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福島第一原発は地震の後、或る程度の時間を置いて次々と爆発し、重大な危機を招いてしまった。
最前線に残って懸命の対策を続けている作業員の方々のことを思うと涙が出る。
一方、東電幹部やそれを管理監督する経産省幹部、初動時以来、組織的な対策を打ち出せず、未だに
的確な情報開示をしない菅執行部と御用マスコミは許せない。
以下に私が思う、何で?の一部を列挙する。
1.1号機が水素爆発(3/12)してから3号機が同様の爆発(3/14)をするまで相当の時間が有ったのに
他の号機には水素検知器や建屋上部への水素通気口を何故設置しなかったのか?
2.1号機爆発の映像では爆発で上空に強い衝撃波と思われるレンズ状の空気の屈折が見える。
それが3号機の爆発では、灰色の爆煙であり、随分様子が違う。爆発物も爆発生成物(水蒸気)も
全て気体である水素爆発は1号機のような(透明な)爆発の仕方になると思うが?
3.3号機の爆発では3階に貯蔵されている使用済み核燃料が吹き飛ぶことは無かったのか?
4.3月15日になって2号機で爆発音、点検により停止中の筈の4号機の火災と災害が相次いだ。
そのとき、3号機爆発直後に観測された中性子線が再び検出されたが、中性子線の線源は不明と
発表された。それ以降中性子線についての発表が全くない。
5.4号機では、その後、建屋の上部に横穴が開いているのが確認された。
水素爆発とされているが、水素爆発でどうして横穴が開くのか?(炉体は防爆構造として
万一の爆発では上にに吹き抜けるようにする筈である。)
地震により使用済み燃料プールの水がこぼれるのは中越地震の柏崎原発でも観られた。
それで、使用済み燃料が水から露出したとしても熱水分解(水から水素が遊離)反応がおきるような
高温になるのか?
6.3月17日から3号機への放水が始まっているが、放射線量の低下が殆ど無い。
炉心や使用済み燃料プールの冷却には有効と思われるので、放水は続けるべきだが、
もし、一連の爆発で構内に飛散した破片中に使用済み燃料等の欠片が有るとすれば、強い放射線が
持続していることと、15日の中性子線検出について説明がつく。使用済み燃料にはU238から
転換したPU(プルトニウム)が含まれ微弱な核分裂により少しずつ中性子線を放出する可能性が有る。
7.小さな体積の中に、プルトニウムが高濃度に有れば再臨界となるが、まさかそんな可能性は
無いと説明して欲しい。
以上、他にも疑問は色々有るが、取りあえず、上記第6項については、直ぐにでも飛散破片の放射能は直ぐにでも調べ、
放射能の強いものは回収し、金属中に保管隔離しないと残された作業員や放水作業をしている人々の被爆は限界を超える。
マジックハンドの付いたロボットや金属で放射線防護した小型重機を活用するなどの手はないのか?
それから、陰謀論の好きな人達は、一連の爆発は人為的な(使用済み核燃料を使った「汚い核爆弾」とする)一種のテロという意見だ。テレビに出てくる保安院や御用学者では無理かもしれないが
合理的な説明が無いと不安は増すばかりである。
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