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放射能汚染と除染の意味、レントゲン撮影一回分と同じは本当か? 被ばくという時、レントゲンを一回撮ったのと同じほどの線量だとか言いますが、決定的な誤解があります。レントゲン撮影の時、放射性物質はきちんと機器の内部にしまわれていて、レントゲン撮影機器の側から離れれば、被曝の可能性はほぼなくなります。しかし、今回のような放射能漏れの場合は、微細な放射性物質が空気中に漂い、それが放射能を出していて、その放射能の強さをモニターが計測して何ミリシーベルトのように示しているわけです。目に見えないほどの微細な粒子が空気中を漂っているわけで、そういった粒子がなければ放射能の検出もされません。つまり、そういった放射能が検出できる環境中にいると言うことは、それだけで、身体に微粒子が付着し、または特殊なマスクを着けていない限り口や鼻から肺の内部へ粒子が取り込まれ、内部被ばくすることになります。服や皮膚、頭髪などについた場合は除染をすれば粒子を取り除くことが出来ます。具体的には、服を着替えたり、シャワーを浴びたり、洗髪をします。内部被ばくをした場合、基本的には、かなりの長期間、そういった微粒子が体内にとどまり、放射能を出し続けます。その結果、周囲の細胞の遺伝子が壊され、次第にガンを発症します。 なお、そういった環境中に居れば、その間、ずっとレントゲンを撮り続けているのと同じで、放射線を浴び続けていることになります。放射能を浴びれば、微量であっても遺伝子異常は起こりえます。ただ、今回のような放射能漏れの場合は、まだかなり微量ですから、単に放射能を浴びるだけなら、そんなに心配ではないようです。つまり、内部被ばくをしないようにすることが重要です。これが、現場で作業されている人たちが必ずガスマスクをつけている理由です。 なお、今回、かなり微細な粒子での放射能漏れである様子ですから、かなり遠くまでこれらの粒子は飛散するはずです。このことは、幾つかの意味を持ち、一つは遠くへ飛ぶことにより拡散され、一定の広さあたりの放射能の強さを弱めることがまずあります。つまり、あまり危険性はないと言うことです。次に、これと相反することになりますが、微粒子であるだけ肺に吸い込みやすく、幼児など放射線の影響を受けやすい人の場合は注意が必要だと言うことになります。ヨウ素剤を薬局で買い、事前に服用しておくと放射性ヨウ素の体内取り込みを防ぐことが出来ると言われています。妊婦の方の場合は、医師に相談してください。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<403>>
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