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総額10億円 汚染コメ 全量買い上げは壮大なムダ
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2011/12/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
このカネで最初から綿密な検査をしていれば…
農水省がきのう(27日)、福島県産の汚染コメの全量買い上げを発表した。買い上げは農水省所管の農業団体が行い、コメは廃棄処分する。費用は後に団体側が一括して東電に請求するというが、これは壮大なムダだ。
対象は、暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超えて出荷停止となった地域のコメのほか、新規制値(1キロ当たり100ベクレル)を超えたコメ。総量は今年生産分で4000トン、金額は約10億円の見込みだが、そもそも汚染コメは国の無策のツケだ。今さら農家の顔を札束で叩くなんて、フザけている。
「国は、県が4月に実施した土壌検査を踏まえ、土壌1キロ当たり5000ベクレル以下の水田での作付けを認めました。しかし、土壌検査のサンプル数が異常に少なかったのです」と言うのは、出荷停止となった地域のコメ農家だ。
「調査地点は1市町村につき、ほぼ1カ所。11月中旬に汚染が見つかった福島市大波地区は約150戸(計約60ヘクタール)の水田に対し、たった3地点のみでした。現地の農家が『放射性物質が低い所だけを選んでいないか』と疑問を投げかけても、国は聞く耳持たず。6月にホットスポットの存在が判明、一時は大波地区も特定避難勧奨地点への指定を検討されましたが、その時点でも国は楽観視。『水を張った田は正確な検査が困難』として、綿密な検査を怠ったのです」
国は肉牛の汚染発覚後も「コメは大丈夫」と胸を張ったものだ。汚染コメが見つかり、慌てて土壌の再検査やコメの全袋検査に乗り出したが、本末転倒である。
ハナから綿密な土壌検査を行っていれば、こんな膨大な作業は必要なかった。
「土壌検査の機器や人員の不足も最初から分かりきっていた。10億円ものカネがあれば、検査態勢の不備も整えられたし、何より水田の除染研究にカネを回した方が、よほど農家は喜びますよ」(前出のコメ農家)
コメは「88回、手が掛かる」と言われる。大枚をはたいて、今さら努力の結晶を捨てろと迫るなんて、政府は福島の農家をナメ切っている。
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