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発信箱:まるでカフカ=伊藤智永(ジュネーブ支局)(毎日新聞)原発推進・廃絶の呪縛
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/494.html
投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 12 月 21 日 03:31:17: V/iHBd5bUIubc
 

毎日新聞 2011年12月21日朝刊
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/
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発信箱:まるでカフカ=伊藤智永(ジュネーブ支局)

 アラブ、欧州、北朝鮮。世界があまり激しく動くので、福島第1原発事故が早々と収束し、外国に原発輸出を再開しても、そんなものかと受け流しがちだ。私たちの生き方は変わらざるを得ないと心したのは、ほんの9カ月前のことなのに。

 原発はこりごり、という感情は無理もない。それなら、反原発かと言えば、一足飛びの核兵器全廃論や非武装中立の一国平和主義と似て、自分にだけ都合のいい主張へのためらいがどうしても残る。

 困るのは、権力や専門家にだまされていた、今は目覚めた正義の側にいる、という純真な気負いに出くわす時だ。とはいえ、あからさまに戸惑うのも芸がない。

 そんな時は、寓話(ぐうわ)の効用である。カフカ創作のこのエピソードはどうだろう。

 掟(おきて)の前に門番がいる。男が入れてくれと頼むと、「今はだめだ」と断られる。

 門は開いているが、中には次々に門があって、屈強の門番たちがいるという。

 男は懇願を重ね、許しを待ったが、ついに聞き入れられず、死の時が訪れる。

 初めてある問いが浮かび、尋ねた。

 「だれもが掟を求めているのに、どうして私の他にだれも来なかったのです」

 すると、門番は男の耳元で言った。

 「この門はおまえ一人のためのものだったのだ。おれは行く。門を閉めるぞ」

 己の失敗を門番のせいにする限り、男は何世代生まれ変わろうと門に入ることはできない。門はいつでも開いていて、入らなかったのは男自身なのだから。

 男は掟を他人が作る決まり、社会の仕組みと思い込んでいた。しかし、実は男自身の生き方こそ掟に他ならない。

 原発推進派は、別の掟で同じ呪縛にかかっている。原発推進も廃絶も、掟の門の前で待つ身としては同類だ。


毎日新聞 2011年12月21日 0時09分  

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コメント
 
01. 2011年12月21日 13:04:58 : 6UAHReUaJw
この記事書いた奴ってキチガイか?
ナニが言いたいのかサッパリ分からん。

こいつも仕事人のリストに登録しとくか?


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