http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/200.html
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(回答先: なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜 投稿者 gataro 日時 2011 年 3 月 15 日 20:18:18)
http://schwarzfalke.at.webry.info/201103/article_8.html
専門家の「大丈夫です」は信用できるのだろうか…
福島第一原発の事故で大騒ぎになっているけど、テレビに出演している「専門家」の先生方はあいかわらず「すぐに影響はない」「レントゲンの10分の1程度の被曝」「現時点ではそこまで危険とは言えない」とくり返している。ホンマかいな…というのが素直な感想で、逆に「きわめて危険」と断言する人がテレビ画面からはいまだにシャットアウトされているから、かえって不安になるんだな。
改めて書きますけど、テレビ画面に登場する先生たちは大半が「原発推進派」。国立の大学や研究機関の教授・准教授の肩書を持っている人たちはほぼ全員がそうで、こういうバイアスがあらかじめかかっていることにはやっぱり注意する必要があると思う。
今回見てて思いだした、何年か前に見た番組。大阪毎日放送の「なぜ警告を続けるのか〜京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち〜」。これを見てると原発反対派の研究者たちがいかに徹底的に排除されているかよくわかる。
http://video.google.com/videoplay?docid=2967840354475600719&hl=ja#
ここに出てくる京大の今中先生。1950年生まれで何といまだに助手。もう60歳だよねえ… 大阪大学卒業後、東工大で修士号、京大原子炉実験所に採用されたが、その後は30年以上助手のままなのだ。今は助教と名称が変わったが、まあ同じやね。
もうひと方の小出先生。こちらは東北大学工学部原子工学科修士課程修了。で、やっぱり万年助手。これ、やっぱなんかありますよね。
実は安斎教授のお話はじかに聞いたことがありまして、安斎先生は東大出て東大の助手に採用されたのだが、原発反対派なのでずーっと助手。「ガラス張りの牢獄」に20年間入れられたと言われたのだとか。
私は文系だけど、どこも狭い世界なんやと思った。国の予算でやってる国立の研究機関や大学で、国の政策に反対する奴らに教授ポストをやるわけにはいかないのだ。ま、予算もらわんと何もできないから、それも道理かもしれん。
ただこういうことをやってると、安全性に関する研究はやっぱおろそかになるでしょうね。反対派や慎重派の人は「危険性が高い」という前提で研究しているが、そういう研究者は排除してるんだから。今回東電や政府の対応が後手後手なのも、安全性について厳しめに研究してるスタッフが足りないからじゃないか?と思ったりする。
さすがに事故がやばくなってきたので、原発万歳の読売新聞でも今中助教の話を掲載したりするようになっている。でも、いまだにテレビ画面への慎重派・反対派の露出はほとんどないように思う。
確かに原発は産業の発展には欠かせないのだろうけど、大本営発表の情報統制みたいなのはよくない。反対派・推進派両方の科学者の意見を平等に国民に提供すべきではないのかな。
アメリカやドイツの新聞は連日一面で今度の事故を報道しているし、福島原発から100キロ離れた米軍空母でもヤバいと思って退避してる。ドイツやスイスの科学者にはもはやチェルノブイリ並みとまで言う人もいるのに、日本のテレビ学者だけが「人体に影響はない」「水で流せば大丈夫」とかいまだにいうのは、いくらなんでもにわかに納得しがたい。
しかも「因果関係の法理」のおかげで、何年かして放射性の病気にかかっても国は責任をとらなくていい。裁判に訴えてもムダ。周辺住民が真に覚悟すべきはこれなのだ。
私は原発推進派でもないけど、反対派でもない。しかしこういう事故と対応ぶりを見てると、やっぱり危険なんちゃうか…?と思ってしまう。
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