http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/473.html
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3号機への放水作業が終わり、4号機への放水が始まった。
瓦礫が散乱し、放水車が近づくのも困難な状況で作業をしている方々には心から敬意を
表したい。現場で作業をしている方々、被災された人々の意識の高さには頭が下がる。
一方、対策が後手後手で、責任逃れの説明をしている官邸や保安院の連中、
計画停電を要請しながら、事態が一気に深刻化した15日の翌日、銀座で豪遊していた
東電幹部など、既得権益層のレベルの低さは、海外からも大きな不信を招いている。
海外の関心は、放射能飛散に向いており、海外メディアから情報開示不十分と非難を
受けているが、実は東電HPには、次ぎのURLに放射線モニタリング結果が掲載
されている。何でこの調査結果を解析して、見解を公表したり、対策に生かさないの
だろうか?
http://www.tepco.co.jp/nu/monitoring/index-j.html
さて、このデータは、モニタリング車で原発構内を周回しながら測定しているらしい。
(設置されている定点モニターは停電で使えなくなっているとのこと)
線種はγ線と中性子線でマイクロシーベルト単位(μSv)で時系列の表になっている。
α線とβ線は、透過力が弱く、線源から離れると検出できないのでそうしていると思う。
(もっとも、α線が検出されるようならプルトニウム等の飛散を意味し、かなり致命的)
一連のデータで中性子線は何時でも0.01μSvなので、有用な情報とならない。
γ線のデータをみると、まず、構内の場所によって一桁、二桁の差がある。
それから、同じ場所なら15日の午前8時半ごろから、急に数値が2桁以上、急上昇している。
東電関係者が現場撤退しようとしたところ、撤退はあり得ないと菅が恫喝したのは
このすぐ後である。
15日午前8時半より少し前には、2号機の爆発音と、4号機の火災が起こっている。
どちらが、急激なγ線量の上昇をもたらしたかといえば、どうも4号機のようである。
15日のγ線量推移は、4号機の火災が一旦鎮火し、再度発生した推移とも合致する。
@また、γ線はかなり、指向性が有るので、いくつかの場所でγ線の来る方向を調べれば
線源を特定できるのではないか?
Aラジコンヘリにカメラとγ線モニタを付けて、構内を飛ばし、γ線値をマッピングすれば
次の対策が出てくるのではないか。
次のデータは、福島県がモニターしている放射線量情報だが、
http://www.pref.fukushima.jp/j/7houbu4.pdf
15日の夕方になって、原発の北西約60kmにある福島市のモニタ値が一気に400倍
のレベルに上昇した。これは、一連の4号機の事故の後、午後から吹き始めた南東風で
放射能が運ばれたのであろう。
B東電は構内の放射線データと風向から解析した放射能拡散状況を何故
周辺自治体に伝え、連携を図らないのか?
C東電HPの本日20日のモニター値では、4号機放水後でも有意な放射線量低下は無く、
午後2時頃から再び少しずつ、上昇傾向である。
何れにしろ、15日午前から、場所によっては、2〜3mSvの値が続いている。
一刻も早く、線源特定をすべきである。
Dまた、構内の瓦礫には、おそらく強い放射線源を有するものがある筈だ。
放水作業等をする車の進入の妨げになっているだけでなく、全ての作業者
周辺自治体に放射能汚染を拡散している。至急撤去する手段を講ずるべきである。
ラジコン誘導の小型重機などは無いのだろうか?
長文で、朝日新聞みたいな口調になってごめんなさい。
この投稿と放射線量データをご覧になって、皆さんの見解を
どしどし、寄せて頂けるようお願いします。
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