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TBS系(JNN) 3月19日(土)19時50分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20110319-00000058-jnn-soci
防護服に身を包んだ隊員たち。これは19日、防衛省が公開した放水作業の映像です。3号機に近づいていき、勢い良く放水を始めました。建物の間から水蒸気が上がっているのが確認できます。
「1号炉から4号炉までの表面温度はいずれも100度以下とみられることが確認されました」(北澤俊美防衛大臣)
北澤防衛大臣は会見で、自衛隊のヘリコプターが上空から測定したところ、1号機から4号機の表面温度が100度以下になったことを明らかにしました。
こうした中、福島第一原発4号機の状態を赤外線で調査した結果、使用済み核燃料の保管プールの外に強い発熱体があるとみられることがわかりました。これは赤外線センサーを積んで上空を飛んだアメリカの無人偵察機や衛星などからの情報を分析した結果、わかったもので、確認を急いでいます。
「14時10分ごろ、東京消防庁のハイパーレスキューが3号機使用済み燃料プールに向け放水開始」(福島・東京電力の会見)
また、19日午後からは3号機に対する東京消防庁の放水作業が再開されました。放水は午後2時すぎから始まり、東京消防庁のハイパーレスキュー隊が22メートルの高さまで伸びる屈折放水塔車などの特殊消防車両を使って、使用済み核燃料保管プールに向けて行いました。東京電力によりますと、開始から10分後にポンプ車のバッテリーの不具合で放水は一時中断されましたが、午後5時前に再開されています。放水の角度や距離を固定した後、隊員は一旦、車両から離れ、放水作業は無人の状態で行われています。放水は7時間連続して行われる予定です。
枝野官房長官は19日午後の記者会見で、これまでの放水作業で3号機の核燃料保管プールへの水の注入が一定程度成功したとの見方を示しました。
「3号機の使用済み燃料プールには一定の注水に成功したとみており、現時点では一定の安定状況にあるのではないか」(枝野幸男官房長官)
一方、放水活動に長さ58メートルのアームを持つ生コンクリートの圧送機が投入されることになりました。機材はすでに現地に向けて運搬されています。
「1・2号機については、19日中に1・2号機まで電気が届くようになる予定で作業を進めている」(原子力安全・保安院の会見)
東京電力では、原子炉などの冷却機能の復旧を目指し、19日も外部の送電線から電気を引く作業を行いました。1号機と2号機については、19日に電気が通じる見通しです。東京電力は、電気が通じた後、ポンプなどの機器が正常に働けば、冷却機能を最優先で回復させたいとしています。
(19日18:35)
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