしている。「このまま食べ続けると、一般人が被ばくしても問題ないとされる線量を上回る可能性がある」と指摘した。
同省によると、福島県本宮市で21日に採取された葉物野菜のクキタチナから、基準値(1キロ当たり500ベクレル)の164倍に当たる8万2000ベクレルの放射性セシウムが検出された。基準値(同2000ベクレル)の7倍以上の1万5000ベクレルの放射性ヨウ素も検出した。このほかの品目についても、一部で基準値を大幅に超えるセシウムを検出した。
原子力災害特別措置法に基づき、既に出荷停止になったホウレンソウについても、田村市、泉崎村、小野町、塙町、平田町、矢吹町、中島村の産品から放射性物質が検出された。
同省は原子力安全委員会で専門家の助言を得た上で、11品目の摂取を控えるよう呼び掛けることにした。
厚労省は、茨城県でも、水戸市と河内町で19日から21日にかけて採取した原乳、鉾田市と行方市で採取したパセリから、基準値を超える放射性物質が検出されたとしている。
政府は21日、原子力災害特別措置法に基づき、福島県にホウレンソウ、葉物野菜のカキナ、原乳の出荷停止を指示した。
2011/03/23 05:58 【共同通信】
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