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政府も東電も学者も「内部被ばく」に触れない謎(つぶやきいわじろう)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/558.html
投稿者 gataro 日時 2011 年 3 月 22 日 13:04:03: KbIx4LOvH6Ccw
 

(回答先: [CML 008437] 内部被曝と甲状腺がん<枝野の「CTスキャン1回程度なので安心」は×(バツ)> 投稿者 gataro 日時 2011 年 3 月 22 日 13:00:31)

http://blog.iwajilow.com/?eid=1070909

政府も東電も学者も「内部被ばく」に触れない謎
2011.03.22 Tuesday


「直ちに健康に影響を与える値ではない」…何度も聞いた言葉です。
さらに最近では
「1年間食べ続けたとしてもCTの半分程度の被曝です」とも言いはじめています。

CTの半分程度の被曝が果たして安全なのでしょうか?

1回のCTで受ける放射線は10ミリシーベルト〜20ミリシーベルトで
一般公衆の限度放射線量の1ミリシーベルトをはるかに上回っています。
どうして安全基準を上回っているのに安全だというのでしょう。
しかもこの規制値、ICRP(国際放射線防護委員会)が1956年に
年間5ミリシーベルトとしたものを1985年以降ICRPが自ら1ミリシーベルトに下げたものです。
なぜ、下げたのか?
放射線の影響が明らかになるにつれ下げざるを得なかったのではないでしょうか?
それを規制値を上回っても安全という。
僕は不思議でなりません。

枝野氏はバカなのでしょうか?それともバカのふりをしているのでしょうか?
僕は秩序を守るためにバカのふりをしているのだと思います。
冤罪を知りながら有罪判決を下す裁判官と同じです。
この国は秩序や権威を守るために、みんなバカになります。

そしてもう一つ、政府や識者や東電が全く触れない内部被ばく。
皆さん、内部被ばくについて知らないのでしょうか?
いえ、知っています。
それを窺い知るヒントは枝野氏の使う「直ちに」という言葉です。
内部被ばくは「直ちに」影響は出ないのです。
この言葉を使うことで絶妙な責任逃れをしているのだと思われます。

内部被ばくは放射線物質を体の中に取り込んだ時に起きるものです。
呼吸からあるいは食物から体内に取り込まれます。

名城大学の槌田敦先生は
「政府も東電も内部被曝と外部被曝の区別をしていない。
体の中にどれだけ入って、抜けなかったかと言わないといけない」
と言います。

例えばこう言うことだそうです
「消防隊員が仮に25ミリシーベルト/Hのところで作業したとしましょう。
外部被曝は25ミリシーベルト/hです。
それは現場を離れれば被曝は終わります。

しかし、そこで体の中に放射性物質を取り込むと
それはかなり長い時間(セシウムなら30年)、
放射能を出し続け被曝することになります。

なぜ、放射能から逃げるのか?
放射能を体内に取り込まないために逃げるんです」

原発安全派の学者が無責任に
レントゲンの被曝量と同じだとか、アメリカまで飛行機に乗るのと同じだから安心
などといいますが(僕はその量も決して安心だとは思っていません)、
それは内部被曝がありません。

では内部被曝を避けるためにはどうするか?
槌田先生はこう言います。

「放射能は気体ではなく粒子なので
花粉症対策と同じようなことが有効。
マスクをする。セシウムは水に吸着するので
濡れたタオルを口にあてる。外から帰ってきたら
シャワーなどで洗い流す。
放射性物質は体内に取り込まないようにすることが大切」

安全基準があるのにどうして基準を上回っても
安全と言い続けるのか?

その疑問に合理的に答えてほしいと切に願います。


 

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コメント
 
01. 2011年3月22日 13:26:37: Hvj9gLP1OM
仰る通りです。

TVの御用学者は恥を知れ。


02. 2011年3月22日 14:01:55: Opev5wMx0g
一般成人は勿論、幼児胎児には過酷な被爆を強制することによって、この後、統計的に発生する、被害者は無視することに決めているのだろう。その結果を歓迎するのだろう。この国は奇妙な国だ。3度目の被爆をみすみす受け入れるのか。

03. 2011年3月22日 14:32:34: wHCUc9sH6g
私たちが住んでいる室内は、普段から怪獣ラドンが沢山とんでいます。私たちは怪獣ラドンを吸い込んで毎日毎日ラドンから攻撃されて被曝しています。

室内のラドン濃度による被曝と3月15日東京と埼玉での観測値との比較
 核種が違うであろうから一概にいえないが、以下のURLより室内でのラドンによる被曝は年間1mSvである。しかし、コンクリートの建物に閉じこもる北欧やハンガリーの値は高くなっており、ハンガリーでは7.3mSv/y,スウェーデンでは3.7mSv/yである。時間当たるにするとハンガリーは0.8マイクロシーベルト/h、スウェーデンは0.4マイクロシーベルト/hである。住宅の計画換気はこの値を減らすために行われだしたのであるが、こういった国があるのも事実である。
 以下の記事では、東京0.8マイクロシーベルト/h、埼玉1.2マイクロシーベルト/hなので、この値ではこういった国の室内の被曝レベルである。しかも、1時的なものなので問題にならないと思われる。しかし、測定値は後で発表されるので、現時点では花粉症並の対策は必要であろう。


室内のラドン濃度
http://rcwww.kek.jp/kurasi/page-45.pdf
ラドンは地殻中に存在するラジウム-226の娘核種です。気体なので常に 大地から大気中に放出されており、その放射能濃度は屋外空気中で1立方メ ートル中に約5ベクレル程度です。
最近、住居内のラドン濃度の増加が注目されています。昔の日本家屋は 木造ですきま風が多かったので室内のラドン濃度はそれほど高くなかった と考えられますが、現在では鉄筋コンクリートの建物が増え、アルミサッ シが普及したおかげで室内は密封状態になりやすくなっています。わが国 でもコンクリートなどの建築材から放出され室内によどむラドンの濃度は 通常屋外の2~3倍程度高くなっています。
ラドンやその娘核種による体内被ばくは、世界の平均でも自然放射線に よる被ばく線量の約半分をしめると推定されており、スウェーデンのよう に特に室内ラドン濃度の高い国では放射線防護の対象として環境問題の重 要課題の一つとなっています。
ラドンとその娘核種は体内被ばく の原因となる


04. 2011年3月22日 14:56:53: wHCUc9sH6g
放射性降下物による人体の被曝量
 チェルノブイリ事故直後、放射性ヨウ素が最高値を示した。しかし、その半減期は8日であり2ヶ月後にはほとんど消えた。つまり、放射性ヨウ素は原発問題が解決して2か月経てば新たなでは問題なくなる。今起こっている汚染のほとんどは放射性ヨウ素による。
 その後の主役は放射性セシウムである。シミュレーションでは、セシウム4000ベクレル/m2 汚染された土地(ハンガリーを想定した)では、直後の体内の値は500ベクレルであり、300日後にピークである1000ベクレルになりその後徐々に減っていく。
 普通の生活では人の体内には常に3000ベクレルのカリウムが自然に存在している。肥料の成分は窒素、リン、カリであるが、カリとはカリウムであり、当然放射性カリウムも含まれる。普段の食物からも放射性物質を毎日取り込んでいる。その値がカリウムだけで3000から4000ベクレルである。
その他,放射性炭素14Cでも約2500Bqの放射能が存在しますので,人体は他の放射性物質も含めると約6000-7000Bqの放射能から内部被曝しているのだそうです。


カリウム40による内部被曝:放射能編
http://ngc1952.net/archives/631


05. 2011年3月22日 15:52:45: p75dV2wG02
>以下の記事では、東京0.8マイクロシーベルト/h、埼玉1.2マイクロシーベルト/hなので、この値ではこういった国の室内の被曝レベルである。しかも、1時的なものなので問題にならないと思われる。

ラドンの半減期は数日ですよね?
それでは、ほとんど内部被曝はなく、被曝したらそれっきりの放射線のみに近い。
半減期30年のセシウムとは比較対照にならないでしょう。


06. 2011年3月22日 16:54:18: wHCUc9sH6g
ラドンは毎日取り込まれて、肺を被曝しています。普段からあるわけですから常に新手がやってきます。セシウムも吸い込んだ場合は肺を被曝します。中に入ってしまったり、食べてしまった場合でも、放射性カリウムや放射性炭素の被曝量に埋もれてしまうくらいの量であれば問題ないと考えられます。放射性炭素は考古学の年代測定にも使われますし、カリウムの半減期はもっと長いです。ただ、セシウムは土壌を汚染しますから、セシウムが高濃度の地域はその対策を考える必要があるでしょう。

07. 2011年3月22日 17:09:43: 7CS5NxoiOE
井口和基さんを始め、素晴らしい情報や方式をブログで書いている方が多く、私も
その都度驚き感心していました。今回の大惨事で、テレビに出てくるインチキ学者では無い多くの信頼し得る科学者や物理学者、原子に詳しい方々がネット上で真実を教えてくれていますが、しかし、それだけでいいのでしょうか。
こういうふうにやればいい、とだけでは何もならないと思うのです。何の知識も無い我々一般人にはどうしようもないのです。正しい知識ある方々が結集し、力を併せて政府や東電に進言するなりの事をしない限り、どんな事を言おうが机上の空論、遠くから安全論を唱えているだけの学者にしか思えなくなってきました。どうか、もう一歩進んで行動を起こして欲しいです。勉学を学んだ日本にどうか恩返しをして欲しいと切に思います。

08. 2011年3月23日 00:01:29: 4ljUIMFRRA
内部被曝すれば取り込まれた放射性物質との距離はミリオーダーになります。距離の2乗に比例しますから1メートル(1000ミリ)の場合の2乗、1000000倍になります。もしマイクロメーターならそのまた2乗になります。1兆倍 広瀬隆



09. Driyos 2011年3月23日 02:47:28: .ZTmYS67RSo0. : DprNjXc3KE
建物内の放射性ラドン濃度は、発生源が地中であるため、建物の壁や窓の閉鎖性ではなく、基礎や床の構造に大きく左右される。一般に日本の従来の木造建築は、火山脈が多い地質的特性に加え、床の遮蔽性が低いため、大方の想像とは異なり、コンクリートや石造りの欧米の住居に比べて放射性ラドン濃度は高くなっている。

現在、この国でも普及してきたポリエチレンフィルムで被覆した上にコンクリートを打つベタ基礎を持つ住宅の室内では、非常に低くなっているので、平均値の議論は意味がなくなっており、個々の建築物の構造特性を明らかにした上で議論しなければならない。

また、諸外国の多くは、建築基準に家屋内の放射性ラドン濃度の規定があるが、日本の建築基準法には規定がなく、これは従来から指摘されてきた問題点だ。


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