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枝野に惑わされるな!原発ほんとうのこと「首都圏脱出の必要なし」
2011.03.18 :夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110318/dms1103181151001-n1.htm
「外出時はマスクを」「水道水は飲まないように」。福島第1原発の事故による放射能漏れを受けて、首都圏でもこんな情報が出回り、不安は高まるばかりだ。いずれは家を捨て、首都圏から脱出しなくてはならないのかと思う人もいるだろうが、「その必要はない」と語るのはシンクタンクの独立総合研究所代表、青山繁晴氏。内閣府の原子力委員会専門委員を務め、原発の安全性に詳しい青山氏に「ほんとうのところ」を尋ねた。
――福島第1原発では核燃料の一部が破損する「炉心溶融」が起きているが、チェルノブイリのように多数の死者が出たり深刻な放射能汚染が起きる恐れはないのか。
「チェルノブイリは核分裂反応の真っ最中に全炉心溶融(全メルトダウン)が起きた。一方、福島第1は核分裂反応が地震で自動停止したあとの、いわば余熱による燃料棒の一部溶融だ。フェアにみて、とても同一視できない。また、チェルノブイリでは高レベル放射性物質の全面的飛散が起きたが、福島では部分的飛散にとどまるとみられる。チェルノブイリのような放射線障害による死亡多発や、子供などに深刻な後遺症被害が起きる恐れは、少なくとも現段階では限りなくゼロに近い」
――4号機の使用済み核燃料プールが、再び連鎖的な核分裂を起こす「再臨界」の恐れはないのか
「そもそも再臨界が起きる条件が偶然そろう確率は低い。仮に再臨界となっても次の瞬間に条件が崩れてしまうから、臨界状態は続きようがないだろう」
――福島の地域住民は命の危険や後遺症の懸念があるのでは
「避難していたり、屋内にいれば住民に深刻な放射線障害を引き起こすレベルの放射線量ではない」
――東京都民や関東・首都圏の住民が避難する必要はないのか
「地域住民以外の避難は不要だ。『洗濯物を外に干さない』などの注意もテレビなどで頻繁に流されているが、地域住民以外にはまったく不要だ。枝野幸男官房長官は、原発の構内で高レベルの放射性物質が漏れたことを引き合いに、『健康被害があるのは間違いない』と強調した。だがこれは、構内の外の国民にも広く深刻な病を起こす事態だと誤解させる不用意な発言だ」
――では、健康被害の心配はまったくないのか
「いや、現場の最前線で戦う東京電力や下請け会社の社員・労働者、そして自衛官や警察官、消防官らには深刻な被害もあり得る。菅直人首相は自らの思い込みで『撤収するな』と怒鳴ったそうだが、私心で眼が曇ったような軽挙盲動は、辞任に値する」
■あおやま・しげはる 1952年、神戸市生まれ。共同通信記者、三菱総合研究所研究員を経て独立総合研究所を創立、社長兼首席研究員に。内閣府の原子力委員会・専門委員(原子力防護専門部会所属)、経産相の諮問機関、総合資源エネルギー調査会専門委員(エネルギー安保担当)、海上保安庁の公式アドバイザーを務める。
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