http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/812.html
Tweet |
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120104/dst12010409590006-n1.htm
フランス原子力安全局(ASN)のラコスト局長は3日、東京電力福島第1原発事故を受けた同国原発の安全監査報告書を政府に提出、記者会見で地震や洪水など自然災害を想定した安全強化対策で今後、数十億ユーロ(数千億円)の投資が必要だとの試算を明らかにした。
同局長は「(対策費用は)電気料金の値上げで賄う以外にないだろう」とも述べ、原発維持を国策とするフランスで今後、安全対策のために電気代の値上げが避けられないとの見通しを示した。
ラコスト局長は会見で「正確な数字は持ち合わせてないが、非常用電源の増設で数十億ユーロ、さらに非常時に指令本部となる退避壕建設に数十億ユーロが必要だ」と表明した。(共同)
========
(補足)
今回のASNの報告書提出は、提言/報告といった類のものではなく、「数十億ユーロも出せないから無理」というサルコジへの非常に強い命令のようなものです。
少し前にフランスのグリーンピースのメンバーが作業員になりすまして原発に潜入するのに楽々と成功したり、現在建設中のフラモンヴィル第二原発のずさんな工事の現状が国内に広く知られ、フランス国民も原発の安全性について疑問を持っていた所に出された報告なので、来年の大統領選をひかえ、大きな波紋を投げ掛けることは間違いなしです。
数十億ユーロという実質的な数字が出されたので、最低でもフラモンヴィル第二原発建設の中止ぐらいの結果が出るのでは、と私は見ています。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。