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業者「経過を見たい」 線量低下も下水汚泥の搬出中止
国が定めた基準を下回りながらも、県内で発生した放射性物質を含む下水汚泥の処理が進まない。東京電力福島第1原発事故による放射性物質の飛散が少ないとされる会津若松市は今月2度の検査で、肥料化が可能となる1キロ当たり200ベクレルを下回ったため業者に処分を依頼、21日にも搬出する計画だったが、「もう少し経過を見たい」などとして20日、業者から凍結を伝えられた。市は困惑しながらも「ほかの業者も含め検討したい」としている。
市は原発事故後、放射能の問題から、下水処理で発生した汚泥にブルーシートを掛けるなど飛散処理した上で、下水浄化工場などに仮置きしてきた。定期的な放射能濃度検査も行い、5月の検査では、埋め立て処分が可能な8000ベクレルを下回る2610ベクレルだった。
(2011年12月21日 福島民友ニュース)
原発・フッ素19
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