http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/108.html
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菅首相が国民に呼びかけた節電の訴えに、善良な日本国民の大多数は喜んで協力しようしているように見受けられ る。ツイッターで「節電」を検索するとよくわかる。この未曾有の「国難」に直面し、いても立ってもいられない気持ちでいた時に、自分たちにもさっそく実行出来る「善き行為」が見つかったので、むしろう浮き浮きしている様子が見られる。そして、「計画停電」の不便を甘受しながら、電気の有り難さに改めて気づくことであろう。
しかし、この節電は本当にのっぴきならない必要からとられた措置なのであろうか? 例年の夏の電力消費量のピーク時(これは常に何とか切り抜けている)に比べて3月の消費量はどのくらいであろうか?
私のこの疑問に対する答えとして、
「東京電力の発電所、水力と火力で4535.1万キロワット。それに柏崎と福島の原発が全部動くと1730.8万キロワット。需要量は4100万キロワット。バックアップとメンテを考えてもまかなえるはず」というツイートがあった。「水力発電所のなかには、電力需要減の見込みで、タービンを設置していないところもあるようです」という補足もあった。
いっぽう、「東電の電力供給力は5200万kwから3100万kwに低下。同社最大需要は01年夏の6100万kw、3月のピーク4000万kw台。ちなみに、福島では100万kwクラスの東電原発が11基止まっています。本当にやばい」と答えた人もいた。石井孝明氏である。氏は政府や官庁よりの人のように見受けられた。
今度の「計画停電」は実に機械的で乱暴な措置である。東京都23区内は部分的に実施されるようであるが、リストを見ると了解に苦しむ点が多い。千代田区、中央区、港区、新宿区等が除外されているのは分かるような気もするが、葛飾区は含まれて江戸川区は除外、豊島区は目白だけが含まれる、という不可解さである。
http://www.tepco.co.jp/images/tokyo.pdf
全く、急遽八つ当たり的に作られた案のようだ。節電の措置は別の方法で、例えば、企業別の制限とか、派手な照明や広告の制限とかも考えられよう。しかも夕方発表し、翌日早朝からの実施とは! まさに東電と菅首相のヒステリーの発作だ。東電は消費者を脅迫しているのだ。
政府、電力会社、マスコミは、今一斉に沸き起ころうとしている「脱原発」の動きを封じ込めようと必死になっている様子。これで電気の有り難さを身にしみて知らせた上で、原発は必要だという結論に国民をもっていかせようと企んでいるのである。
今回の「計画停電」は東電や菅首相が人心操作の巧妙な手段として考えついたもののように思われてならない。
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