http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/291.html
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時事通信より引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110316-00000190-jij-pol
枝野幸男官房長官は16日午後の記者会見で、文部科学省が福島第1原発から約20キロ離れた福島県浪江町で実施した調査で高濃度の放射線量が測定されたことについて「直ちに人体に影響を及ぼすような数値ではない。365日24時間、屋外にいたら問題が出るかもしれないレベルだ」と述べた。
調査では、1時間当たり最大330マイクロシーベルトの放射線量を観測。これは平常時の約6600倍に相当し、住民の間で不安が広がっているが、枝野長官は、原子力安全・保安院の見解では問題ない数値であることを強調した。
これは大ウソである。
以下のpdfファイルは科学技術庁が通知した、国際放射線防護委員会の勧告の取り入れ等による放射線障害防止法関係法令の改正について、という文書である。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/science/anzenkakuho/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/03/26/1261334_14.pdf
これには放射線業務につく人が浴びてよい放射線量の限度が記載されており、1年間では50ミリシーベルト(50000マイクロシーベルト)となっている。
しかし特筆すべきは女性の放射線量限度で、3ヶ月で5ミリシーベルト(5000マイクロシーベルト)である。妊娠している場合は、妊娠期間中に内部被ばくで1ミリシーベルトとなっている。
1時間で330マイクロシーベルトの放射線を浴び続けると、たった15時間で女性の放射線量限度に達してしまう。
330マイクロシーベルト/1時間×15時間=4950マイクロシーベルト
妊娠している女性の場合は内部被ばく基準なので計算できないが、常識的に考えて妊娠していない女性より放射線を浴びて良いわけが無いだろう。
これでも安全と言うのか。
本来であれば妊娠中の女性を最優先に避難させるべきなのに、屋内待機などもってのほかである。
この放射線を365日24時間浴び続けるなど言語道断で、蓄積される放射線量は
330マイクロシーベルト/1時間×24時間/日×365日=2890800マイクロシーベルト
であり、すなわち2.89シーベルトである。
Wikipediaで調べると、2シーベルトで5%の人が死亡し、3〜5シーベルトでは50%の人が死亡するそうだ。
このようなコメントをする官房長官と、ただ垂れ流す報道。
非常識きわまりない。
世界中のメディアと専門家が見ているというのに、後からどんな言い訳をするのだろう。
政府はこれから生まれてくる子どもたちすら危険にさらし続けている。
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