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除染のエキスパート「陸自化学防護隊メインの除染隊」を福島県知事・佐藤雄平が解散に追い込んだ。(ざまあみやがれい!) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/604.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 12 月 25 日 19:29:08: igsppGRN/E9PQ
 

除染のエキスパート「陸自化学防護隊メインの除染隊」を福島県知事・佐藤雄平が解散に追い込んだ。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65781985.html
2011年12月25日18:44  ざまあみやがれい!


陸上自衛隊が除染のための「除染隊」を結成したが、3日後に解散した。来年度から福島県は除染に本腰を入れる流れのはずだ。

細野豪志原発担当大臣も「オンサイトからオフサイトへ」という発言をし、福島原発事故対応に注いでいた力を除染に移すという旨の発言をしている。

そして、不可解なのは、佐藤雄平知事が「事故収束宣言」に対して強い不快感を表明したのも関わらず、佐藤知事が「除染隊」の派遣を断った形になったことだ。


※僕は大変残念なことながら、陸上自衛隊についてエキスパートではありません。調べた上で書いていますが、誤りなどございましたらすみやかに訂正いたします。


では、「除染隊」解散までの経緯を順番に追っておく。

まずは、陸自「除染隊」を派遣する事を知らせる報道だ。

▼12月13日準備:除染を後方支援 陸自第7師団 福島県に派遣へ:苫小牧民報社
http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11121301.html

 来年1月から本格化する東京電力福島第1原発半径20キロの警戒区域内などでの除染作業に合わせ、陸上自衛隊第7師団(東千歳駐屯地)は今月下旬に、後方支援活動部隊を福島県に派遣することになった。作業は1月1日から開始する予定だ。
 警戒区域と計画的避難区域に入った車両などを洗い流す作業のほか、大気中の放射線量を測定するモニタリング調査などをするとみられる。

 同師団指揮下の第7化学防護隊が中心となり、第11普通科連隊や第71戦車連隊、第7施設大隊などの隊員約70人と除染車など約30両が第7化学支援隊として派遣される。

 26日に東千歳駐屯地を出発。苫小牧港からフェリーで現地に向かう。作業は1月1日から同31日までの予定となっている。

 現在、宮城や福島、山形の東北3県を管轄する陸自第6師団が、警戒区域になる樽葉、富岡、浪江の3町と計画的避難区域の飯舘村に展開。来年1月から始まる本格的な除染活動の拠点を確保するため、900人体制で各役場と周辺の除染作業を実施している。


この「除染隊」派遣の目的は、福島県の住民の周りを除染するというよりは、先に福島入りしていた、20キロ圏内の警戒地域で除染活動をしている自衛隊の支援をするかたちだと、報道からは読み取れる。

▼12月20日編成式:放射線除染を後方支援 東千歳駐屯地で陸自第7師団、化学支援隊編成式:苫小牧民報社
http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11122001.html

『陸上自衛隊第7師団は19日、東京電力福島第1原発事故を受け、放射線の除染作業を後方支援する第7化学支援隊の編成式を司令部がある東千歳駐屯地で行った。』

『警戒区域内で、大気中の放射線量を測定するモニタリング調査のほか、車両の除染作業、一時帰宅する住民や他部隊のスクリーニング(放射線検査)を実施』

『現在活動中の第9師団(司令部・青森駐屯地)の交代要員としての派遣』(引用ここまで)

と編成式を行った。

だが、突然の解散となった。


▼12月23日解散:陸自第7師団の第7化学支援隊解散 原発事故収束受け派遣中止:苫小牧民報社
http://www.tomamin.co.jp/2011c/c11122303.html
(2011年 12/23)

 陸上自衛隊第7師団(司令部・東千歳駐屯地)は22日、福島県郡山市を拠点に放射能の除染作業を後方支援する部隊「第7化学支援隊」の派遣を中止し、隊を解散したと発表した。

 政府が16日、東京電力福島第1原発の原子炉が冷温停止状態になったとして原発事故の収束を宣言。これを受け福島県は20日、防衛省に陸上自衛隊の撤収を要請していた。

 第7化学支援隊は、第7化学防護隊を核に9部隊70人で構成し、19日に結成式をしていた。26日に現地に向け出発し、来年1月1日から活動する予定だった。


ここまでの経過をざっとまとめると。

=====


●先行して警戒区域を陸自が除染していた。

●12月13日、支援するための「除染隊(第7化学支援隊)」結成へ

●12月16日、野田総理、事故収束宣言。これに福島県知事・佐藤雄平が「実態を知っているのか」と強く抗議。


●12月19日、「第7化学支援隊」編成式

●12月20日、福島県知事・佐藤雄平、自衛隊に撤収を要請。


●12月23日、第7化学支援隊、解散。

=====

国・県の見事な連携による、陸自・除染隊つぶしが炸裂した、と僕は見ている。

今回の「第7化学支援隊」の中心組織「第7化学防護隊」の歴史を見てみよう。

▼第7化学防護隊ホームページ
http://www.mod.go.jp/gsdf/nae/7d/team/7cml/7cml.html

阪神淡路大震災・中国遺棄化学弾回収作業などなど、大災害や国際的な化学弾回収などを行っていることがわかる。写真を掲載していない活動もあることだと思う。つまり彼らは、プロ中のプロなのだ。こんなこと素人の僕よりも詳しい人がいるだろうから、その人にこのへんはお任せしたいと思う。

つまり、この化学防護隊が除染活動を続けることこそが、最も優れた除染活動だ。住民のボランティア除染活動や民間の除染活動とはスケールが違うように僕には思う。

だが、このプロフェッショナルな除染こそが、福島県にとって都合が悪いのだろうと見ている。

▼【原発】総理の「事故収束」に福島県知事が不快感(11/12/18) - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DV-OYbfPoiQ

※なお奇しくもこれに関する報道は全て、ニュースサイト、Googleニュースから削除されている。


国の終息宣言に対して「実態を本当に知っているのか」と強く抗議した佐藤雄平氏が、返す刀で福島県での自衛隊の活動、とりわけ除染活動を終わらせたことに違和感を持つ人も多いだろう。

その理由は、福島県の支配が自衛隊までは届かないことにあると僕は傍観している。

自衛隊は、国を守るという使命にもとづき、報道にあるようにモニタリングを始め、プライドをかけて本腰を入れて活動する、そういうことになると、福島県にとって都合の悪い情報が出た場合、福島県川がストップを掛けられず、メディアを通じて報道されることに繋がりかねない。

実際、原発事故直後多くの自衛隊からの情報がメディアを通じて国民にもたらされた。私も知人(その息子が自衛隊幹部)を通じて、水素爆発を生で見ていた後方指揮の隊長からの強い警告を伝える情報を得ていた。


危険を知らせる情報でなくとも、作業活動がテレビで報じられることすら、望まれていないのかもしれない。

さらに、自衛隊による除染がうまくいかないという結果が続いた場合は、除染に関して言い訳すらできないということになる。

多くの人が言っているように福島原発事故は戦争になぞらえられる。僕も同意だ。除染活動もまさに放射能との戦争行為だと見る。自衛隊が派遣されるのも、放射能との戦争のためということになる。自衛隊の除染が続く限り、戦争状態であることということがはっきり浮き彫りになり、国内外に伝わり続けるだろう。

除染は、戦争ではないというごまかしのメッセージを作るために、除染が本格化する来年からは、自衛隊の関与をゼロにしたいのではないか。

「平和で楽しいお掃除気分の除染活動」という看板を掲げるために。

ただ、どちらにせよ、僕は20キロ圏内で、自衛隊が除染活動を行うことは今の時点では無駄だと思っている。

自衛隊が除染活動をしなければいけないのは、市民が息をして生活を営んでいる場所なのだと思う。

蛇足になるかもしれないが、福島原発事故後、多くの原発で非常事態に備えた訓練が行われている。そのうちの1つとして自衛隊と連動した訓練を行っていない。これについて不可解に感じる。これは推測だが、おそらく自衛隊が断っているわけではないだろう。自衛隊はむしろ訓練に参加し、自分たちの活動をPRしたいという意図があるはずだ。

そう考えると、電力会社や立地地域側が自衛隊へ協力を要請していないと推測できる。

この国にはまだ危機感がないようだ。


 

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コメント
 
01. 2011年12月25日 19:48:11 : ZbEkMfgIXY
ちがうんじゃないかな。記事からみえる構図として、
福島県知事は、政府による事故収束宣言に異議申し立てしている。
そこから「除染隊はこないくていい、撤収を要請」という意見を出しているはず。
事故は収束せず、すなわち、放射能降り注ぐ中で除染しても元の木阿弥だから
こなくていいのだ、と。これは政府の態度への異議申し立てであり、
政府と福島県知事の連携ではなく、政府と福島県の対立があるのではないですか。
対立の形を取った連携であると無理矢理いうことはできるけれど、
それは通常の協力関係とはいいがたいものです。
自衛隊が除染活動で被曝せずにすむのはいいことです。
ただ、政府はいずれにせよ、除染に関係なく安全宣言を出し、住民の生活圏を
広げていくほかはないでしょう。経済最優先だから。
そのための山下と県立医科大です。放射能といえども、ほら、病気なんて
全然ないじゃない、と報告させるのだから。除染は必要なかった、と。

02. 2011年12月25日 21:10:02 : txKoq6KBVw
http://yamagata-np.jp/news/201111/22/kj_2011112200694.php
がれき広域処理を要請・全国知事会議 首相、TPP「十分に議論」
2011年11月22日 11:51

03. 2011年12月25日 22:12:05 : YcFoaWBFVA
心筋梗塞や癌で死亡事例が増えなきゃいいけどね。
みんな覚悟の上で福島に住んでいくのだから、かまへん。

04. 2011年12月25日 23:04:30 : Gh8PnDYLPI
ニコニコしてれば除染なんて必要ないんだろうな(笑)

05. 2011年12月26日 09:24:34 : b54KyZIWpE
>>03
増えない可能性はゼロ。
バカは死ぬ。

06. 2011年12月26日 10:31:41 : iQinVlOl1c
除染事業も「地産地消」がいいんだろうね。
福島終わってる。勝手にやらせとけ!!

07. 2011年12月27日 03:11:49 : SfHosJdyPE
投稿者は核心を鋭く突いている。
01さんのコメントは、佐藤雄平県政の捉え違いから、おそらく見当違いである。

「放射能降り注ぐ中で除染しても元の木阿弥だから
こなくていいのだ、と。これは政府の態度への異議申し立てであり、
政府と福島県知事の連携ではなく、政府と福島県の対立があるのではないですか」

 「子殺し」佐藤雄平が、こんな殊勝な判断などするはずがない。
 佐藤雄平が、事故後、「怒って」東電と会うことを拒絶したり、泣いたりのポーズや「脱原発」に惑わされてはならない。
 佐藤雄平は、こうした仮面の下で、県民の避難、県外流出を妨げるため、国に、子ども20mシーベルト基準を要請し、山下俊一を手先に使うほか、ありとあらゆる画策を行ってきた。
 この人間、あるいは、その下の福島県政には、子どもをはじめ住民の健康、命などどうでもよく、自分たちの権益、支配、そのもとになる「福島の経済」を防衛することしか頭にない。

 国も県も、それぞれひどいことをやっている。国や自衛隊が良いというわけではない。しかし、佐藤県政が20m基準を国に「強要」したように、福島県内の問題をめぐっては、多く、県政や自治体首長などは、個々の点では国以上のひどい抑圧や隠ぺいを行っている。
 それがばれてはまずい、という投稿者さんの推測は、この間の県政の行動からは、当たっている可能性が高い。


08. 2011年12月27日 12:39:46 : CGaB34XTl
除染なんて、どうせ意味ないでしょ、後から後から降ってくる雨みたいなものだし。
だったらその金をみんなで分けて、たとえ効果が有っても無くても除染してそこで暮らして言えと運命を共にしたけりゃそれも良し、その金を移住資金にするも、個人の好きにすれば良かったンだよ。
それなのに「除染だー!除染には補助出すぞー!でも移住には金出さないー!」ってのがそもそも高飛車なのっ。



09. 2011年12月30日 11:37:03 : tRdNTeoJ5o
あくまでも被害自治体として国からカネを引っ張ります、てことだろ

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