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http://www.labornetjp.org/news/2011/0320kougi
東電前抗議行動に参加して〜言いたいことを言える社会に
3月20日の東電本社前抗議行動に参加してきました。行って、よかったです。
午後1時すぎ、新橋駅を降りてしばらく歩くと本社前に近づくと、東電社長、社員に向けた抗議の訴えが響き渡っているのが聞こえました。警視庁による警備の壁はムダなまでに執拗で、プラカードをもって訴えてる女性が横断歩道を渡って本社前に行こうとするだけで、十人もの警官が羽交い絞めする・・という光景に出くわしました。
数千人の人たちを被爆の恐怖にさらし、同僚たちが死を強制される労働に従事させられているというこの時に!「そういう現実の中でさえ、何も批判しちゃいけないんですか!」という女性の声が響き渡りました。マスクをして通行する人たちが多く(花粉症かもしれないけれど)、立ち止まって、耳を傾けている人も結構いました。
そして、現場からのユーストリーム中継をネットで視聴してくれている人が、はじめは 700人くらいだったのが、最終的には1800人になったそうです。ぜひ、明日、その中の何人かでも、現場に来てくれたらいいなと思います。
今日の行動を、園さんらと共にできて、本当によかったです。情報化社会ゆえの「情報被爆」は、私たちに「祈るしかない」「逃げるしかない」という無力感を作り出しました。園さんがアジってました。「みんな不安に思ってる!だけど、抗議に来る人はこんなに少ないし、デモに来る人も少ない。でも、来ない人たちが悪いんじゃない。みんな、言いたいことを言うなという教育を受けてきた。みんな、自分は無力だと思わされてきたんだ!」
ネット社会に生きる彼らが、情報に支配されたりおぼれたりする危険性に自覚的になって、自分のやるべきことを選んでいる。そういう態度に勇気付けられました。現場には、君が代裁判の根津公子先生も来ていました。私が「レイバーネットTVみて、勇気付けられました」と根津さんに声をかけたら、「当たり前のことしてるだけなんだけどネ」と笑っておっしゃっていました。
言いたいこと、考えてることを言えないで、へらへら取り繕うことに必死になって、自分の立ち位置が定まらない・・というのが一番もろいことだと思うし、根津さんのように生きることは、ホントは誰だって出来る。ただ、今はあまりに少数で、うんと覚悟して選ばないといけない・・っていう状況なんだと思います。
1980年代後半、有名アーティストが「反原発ソング」をつくり、街頭デモもさかんだったのに、・・・・その時代をつくった40代くらいのひとたちは、どこへ消えたんだ?という園さんの訴えは、まさしくその世代の私に大きな問いを投げかけるものでした。そうかと思ったら、一緒に参加していた、保育園で働いているという私よりずっと若い女性も、「家族が福島に残って、救援活動をしている。父は昔から、原発の恐ろしさを語ってくれていたのに、私は何もしなかった」と、自分自身の責任を語っていました。原発立国を変えられなかった、という意味では、誰もが責任者なのかも知れません。だからこそ今、この悪夢のような事態を前に、不安と無力感と祈りだけで過ごしてはならないんだと思います。(S・H)
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