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[ 2011年3月18日 06:00 ] スポーツニッポン
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/18/kiji/K20110318000447200.html
自衛隊ヘリコプターによる17日の東京電力福島第1原発への水投下に関し、北沢俊美防衛相が折木良一統合幕僚長に「1回は必ず実行するという強い意志を持て」と指示していたことが分かった。これを受け折木幕僚長は乗組員に同趣旨の指示。事実上、1回目は放射線量を度外視して実行するよう迫った格好だ。
陸上自衛隊のヘリが水の投下を終えた後に記者会見した北沢防衛相は、硬い表情を崩さず「きょうが限界だと判断し決心した」と、重い決断を下した心情を吐露した。前日は原発周辺の放射線量が規定値を大幅に超えたため、投下を断念。実行見送りの判断はヘリの操縦士に委ねていたと説明し「それを繰り返したのでは成果が挙がらない。菅直人首相と私の重い決断を受け、折木統幕長が判断した」と強く指示したことを示唆した。
一方、北沢防衛相の指示をヘリ乗組員に伝えた制服組トップの折木良一統合幕僚長も、自衛隊としての覚悟を強調。興奮気味に「“1回目は必ずやるとの強い意志を持っていけ”と指示をした」と振り返った。結果的に、直前に飛んだ別のヘリによるモニタリングで安全上の問題はないと判断されたが、事実上、最初の水投下は放射線量に関係なく実行せよ、と迫った形だ。
防衛省15階にある統合幕僚監部報道官室ではテレビ映像でヘリの作業を見守った幹部が「放射線量を考えると、ヘリの高さはあれが限界だろう」と悔しさをにじませた。
福島第1原発からの放射線は上空にも出ており、防衛省の測定では高度90メートルで1時間当たり87・7ミリシーベルト、高度300メートルで4・13ミリシーベルト。ヘリ乗員の被ばく線量限度は1年に50ミリシーベルトだが、緊急任務の受容上限は100ミリシーベルト。今回の地震対応に限り上限を250ミリシーベルトに変更した。火箱芳文陸上幕僚長は会見で、ヘリ乗員10人の除染後の放射線量はいずれも60ミリシーベルト以下で、健康状態に異常はないと明らかにした。
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