http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/456.html
Tweet |
東北関東大災害により私の取り組む案件も拡大深化し、余裕の無い自由時間がますます狭くなってしまった。
地震直後に自然災害版に投稿したものへの修正すべき点を幾つか見つけ、原稿の骨格も用意してあるのだが、それを投稿する余裕もない。
落ち着いて文章化する必要があるのだが、早急に伝えたい情報もあり自己の論理展開に使っている時間は勿体無い。
さらに今回の大災害と明らかに連動している中東動乱は遂に終末論の信奉によるリビア・カダフィー政権に対する合同軍の軍事介入が開始されるに至った。
では、今は何故に時間を投入しているのかと言えば、それは、
例の福島第一原発の冷却などの問題につき、専門家ではない立場から若干の提言を行いたいからである。
消防と自衛隊が新鋭の消防車を使って原子炉に向かい放水し、一定の成果を上げている様子である。
これを続けて、そのまま収まってくれれば良い。
しかし、何しろ目視で確認できない施設に向かっての放水であり、半ば「目くら撃ち」である。
つくづく思うのであるが、「ロボット大国日本」のロボット開発と実用化がもっと進んでいた時点でこの事故に遭遇していれば、事態はもっと変わっていたであろうと考え、残念に思うのである。
即ち、大型建設機械や大型運搬機械の完全ロボット化が実現していれば展開も大いに変わったであろう考えられるからである。
具体的には、やむなく海水を使っての放水冷却を確実に原子炉の周りに人の目を介する事なくアームを使って蛇口を誘導して投入して行う事が出来る。
ロボット化は小さいものだけではなく、巨大なものでも展開されなければならない。
アニメの世界に踏み込むようで申し訳ないのであるが、ガンダムのような建設機械や運搬機械が稼動していてもおかしくはない時代なのである。本当は。すでにかなりの程度は実現化しているのかもしてないが。
古い世代にも判り易いのは鉄人28号の世界である。
横道に逸れるのはやめて元に戻るとこういう事である。
現在の精鋭消防車による放水継続で収まりきらない可能性を考えておくべきであるということであり、
その時に向けて、新たな施設と機材を創造的に短期で設計し、製作すべきだと言う事なのである。
電源も整いつつあるようであり、ジーゼルも含めて動力には事欠かないだろう。
冷却に海水を使わざるを得ない。
具体的には次のように提言したい。
先ず、原子炉より少し高い位置に海水を満たすプールを設置する。
それはヤグラを組んでその上に置く。
プールには海水を冷却する装置が付けられば申し分ない。
プールから太い菅又はホースによって各号機の原子炉と使用済み燃料などに向かって精確な注水を行う。
プールには海面から菅又はホースで不断に送水する。これには強力な動力が必要だ。
さて、このプール・ヤグラ・太い菅類は首都圏などの工場施設で造って現地へ運んで組み立てる必要がある。
日本の工作技術と設備能力から考えれば”やる気があれば”直ぐに造れるだろう。
この設備が設置されたら、出来れば目標の原子炉等に精確に注水したいのだが、ここで大型ロボットがあれば簡単に蛇口を掴んで目標の上に又は中に置いてくれる。
これ以上の救援隊員達の被爆は耐え難い忍び難い。
それで、出来れば早急に建設クレーンのアームをロボット化すべく目としてのレンズを組み込みGPSの誘導も使ったアームをクレーンに設置し、遠隔操作による操縦を可能とする量産機ではない特別組み立て機を製作すべきである。
”やる気”があれば技術も製作設備もあるのだから造れるのではないのか。
日本人に欠けているのは、”やる気”と”本気”なのではないのか。
多くの日本人が幽霊化してはいないか?
次に直ぐに準備して造るべきは、「コンクリート打ちロボット」だ。
コンクリート打ち機の無人化機械である。これも量産機ではない。任務が終えたら壊れても良いのだ。
遠隔操作で確実に原子炉をコンクリートで包んでしまうために用意するのである。
原子炉と燃料棒が冷えたらコンクリートで埋葬しなければならない。
原発第一号墓地の設置を終えなければならない。
原発関係の新たな資機材投入についてはこの程度の提言であり、
もう一つ、早急に”やる気”を出してやって欲しいのは、
東西の電気周波数の変換機を何とか工夫して早急に製作して投入して欲しい事である。
簡単ではないだろう。
しかし、長期的に使えるものでなくて良いのだ。
壊れたら次のものを使えばよい。
だから何台でも造ればよいのだ。
以上のものを理屈を知った理論家は造ろうとはしないだろう。
であるから、町工場でも学生グループでもゼミ教室でもなんでもいい。やる気がある奴が造り出せばいい。
菅とか仙谷とか枝野とかいった奴等は人生の動機が不純だから知恵が働かないのだ。
東電の幹部も同様だ。
大企業の幹部も同様だ。
彼らは真空地帯の宦官官僚だ。知恵を去勢された哀れな連中だ。
だから、遠慮してはいけない。
古い話で申し訳ないし、またロシアには申し訳ないが、私は日露戦争の旅順攻略戦における26センチ要塞砲の野戦への投入の事例を思い浮かべているのだ。
言うまでもなく、これは乃木愚将軍が堅固なロシア軍要塞の機関銃まで投入しての銃撃に対し愚かにも歩兵部隊の突撃継続を命じ、戦死続出に至り、乃木の家には青年将校達が「乃木を出せ」と詰め寄るに至り、児玉源太郎が海岸の砲台に設置されていた要塞砲を旅順に運ぶように命じ、ロシア軍要塞の頭上に迫撃砲のように使用して要塞を破壊し、港内のロシア軍艦にも命中せしめたのである。
野戦用の火砲の火力では要塞を破壊し得なかった。
私がこの事例に感心するところは、26センチ砲の撃ち方ではなく、投入の発想と搬送である。
分解して輸送したのであろうが、予定よりもはるかに早く運び込んだとの事である。
この”やる気”が知恵の発露なのである。
この砲の投入なければ旅順要塞の攻略はなかった。
明治天皇の崩御に従い夫妻ともども殉死した乃木希典をこれ以上ここで批判しようとは思わない。
乃木夫妻は十分に悩み苦しんだであろう。明治天皇への殉死は日本国民への謝意も含んでいたと考えられる。
問題は日本の政治の精神的真空地帯を産み出した病理であるが、ここではこれには踏み込まない。
この事例から学ぶ事は、野戦砲や小銃とか歩兵とかいった現用のものでは打開できない事態に遭遇した時、役に立たないものを使い続けて同じ事を繰り返しては兵士の戦死を積み重ねるだけであり、全く新たな行動を採用しなければならないと言う事である。
機材の専門家ではない見ながら何らかの参考として役立てないものかと考え投稿する次第である。
2 81 +−
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素7掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。