★阿修羅♪ > 原発・フッ素7 > 352.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る---(読売新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/352.html
投稿者 梵天 日時 2011 年 3 月 18 日 09:44:47: 5Wg35UoGiwUNk
 

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00096.htm?from=top


原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る


 東京電力福島第一原子力発電所の事故を巡り、米政府が原子炉冷却に関する技術的な支援を申し入れたのに対し、日本政府が断っていたことを民主党幹部が17日明らかにした。


 この幹部によると、米政府の支援の打診は、11日に東日本巨大地震が発生し、福島第一原発の被害が判明した直後に行われた。米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、日本政府や東京電力は冷却機能の回復は可能で、「米側の提案は時期尚早」などとして、提案を受け入れなかったとみられる。

 政府・与党内では、この段階で菅首相が米側の提案採用に踏み切っていれば、原発で爆発が発生し、高濃度の放射性物質が周辺に漏れるといった、現在の深刻な事態を回避できたとの指摘も出ている。

 福島第一原発の事故については、クリントン米国務長官が11日(米国時間)にホワイトハウスで開かれた会合で「日本の技術水準は高いが、冷却材が不足している。在日米空軍を使って冷却材を空輸した」と発言し、その後、国務省が否定した経緯がある。

(2011年3月18日08時12分 読売新聞)

---------------------------------------------------------------------
コメント
 ちなみに断ったのは恐らく原子力行政を取り仕切る役人と東京電力でしょう。
 菅が東電の役員を呼びつけてどなり散らしたナゾ、理由はこれで解けましたね。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年3月18日 09:52:47: YoEr3kQn72
梵天さん、

最後のコメントが素晴らしい。

投稿がまる写しだけでなく、投稿者の意見が入った阿修羅を久しぶりに見た。


02. 2011年3月18日 09:55:22: IEvZBtjwq6
スッカラ菅は自称専門家じゃなかったのか?
誰にも相手にされないセンモンカってのも珍しいな。

03. NYC 2011年3月18日 10:03:51: KNzVe2F5dQDc2 : wQcwYCqmNg
断ったのは役人と東京電力なのかな? 菅直人じゃないの? いずれにしろ腹の立つ話だ。

04. 2011年3月18日 10:09:31: l2wLeeJmIs
01さんへ

菅のメンツで断ったのではないですか?
酷いです。
これは、「業務上過失致死」でしょう。

最初から普通に考えても、
「海水」よりも「化学薬的冷却水」の方が
効くのはわかっているでしょう。
国民はそれを言いたいのに我慢してた。

あの怒りも、
自分が断ったことに責任が出そうだから
怒りが出たのではありませんか?

必死で「地震」と「原発」の境目を、
うやむやにしようとしています。
これは危険な物を作ってしまった人為的な「原発災害」であって、
「自然災害」ではないというところを
はっきりさせておかないといけない。

為政者と既得権益連合は、
間違いなく「地震災害」の中に入れ込もうと
足掻いているのがわかります。

そもそも、
素人の首相などお呼びではないのですが、
まず、首相は「地震災害」での対策に全力で専念すべきであり、
「原発災害」は防衛省と自衛隊に全て任せるべきでしょう。
それが本来の筋ではないでしょうか。

素人が音頭取りというのが全てを悪い方向に向かわせていった
民主党政権の行き着くところは誰もがご存じのこと。

政治では我慢してきたが、
ここまで来るともう我慢が出来ない。
アメリカ軍に全面的に任せるのもありだが、
とにかく、素人は御免、プロに任せて欲しい!!!

これは犯罪です。
菅政権は犯罪者として告発されるべきです。


05. 2011年3月18日 10:11:51: Mc2QnU44E2
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%B7%E5%8D%B4%E6%9D%90
主な原子炉冷却材
* 軽水
* 重水
* 二酸化炭素
* ヘリウム
* 金属ナトリウム
* ナトリウムカリウム合金‎
* 水銀
* 空気

福島第一の冷却材は軽水(ただの水)だから、米軍から水を提供されてもそりゃ要らんわな。
おそらく米は上記のナトリウム等を提供しようとしたが
福島第一は沸騰水型なのでお断りしたということでは?


06. 2011年3月18日 10:18:32: z7b8sJDIDk
救世主アメリカという演出したいのが
ボランティア拒否の理由だろうね

07. 2011年3月18日 10:19:32: wKpEgbsACg
05さん

元原発職員です。
仰る通り、冷却材は水しかありえません。
ただ、米もそこは分かっているでしょうから、
強力なポンプ車などを提供しようとしたのではないでしょうか。


08. 2011年3月18日 10:23:02: j5KXpMFUIk
>05

>米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、

とあるから、ホウ酸水ではないかと言われているよ。
これをやったら、燃料棒はもちろん、原子炉は使い物にならなくなる。


09. 梵天 2011年3月18日 10:35:28: 5Wg35UoGiwUNk : v7a8Ab2mMw
 真相は分かりませんね。

 ただし、過去の阪神大震災などの災害において外国からの申入れの多くは外務省などの役人が拒絶しているようです。(単なる役人の面子といわれています)

 多くの方がご存知のとおり、東京電力は大会社です。
 日本の屋台骨と言っもよい程の国策会社で財界を仕切れるような会社です。

 選挙や国政運営でも、おいそれと敵に回せるような会社ではありません。
 役人も天下りしているし、傘下の関連・協力会社も多数あり、その力は普通ではありません。

 マスコミも簡単に叩けるような相手ではありません。
 戦前の財閥のような存在です。

事故が起こり、東京電力と役人が「大した事はありません」と報告し、それに菅が乗った可能性も否定できませんが、政治家はこのような大企業を相手とし、責任問題となるような問題に簡単にクビを突っ込むような事は普通はしません。

 ましてや原子物理に詳しいなら、こんな危険や問題に直接クビを突っ込まないで役人に丸投げした方が楽で簡単です。(コイズミの必殺技ですね)

 「大した事はありません」、自力で解決できますという虚偽報告に騙されている事に気がつき、真相が発覚したために「怒り爆発」となったと観る方が自然です。

 事件を検証すると当事者である東電が事故の一次情報を握っており、それに役人が乗っかったと観るのが自然でしょう。

 相手は財閥以上の力をもった企業です。一国の首相でも根拠なく指揮権を発動できるような相手ではありません。

 私にはそういう流れがあるように見えます。
 もっともただの憶測、妄想ですが・・・・・ 


10. 2011年3月18日 10:38:46: IEvZBtjwq6
簡単に言うと,スッカラ菅と東電のトンデモ社長は,人の命よりも金の方が大事だったから,米の申し出を断ったってことだな。

11. 2011年3月18日 10:44:44: bno5CYo3Ig
>米側の支援申し入れは、原子炉の廃炉を前提にしたものだったため、

そう、東電側は極力原発の温存、再利用を画策し続けた。
とうとうヘリコプターで海水を投入したということは、結局のところ廃炉を選択せざるを得ないほどに状況を悪化させてしまったということだろう。
恐ろしいことだ。


12. 2011年3月18日 10:54:15: Pj82T22SRI
冷却水を米は提供しようとしていたが
なぜか中止になった
東電が断ったということか
http://www.asyura2.com/09/jisin16/msg/399.html#c10

13. 2011年3月18日 11:13:20: ubpPH9UsfI
ヒラリー・クリントンが、どんな援助を提供しようとしたのか明らかになってはいないのですか?推測だけの情報しか目にしていないので、本当の情報が欲しいです。

14. 2011年3月18日 11:18:48: O4Z523l902
菅など擁護したくもないが、菅がはめられた可能性もある。
官僚と御用メディアがグルになって「菅が怒鳴った」というストーリーをでっち上げ、枝野を新たなパペット(傀儡)に使用という動きと見ることも可能。
だとしても、はめられた菅がバカであることには間違いないが。

15. 2011年3月18日 11:20:12: w03JWEi8tU
この投稿者の最後のコメントは、事実誤認も甚だしい。

アメリカから打診があったのは、政府に対してであり、東電ではない。東電が断ろうが、菅が決断すべき問題であった。責任逃ればかり考えているから、決断ができない最悪の人間である。やったことは、責任逃れのため、”政治主導”で情報操作をおこなったのみである。


16. 2011年3月18日 11:34:34: Gt8HapteAM
原発再利用を前提に断ったのなら、使い物にならなかった電源車でなく電源を引き込むという案は出なかったのか?


17. 2011年3月18日 11:44:28: 3QbeWKbmc9
この投稿者のコメントは裏読みをして管を擁護する焦点隠しの癖玉だ。
仙谷あたりが得意とする論点ずらしのいい子ちゃん成りすまし子供劇戦術。

アメリカ政府からの申し入れっを断った判断の責任は管首相にあるのは明確だ。
(似た例に、昨年の中国漁船侵犯事件で、船長の解放を検察の末端に押しつけた事例がある。仙谷が官房副長官になったから、今回の国難でも屁理屈で内閣を守ることが増えると予測している。国民はもう騙されない。)


18. 2011年3月18日 11:58:49: 47kwXRTqAQ
 ナベツネが、他界すれば、解決するのだが。
氏ね、65年極悪CIA。

19. 2011年3月18日 12:06:33: 7OiGrHASBU
廃炉にしますってはっきり明言すべきでしょう。原発政策に致命的な影響が出るので、経団連などが抵抗しているのでしょうが。

20. 2011年3月18日 12:20:34: 7OiGrHASBU
福島県の前知事がプルサーマルに反対してて、それを追い払って民主党の渡部恒三の甥が現知事になったそうですね。

21. 2011年3月18日 13:26:32: 39HuzqnW7g
>>19

明言してさっさと処理すべきだったのでしょうね。
海水を入れてしまったので、廃炉は確定だそうです。


22. 2011年3月18日 13:43:06: 7OiGrHASBU
「もう限界」というのは、そういう意味だったんですかね。

民主党の渡部恒三顧問は福島四区選出ですね。この方が自民党時代を通じて福島への原発誘致を熱心にやった、ということでしょうか。


23. 2011年3月18日 13:54:15: sMUSjzm9sg
この報道のとおりとしたら、菅はまったく誤った対応をしたということだろう。東電や官僚がなんといおうと、菅は判断できたはずである。ダメ菅がこのもっとも大切なときに最大の過ちをしたということになる。多数の国民の生命を救うというもっとも大切な任務を遂行することができなかった。万死に値する。この男、総理になる実力も、理念もないくせに、反小沢の仙谷や前原などに祭り上げられてクーデター的にいまの地位を強奪した。日本がもっとも危機的状況にあるとき、もっとも無能な男が日本の指揮官にいるという最大の不幸が現実にある。

24. 2011年3月18日 14:11:41: 7OiGrHASBU
東電や米倉を殴り倒してでも言う事を聞かせるべきだったということでしょうかね。

チェルノブイリ封鎖と同型…三重の会社が放水ポンプ車提供申し出
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/17/kiji/K20110317000447040.html

Putzmeister Japan
http://www.pm-j.co.jp/products/index.html


25. 2011年3月18日 14:25:13: 7OiGrHASBU
今後の原発政策へのダメージを最小限に抑えたい人たちが抵抗して、対応を遅らせているのでしょう?

26. 2011年3月18日 15:17:38: jGKzU7J4XE
民主党に期待して投票した人なら梵天さんのコメントはうなづけるんじゃないかなあ。
官僚&財界の既得権益にさせるだけさせといて、横から甘い汁だけ吸ってた自民党
政権から、民主的に選出された政治家による政治主導への転換が期待されたのがあの総選挙だったと思う。鳩山・小沢が引きずり下ろされて、菅がのうのうと首相の座にいられたのは、旧来の自民党型政治を継承して既得権益側と手打ちしたからでしょう。次は、馬鹿な菅に責任をおっかぶせて財・官トンズラという図式でしょうか。これをメディアが大宣伝してお次は自民党復活で万々歳。

27. 2011年3月18日 16:02:56: 7OiGrHASBU
政権交代が成功したのは、自民党がマスコミの奴隷になるのを拒否したせいが大きいですからね。マスコミの馬鹿げたやり方が余りに度が過ぎていて、相手に出来なかった。

自民・谷垣総裁「原発推進は難しくなった」原子力政策見直しを表明 
産経新聞 3月17日(木)17時39分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000620-san-soci

 自民党の谷垣禎一総裁は17日の記者会見で、東電福島第1原発の放射能漏洩事故に関連、「原子力政策の推進は難しい状況になった。事故を速やかに総括・分析し、新しい対応を打ち出さないといけない」と述べ、原発推進の方針を見直す考えを表明した。また、東日本大震災を踏まえ、統一地方選の公約も整理していく意向を示した。


28. 2011年3月18日 16:11:36: 7OiGrHASBU
まぁ、メディアにああいうバカな真似をさせるまで追い込んだのも民主主義の勝利と言えなくもないんですがね。

29. 2011年3月18日 23:57:28: Jrz6Cic5XE
元投稿の記事、幸福の科学がソースでそれ以上の裏付けがないという説もあるが
どうなんだろう?

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51655601.html


30. 2011年3月19日 09:17:13: hI32rtdEZW
元投稿者の推測を裏付ける記事が出てきました

>政府筋「東電が米支援は不要と」…判断遅れ批判
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20110318-OYT1T00578.htm

このような、
電力会社>政治家
の力関係の存在の確認は今後のためにも重要かと


31. 2011年3月20日 09:10:49: w03JWEi8tU
hI32rtdEZW さん、

100歩譲って、電力会社>政治家の力関係の存在を認めたとしても、政府に打診があった訳で、責任を負うのは政府であり東電ではない。これは、全く政府側の責任逃れの典型例でしょう。また、そうした力関係が実効を持つなら、そのような責任回避すらできないはずではないですか?


32. 2017年1月04日 01:28:57 : QcwHsZ6gew : EgPYMUkup9I[4]
米軍の協力要請を断れるのは
その当時船責任者だった菅直人総理、民進(主)党だけ
回りがどれだけ喚いても
総理が上げる鶴の一声で簡単にひっくり返る

33. 2018年7月19日 03:22:29 : awQwvBLCVs : S7lnHgdg3Sw[1]
反日極左危険分子の一味のくせになにいってんの。こんな男信用できるわけがない。
この期に及んで見苦しい限り。

原発事故直後、日本政府が米の支援申し入れ断る---(読売新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/352.html
投稿者 梵天 日時 2011 年 3 月 18 日 09:44:47: 5Wg35UoGiwUNk
 


菅直人の国家反逆罪的行為を暴く。何故、菅直人は、東電社員を「イケニエ」にしようとしたのか? 『毒蛇山荘日記』
http://www.asyura2.com/11/senkyo110/msg/425.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2011 年 3 月 22 日 07:11:58: GqNtjW4//076U


ーーーーーーー  


永田町カフェ7

日本が世界のリーダーとなるために、邪悪なるものを批判し、「地球的正義」を探求してゆきます。強く美しく豊かな日本であれ!


福島原発事故を引き起こした管直人! 管直人の悪業を隠蔽する朝日

2016-03-06 16:48:48 | 日記
https://blog.goo.ne.jp/nagatachoucafe7/e/c06a399dfccaca4018fa87ac5f018b91


(略)

●2011年、3月12日、福島原発に、管直人が行かなければ……。

●東電は、もともと準備していた「ベント解放」をして、水素爆発を止められたのだ。

●民主党政府は、責任逃れのために、東電がベント解放を拒んだと発表したが、

●事実は、すべて東電側と現場にいた人々が承知している。

●どんなに政府が、証拠書類をかくしても、多くの保守系の原発専門家が記録をし、発言し、現場の人々が「証言者」として生きている。

●2011年、3月12日、15日、首相だった管直人が、緊迫状態の福島原発にわざわざ出向き、

●3時間も居座り、「俺は原発に詳しいんだ!」と怒鳴りちらして、

●緊急対応の邪魔をしていたのだ。

●そして、ヘリコプターで、管直人が現地を去ったあと、爆発が起きた。

●悪魔のような管直人のテロ活動を誤魔化すために、

●すべての責任は東電にありと首相の権限を悪用して、

●テレビや新聞で情報誘導をしていたのだ。

●マグニチュード9・0という未曽有の地震を経験した日本の原発。

●女川原発は地震に耐えた。放射能漏れもない。世界中の研究者が驚いたという。

●震源地にもっとも近い福島原発も地震直後には、

●安全装置が働いて、自動停止した。日本の高い技術が証明されたのだ。

●日本の高い技術をほしがっているのが中国。

●中国のスパイや工作員と左翼たちが日本で「脱原発運動」を展開し、

●中国では、原発を推進している。

●福島原子炉の冷却段階で、

●管直人がアメリカの冷却剤を拒否しなければ!

●管直人が、原発の現場の指揮官たちを

●集めて怒鳴りちらしたりしなければ、

●管直人が、緊急冷却体制の現場を

●混乱させなければ、

●あの事故はおきなかったのだ。

●福島原発の水素爆発は、

●当時首相だった管直人の判断ミスと

●テロリスト行為によるものと考えることができる。

●さらに、日本の不利益になることを承知で

●事実をねじ曲げて報道したのが朝日新聞やNHKなどの反日左翼マスコミ。

●正しい情報を提供する放射能専門家に圧力をかけつづけた親中派の政治家とマスコミと、工作員たち。その罪は大きいのではないか。

(以下略)

ーーーーーーーーー


岐路に立つ日本を考える


菅直人氏の今さらながらのいいわけを断固認めるな!

2013-07-13 18:35:29
https://ameblo.jp/minna4970/entry-11571859690.html


菅直人氏が自身のブログで「吉田所長の死を惜しむ」との記事を書き、その中で「海水注入を止めたのは菅総理。即刻辞任しろ」と安倍氏が非難したのはウソだと非難したことが話題になっています。

 ことの真偽は当事者にしかわからないところもありますので、実際の具体的な動きがどのようなものであったのかわかりませんが、ブログで管氏が述べるように、菅氏が適切な指示を出しながら、それに反した指示を東電側が現場に出していたようには、私には全く感じられません。当時の流れを、簡単に追ってみたいと思います。

 2011年3月12日の日経には、次の記述があります。

 「枝野幸男官房長官は12日午前0時すぎの記者会見で「非常時の炉心冷却装置による注水が不能な状態が続いているが、放射性物質の放出はない」と語った。これに関連し、クリントン米国務長官は11日、ワシントンで米軍による支援について「米空軍が非常に重要な冷却剤を原発施設の1つに届けた」と語った。」
リンク先は日経の記事(https://www.nikkei.com/article/DGXNNS0010027_R10C11A3000000/

 原発が危険状態にあることを察した米軍が、原子炉の冷却剤を原発施設まで届けてくれていたというわけです。ところが、この冷却剤の利用を、菅内閣は拒絶しました。2011年3月18日の読売新聞には次の記述があります。

 「東京電力福島第一原子力発電所で起きた事故で、米政府が申し出た技術的な支援を日本政府が断った理由について、政府筋は18日、「当初は東電が『自分のところで出来る』と言っていた」と述べ、東電側が諸外国の協力は不要と判断していたことを明らかにした。政府関係者によると、米政府は11日の東日本巨大地震発生直後、米軍のヘリを提供することなどを申し入れたという。政府は、各国からの支援申し出は被災地での具体的な支援内容を調整したうえで受け入れており、「(断ったのではなく)いったん留め置いた」と釈明する声も出ている。」
リンク先は読売の記事(★削除)

 この記事では「諸外国の協力は不要」との判断を行ったのは、政府ではなく東電だとされていますが、実際はどうなのでしょうか。「公安情報に学べ」という書物には、以下の記述が見られます。

 「同原発の異常を察知した米軍は、スリーマイル島で発生した原発事故と同様になると判断。原子炉の爆発による放射性物質の飛散を防ぐため、大量の冷却剤を調達したうえで、それを提供するので即時に投下散布するよう菅総理に進言した。在日米軍が冷却剤を用意してくれたことは官邸サイドも認めている。在日米軍は、軍用ヘリ60機を使って投下散布を繰り返すので、ヘリの発着場として最短で往復作業の可能な学校の校庭を提供してくれるよう要請し、菅総理の返答を待った。この発着場提供の要請に対して 菅総理は、申し入れを断り、在日米軍の冷却剤散布の進言を拒否した。菅総理の側近によると、当時菅総理は 「学校の校庭から米軍のヘリが発着する光景は戦争のようであり、そのような光景は、私の思考の中には無い」という理由だったと証言している。結果、3月12日15時31分、福島原発一号機が水素爆発、大量の放射性物質が飛散するという最悪の事態を招いてしまった。」

 福島第一原発が非常に危険な状態にあることは、当然管内閣は気付いていたはずです。そして事故をなるべく大きなものにしないためには、使える手段は何でも使うという方向に向かうべきだということも、当然理解していたはずです。しかしながら実際には、当時最も大切だった冷却剤を進んで提供するという米軍の申し出を、なぜか菅氏は拒絶していたわけです。

 私にはこの所行は、彼のイデオロギーが引き起こしたことのように感じられます。つまり、反原発・脱原発という立場からすれば、ここで事故が大きくなることが役に立つということが、彼の頭をよぎっていたのではないかと思うのです。状況証拠のみしかなく、決定的な証拠はありませんが、そうとでも考えないと、この申し出の拒絶は理解に苦しむところです。

 さて、亡くなった吉田昌郎氏が、青山繁晴氏に宛てたメールの一部が公開されましたが、それをここに転載させていただきます。


 青山繁晴様、東京電力の吉田でございます。ずいぶんと御無沙汰をしており、申し訳ありません。(中略)

 ご存じのように食道癌で入院しており、来週手術を予定しております。癌のステージは3ですが、食道を切除するとなるとなかなか大手術になりますので、万が一のことも考え、これまでの青山様のご支援や温かいお言葉に感謝の意を示すために、メールさせて頂きました。

 あの戦場のような最前線に、青山様自らきていただき、テレビで状況を報告して頂いたことが、現場の環境の改善や国民の皆さんの意識の変化につながったことは、いうまでもありません。そしてテレビで発信して頂いたお言葉が、今の平和ボケした学者や評論家にカツを入れて頂いたものと思っております。(当の平和ボケ者たちは自覚していないでしょうが…)

 本当にありがとうございました。そして青山さんご自身が体調を崩されながら、頑張っていらっしゃることもホームページで知りました。ご自愛くださいますよう祈っております。私も必ず病気から復帰し、平和ボケした、そしてすべきことがなかなか進まないこの國に、何らかの貢献ができないかと考えております。

 事故がなくともお会いしていたことになりますが、事故でより深くお付き合いできたものと考えております。この縁を大切にしたいと思います。復帰は手術後しばらくかかると思いますが、青山様のご活躍をお祈りし、復活し次第また連絡させて頂きます。なにはともあれ、本当に、本当に、ありがとうございました。

 吉田昌郎 拝


 吉田氏が語る「平和ボケした、そしてすべきことがなかなか進まないこの國」を、原発事故当時指揮していたのが、いうまでもなく菅直人氏です。この手紙には、管氏をはじめとする当時の民主党政権を構成した人々に対する痛烈な批判が込められているように、私には感じられます。もちろん、平和ボケしているのは民主党の人たちばかりではありませんし、政治家のみならず、学者もマスコミ関係者も含めて実にいろんな方々がこの中には入ると考えるべきでしょう。しかしながら、この中から菅直人氏が除外されるとは、吉田氏は全く思っていなかったと考えるのが、自然なことではないでしょうか。

 「死人に口なし」であって、この段階に至って凄まじい言い訳を行うのは、本当に見苦しいことです。菅直人氏という人物がそのような人物だったということを改めて感じるとともに、断じてこのような人物を信用してはならないとの思いを新たにした次第です。



  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素7掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素7掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧