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小出裕章「山沿いにある田んぼはきっと山から汚染が流れてきて、これから汚染がどんどん増えていく」12/27(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65782610.html
2011年12月28日11:50 ざまあみやがれい!
2011年12月27日(火)、小出裕章氏が、毎日放送「たね蒔きジャーナル』に出演。100ベクレル/kgを超える米を買いあげるという政策について言及しています。
▼20111227 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Zp0nbGnK420&feature=uploademail
=====(文字おこし、ここから)
水野「京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺います。小出さんこんばんは」
小出「こんばんは」
水野「今日もよろしくお願いします」
小出「こちらこそよろしく」
平野「よろしくお願いします」
小出「お願いします」
水野「今あのニュースにありましたお米のおはなしなんですけれども。まあこうした、100ベクレルを越える米を買いあげるということ、あの、今回こういう決定ですけれども。これから先ですね。えー、同じ土地で作られるお米、というのは、ま、年を負うごとに含まれる放射性物質は、減るんでしょうか」
小出「え、基本的には放射能自身は、え、寿命を持っていますので少しずつ減ると思いますけれども。個別の田んぼで減るか増えるかというのは、その環境の条件によると思いますので、一概には言えないと思います。えー例えば山沿いにあるような田んぼはきっと山から、汚染が流れてきて、これから汚染がどんどん増えていくということにもなるだろうと」
水野「あ、これから汚染が」
小出「はい」
水野「増える地域もあるわけですね」
小出「はい。
水野「山から、あの、水などで流れてくる」
小出「そうです」
水野「場合、ありますよね」
小出「そうです」
水野「はい。」
小出「で、一方で、まあその田んぼの水とか土とかが流れて、川に流れて、えー、福島で言えば阿武隈川を通って太平洋に流れていってるという、放射性物質はもうすでに観測されていますので」
水野「はい」
小出「え…同じような条件がじっとしているというようなことは多分ない。要するに動いているのだと思います」
平野「ふーん……」
水野「はあ。ということはですよ」
小出「はい」
水野「今年、なんとかこのお米を作ってですね」
小出「はい」
水野「今の基準値の範囲内で、規制値の範囲内だということで流通させている土地もですね、また次の年にはそうはいかないというケースが」
小出「はい」
水野「これからありうるんですね」
小出「え……多分ありうるというか、多分あるはずだと」
水野「はあー……。」
平野「先生、あのうー」
小出「はい」
平野「も、そもそもですね」
小出「はい」
平野「今回米の買い上げってのは、なんか一種、国の救済措置みたいな印象ありますけれども。そもそも、あの、お米を作らせたらダメな地域をですね、きちんとこう、明確に判断せずにですね、つくらせてしまって、まあ作ってもらってですね。それで二重のダメージを与えたという、国のこのそういう測定とか、あ…、政策の決断のなさが、こういうことを招いているというのが、言い方、言えないでしょうかね」
小出「はい。おっしゃる通りだと思います。え…なんか今回ニュースでは、え…米を業界団体がかり、買いあげて隔離すると、いったんですね。いったい隔離ってなんのことなのか私にはよくわからない」
水野「まあ流通にのせないという意味、でしょうけど。どこに動かくりできるかですよねえ」
小出「はい。隔離したところで、それどうするんでしょう。捨てるんでしょうか(苦笑)」
水野「ねえ……。」
小出「いや…どういう事なのかわかりませんが」
水野「例えば今、今年隔離したとしてですよ」
平野「うん」
小出「はい」
水野「これ、来年、も、同じようなことが起きるわけでしょう」
小出「要するに古米、古古米、古古古米といってたまっていってしまうわけ」
水野「たまっていきますよねえ」
小出「はい。隔離というだけであればですね」
水野「ええ」
小出「はい。え…まあ隔離にしても、東電に買いあげて捨てさせるということにしても、農家から見たら耐えられないと思う、のですよね。せっかく作っても……意味が無い…そういう仕事を、要するに(小声)、汚染をしてる場所でさせてるわけですよね。人々に。本当は私はあの…みなさん、住んではいけない場所、だと思いますので、本、本当のことをいうならやはり…国家がですね、そこの人たちを、農家の人達も含めて避難を別の場所でお米を作ってもらうということをやったほうがいいと思うのですけれども。今日本の政府はそういう事をやらずに、汚染地帯に人々を住んでもいいと言ってる、きたのですね。逃げるなら勝手に逃げろと、もう補償もなにもしないよというそういう政府なわけで、農家の人は作るしかない。でも作ったところで基準を超えたら、隔離だか何かになってしまうという…いったいこれどうやって考えていいのか私にはよく分かりません……」
水野「はぁ…」
平野「今あの…まあ被災地は結構雪がおおくなって。次の年の作付どうしようかといったら農協がもう連日、あの、会議をしてですね」
小出「はい」
平野「国の方針が、その自分たちの地域に該当するかどうかわからなくて困ってですね。」
小出「はい」
平野「ようするにもう生活の基盤を奪われますよね」
小出「はい」
平野「作れない」
小出「そうです」
平野「そういう事に対して国の指針みたいなものが、ほんとに、きちんと示せてないなあという印象なんですよねえ」
小出「そうですね。まあでも、本来であれば新たに指針を作るというよりは、本来、法治国家と言ってるわけですから、自分が決めた法律をきちっと守るというのが国家の役割だと思います」
平野「うん」
小出「そうであれば、今福島県内の東半分はもうすでに人が住めません。」
平野「ああ」
小出「え…農耕をしてもいけないというそういう場所になっています。ですから、それを日本というこの国が、う……自分が決めた法律を守らないというそのことがこういう状況を引き起こしてる、のです」
平野「そうですねえ……はい」
水野「はい…。え。もう1つじゃあ伺います。あの、せ、昨日もですね、お伝えしたんですが。政府の事故調査検証委員会の中間報告について、え…いくつか、あの、具体的に、えっ? と私などは驚くような事実が記されて、ぽりましたので。小出先生のご感想を伺いたいんです。あの…SPEEDIというのはですね、放射能の影響を予測するシステムで、これをとにかく早く公表するべきだと小出先生は事故直後おっしゃっておりました」
=====(文字おこし、続く)
◇
小出裕章が語るSPEEDI隠蔽と中村審議官更迭「無用な混乱を防ぐことが国家にとって1番の重点目標 住民を守ることは二の次」12/27(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65782616.html
2011年12月28日12:25
水野「はい…。え。もう1つじゃあ伺います。あの、せ、昨日もですね、お伝えしたんですが。政府の事故調査検証委員会の中間報告について、え…いくつか、あの、具体的に、えっ? と私などは驚くような事実が記されて、ぽりましたので。小出先生のご感想を伺いたいんです。あの…SPEEDIというのはですね、放射能の影響を予測するシステムで、これをとにかく早く公表するべきだと小出先生は事故直後おっしゃっておりました」
小出「そうです」
水野「これがずいぶんと遅れたわけですが」
小出「はい」
水野「なんでおくれな、遅れたのかと」
小出「はい」
水野「いう話、が、この中間報告に書かれてますが」
小出「はい(苦笑)」
水野「これ3月の11日にSPEEDIは予測を出していたけれども、で、その結果を保安院には渡していた。で保安院は官邸に送ったというんですね」
小出「はい」
水野「ところが官邸の地下に、地下と5階に別れて作業していたようで。官邸の地下に、あの、色んな象徴からの、メンバーが集まっていた。そこにいた内閣官房職員が、これ、あくまで参考情報だと考えたから、官邸の5階にいる菅元総理たち、菅前総理たち、首相執務室には報告をしていなかったと、言うんですね」
小出「はい」
水野「つまり。官邸の地下にまでは渡っていたSPEEDIの情報は5階にまで行かなかった! だから多くの方が余計な被曝に晒されてしまったというこの事実を、小出先生、どうお感じになりますか。……今になって、こういうことが出てきました」
小出「え、まあ、当時からSPEEDIがあるからどうして使わないのかと私は発言をしましたし、SPEEDIの関係者は11日からもう不眠不休でやっていたはずだと」
水野「そうおっしゃってましたね」
小出「私は、はい。私は思っています」
水野「やはり出してたんですね。11日にちゃんと!」
小出「もちろん、そうなんです。で、次々といろいろな計算をですね。彼らはやり続けた、わけですが。結局それは…(ため息)…無用の混乱を招くと、いう理由で握りつぶされてしまった…、のですね。え…なにかその地下と5階との意思疎通がなかったというようなこと、今、水野さんがおっしゃったこと以上に、私は、ようするに、無用の…無用な混乱を防ぐということが日本の国家にとって1番の重点目標なのであって。」
水野「ええ……」
小出「住民を守るということは二の次だったということを示したのだと思います」
平野「うん……」
水野「この無用の混乱を防ぐというのは、大きなキーワードに、なって来るんじゃないかと、思います。あの…他にもですね、こういう情報があります。国民への情報提供が、国が統制したという事実が挙げられているんですね」
小出「はい」
水野「え…例えばですね。3月12日の午前中ですけど。保安院の中村さんという審議官が、メルトダウン、炉心溶融について発言しているんですね」
小出「そうです。」
水野「会見で」
小出「そうです」
水野「炉心溶融がほぼ、進んでいるのではないだろうかと、午後2時には言っています」
小出「はい」
水野「え……ところがですね、その後、中村審議官は会見に出なくなりました。」
小出「はい」
水野「姿が、見えなくなりました」
小出「はい」
水野「なんでなんだろう、というとですね。保安院の院長が、発表内容は事前に官邸に伝えるように要望する声があったと聞いた、…んだそうで」
小出「はい」
水野「ですから院長から中村審議官に注意がなされ、それ以来、中村審議官は、姿を会見から消しました」
小出「はい(苦笑)」
水野「そしてともに保安院はこの炉心溶融、メルトダウンというものについて、明言することが無くなったわけです」
小出「はい」
水野「だからメルトダウンということが公表されたときに、わたしらは、小出先生の話をずっときいてましたから、ほら、ずうっと前から言うてましたやん! 今頃になって認めるかと怒りが大きかったわけですが」
小出「…はい…」
水野「こんな舞台裏があったんですよね……」
小出「はい、前からそう聞いていました。何を今更こんな報告書でいうのかなと。あ、まあ、前、私も前から聞いていたし、」
水野「はい」
小出「え……今度の政府の委員会もそれを、今まできいてきたことを整理したということなのでしょうけれども。え……私にとっては何を今更という、報告書でした」
水野「何を今更なんですねえ」
平野「しかも、あの、当時のままの人たちですよねえ。」
小出「はい」
平野「あのう、何にも責任もとってないですよねえ。こういうことがあきらかになって」
小出「そうです」
平野「こういう人を……だったら、あの、こういうことを招いた責任はやっぱり当事者がとるべきですよねえ。それについて…」
小出「私は個人責任を取るべきだと思います」
平野「ええ」
水野「ええ、まず個人責任を問わないということ事故調査委員会のありよう、がもちろん問題に、ね、なりますし。あのー……それこそ…良かれと思って逃げた方々がね、結果的には、この放射性物質の濃度の高いところに逃げてしまっていたという」
平野「飯舘村なんかもそうですよねえ」
水野「飯舘村に、良かれと思ってにげたら、そこが1番高かったという方々がいらっしゃるわけですよねえ。」
小出「そうです」
水野「今となっては本当にもうかえすがえすもくやしいんですが。責任をとらないまま年を越える、政府の人たち……、政治家たち……」
小出「はい」
水野「ということになります。えー小出先生、明日もどうぞよろしくお願いします」
小出「こちらこそ」
平野「どうもありがとうございました」
水野「ありがとうございました。京都大学原子炉実験所助教、小出裕章先生に伺いました。
=====(文字おこし、ここまで)
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