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除染・廃炉など「惨事便乗型ビジネス」は、当事国の産業でのみ進められる。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65783611.html
2012年01月03日19:03 ざまあみやがれい!
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除染・廃炉など「惨事便乗型ビジネス」は、当事国の産業でのみ進められる。「ざまあみやがれい!メールマガジン」vol.64
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東日本大震災、そして福島原発事故は世界中の注目を集め、今なお集め続けている。
日本人が注目するのと同じように。
国内の人々の原発事故への関心は、その立場によって様々だ。
「消費者」は放射能汚染の広がりを心配し、「企業」は電力を心配し、あるいは除染ビジネスに強い関心を持ち、「国」は、今後の電力行政、そして産業の行く末に関心を持っている。
そして、僕らは、世界各国の注目の仕方は、こういった国内の様々な立場での注目の仕方と似ていることに気づいている。
震災以降、世界各国から様々な技術供与が報じられたが、ほとんど日本はそれを受け入れなかった。数少ない受け入れ例がアレバだった。
だがアレバの技術供与は、東芝がサリーを開発したことによって、はねのけた。
そしてその技術はこれから、広大な土地の除染に使われる。
惨事便乗型ビジネスは、国内産業のみで進められるのが原則だ。日本国の景気のためには、国内需要を国内産業による供給で満たすことが必然だからだ。
今後、原子炉の内部を確認するための技術開発も進められることだろう。これも惨事便乗型ビジネスの1つだ。当然海外からの技術供与ははねのけていくに違いない。
▼狭い場所も楽々、原子炉調査の実績も 英国のスネークロボ
http://www.cnn.co.jp/tech/30004729.html
このように、原発をもつ各国には、ノウハウが蓄積されている。当然廃炉を進めてきたイギリスの技術力は、日本のものよりも現段階で優れているだろう。
もし、日本が1秒でも早く原発事故を解明したいと願うなら、こういった世界各国の優れた技術を迅速に取り入れていく必要がある。
だけれども、国民のそういった願いは聞き入れられることはない。
今日、2012年1月3日、細野豪志・原発事故担当大臣が次のように述べている。
▼福島 原子力安全の拠点に” NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120103/t10015024771000.html
『これから3、40年かけて使用済み燃料を取り出すといった、本当に無人化の技術に頼らざるを得ない状況に直面することになる。もともと日本企業は、無人化技術は非常に高く、福島で挑戦することによって、それが技術革新に結びつき、日本の産業を強くすることにつながるのではないか』
いかがだろうか。
細野大臣はハッキリと、「日本の産業を強くすること」だというメッセージを発信している。
使用済燃料をとり出すことの目的を、「日本の産業を強くすること」だと言わんばかりだ。間違えてほしくない。使用済燃料をとり出すことの目的は、福島の人々が持っている不安を少しでも解消することだ。
細野大臣の頭の中では、原発事故を収束させることは、産業を強くすることになってしまっている。これが惨事便乗型ビジネスだ。
だが、考えても見てほしい。
この技術は、今後どういうところで役に立つのだろうか。
原発事故対応で磨かれたテクノロジーは、どういった場面で役立つのだろうか。
先日知人との会話で、今後日本は「廃炉ビジネス」を推進すれば良いのではないか、という話題が出た。僕ははなはだ疑問だった。その答えが今見つかった気がする。
ここで話題にしている原発事故対応という惨事便乗型ビジネスも、廃炉ビジネスも、当事国は国内産業で進めたいに決まっているからだ。巨額の国税を投入するビジネスに海外の産業を参入させたいと思う国はいない。
この原則に則って考えると、廃炉のノウハウも、除染のノウハウも、事故対応のノウハウも、それによって日本の産業が技術力を磨いて産業が強くなったとしても、海外でその技術が生かされる見込みはうすいのではないか。
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