http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/318.html
Tweet |
読売新聞 3月17日(木)12時20分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000460-yom-sci
東京電力福島第一原発3号機で17日朝から始まった使用済み核燃料の一時貯蔵プールに対する放水作業。冷却水が蒸発して露出している恐れのある燃料を冷やすためだが、自衛隊の大型ヘリによる水の投下は1回あたり約7・5トンで、放水量4トンの警視庁の高圧放水車と合わせても、回数を重ねないと十分に冷却できないとみられる。
3号機のプールは原子炉建屋内にあり、深さ12メートルで、使用済み核燃料514本が置かれている。通常は、約1400トンの水が20〜40度に保たれた状態だが、14日に起きた3号機の水素爆発で建屋が吹き飛んだ後は雨ざらしになっている。
現在は水温や水位に関するデータが取れない上、放射線量が高いため、目視による確認もできない。
東電では、プールが空になっていると想定して、満杯になるだけの水を入れる予定だが、正否を確かめるのは非常に難しいとしている。
宮崎慶次・大阪大名誉教授(原子力工学)は、100万キロ・ワット級の発電能力がある原発のプールに燃料が1か月置かれていたという想定で単純計算した場合、冷却水を循環させることができない現状では、プールが満杯だったとしても毎時5トン程度の注水が必要とみている。「このまま冷却ができないと、燃料棒が溶ける恐れがある。放水を繰り返しやらざるを得ない」と語った。
住田健二・元原子力安全委員(大阪大名誉教授)は「火事の消火のように放水するのであれば、水が拡散してしまい、あまり意味がない。ホースで水を直接使用済み核燃料プールに入れなければならないが、放射線量が高すぎてそこまで近づける状況ではないだろう。水で冷却するのに加え、臨界を防ぐために、核分裂反応を抑える効果のあるホウ酸も絶対に投入しなければならない」と指摘する。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素7掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。