http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/329.html
Tweet |
幻の映画と言われた『ひろしま』が16日(金)18時30分より横浜の戸塚公会堂ホールで上映される。私も上映実行委員会(問い合わせ090-7405-4276)のメンバーになっていて、昨日事務所でその試写を観た。噂に違わず凄い映画だった。原作は長田新の『原爆の子』で、新藤兼人監督の同名の作品と一緒に作る筈だったのが、途中から別々の二作品となった経緯がある。原爆投下を扱った作品は他にも『二十四時間の情事』や『黒い雨』等たくさんあるが、この作品ほど投下時の悲惨さを真正面から描いたものはないだろう。作られたのが1953年で、投下からそれ程年月が経っていないことや、被爆者を含めた9万人の広島市民がエキストラとして参加したこと等もその感を強くさせるのかもしれない。月丘夢路、岡田英次、加藤嘉、山田五十鈴、三島雅夫等懐かしい俳優が大勢出ている。
広島県教組が呼びかけ、全国の教職員一人50円、50万人が資金を出し合い、日教組独立プロとして製作した。一般公開が難しく多くの市民の鑑賞とはならなかったが、1955年にベルリン国際映画祭長編映画賞を受賞している。
投下された時の軍部の反応ぶりが、今回の原発災害時の政府の対応ぶりと共通するところがあり興味深い。最近、日本各地で上映運動の気運が盛り上がっている。
福井孝典ホームページhttp://plaza.rakuten.co.jp/fukuitakanori/diary/
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。