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報道によれば15日に400ミリ・シーベルトを記録したのは、作業員が携帯する放射線監視装置だったそうだ。福島原発周辺の放射線量の報道では同原発入口にあるという測定器からの数値しか報告されていない。原発の周囲を囲む形で配置されている複数のモニタリングポストは電源が供給されていないためすべて動作していないという。
原発から多量の放射性物質が放出された場合、真っ先に検出するのは原発周辺の測定器のはずだ。その測定機で動作しているのは原発入口の1ヶ所のみらしい。それ以外は原発作業員が携帯する放射線監視装置にたよるしかない状況が続いていることになる。風向きで放射性物質は移動する方向が変わる。放射能漏れの正確な放射線量を把握するために東電は原発周囲の複数個所に放射線測定装置を早急に設置するべきではないか。
周辺自治体には測定装置があるという。しかし周辺自治体で多量の放射線が検出されたときはすでに住民が被曝していることになる。そうした事態を防ぐために原発周囲に測定装置を配置し、リアルタイムで人々がモニタできるようにすべきだ。原発から周辺住民所在地は20Km以上離れている。毎秒3mの風が吹いているとした場合、原発から周辺住民所在地まで放射性物質が到達するまでには2時間近くの時間がある。
チェルノブイリ事故の場合、原発周囲半径30Km以内に居住する約12万人の住民が避難させられた。しかし避難が始まったのは事故が起きてから1週間がたってからだった。このため多数の住民が大量の放射線を浴びることとなり、その数年後に甲状腺ガンなどに罹患する人々が急増した。
屋内退避で安全なレベルの放射線の量はいくらなのか。東電・政府はいまだに情報を明らかにしていない。このことが周辺住民に大きなストレスを与えている。考えられる最悪の事態である核燃料の溶融から水蒸気爆発が起きれば放出される放射能はチェルノブイリ事故に匹敵するとみられる。東電は最悪の事態が起きる場合に備えて原発を囲むように放射線測定装置を設置し、リアルタイムでモニタできるよう早急に作業を開始するべきだ。
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