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福島原発、危機脱却へ動き本格化 外部電源が次々復旧
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/03/2011032101000668.htm
(21:33)河北新報
東日本大震災による福島第1原発の事故で、東京電力は21日、外部からの電力供給で電源が復旧した2号機で、原子炉や使用済み燃料プールの冷却機能の回復に向けた努力を続けた。2号機から1号機に電力を回す作業も継続。5、6号機も外部電源が復旧し、一部機器を非常用電源から外部電源に切り替えた。
安定した電力が得られれば、中央制御室から計測データを見ながら原子炉や燃料プールを効率的に冷却できる期待もある。自衛隊や消防による放水も実施。11日の地震発生から深刻な状況が続く原発危機は、脱却に向けた動きが本格化した。
国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は21日の緊急理事会で、状況は依然深刻ながら「改善の兆しが見え始めている」と述べた。
一方、21日午後3時55分ごろ、3号機の原子炉建屋屋上から黒っぽい煙が上がり、東電は作業員が避難。爆発音は確認されず煙は間もなく収まった。また同6時20分ごろには2号機の建屋で白い煙が上がった。原子炉のデータや敷地内の放射線量に変化はなく、枝野幸男官房長官は記者会見で「原子炉、放射能に関し問題のある状況は認められない」と述べた。水素爆発で建屋上部が損傷した3号機では20日に炉内の圧力が一時上昇したほか、燃料プールの冷却機能も失われている。
東電は21日、原発を襲った津波の高さは少なくとも14メートルとの見方を示した。地震時の想定は5メートル強で、東電の甘さが問われそうだ。
政府の対策本部は21日、放水や放射線量が高いがれきの除去などを進めるため、自衛隊を中心に作業を調整することを決定。自衛隊の戦車が福島県内の活動拠点に到着した。長いアームで高所から注水できる「生コン圧送機」の使用も検討しているが、発煙の影響で投入は遅れるという。
2、5、6号機は外部からの電力が一般家庭のブレーカーに当たる「受電設備」まで届いた。東電は原子炉や燃料プールの冷却機能が失われた2号機の復旧を優先。一部の電気部品は交換が必要で、作業に2〜3日かかる可能性がある。3、4号機は22日中の電源復旧を目指す。
東京消防庁は20日夜から21日未明まで3号機に放水。自衛隊も4号機の燃料プールに放水した。17日からの放水量は3、4号機合わせ約4千トンに及ぶ。
2011年03月21日月曜日
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