http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/240.html
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★中身も知らずに批判する半可通
中川先生の本も読まずに、やれ御用学者だ、東電の手先だと非難する人間が大勢いる。
その人となりも知らずに、小沢元幹事長、植草さんや鈴木宗男氏を犯罪者呼ばわりした「半可通」と同じだ。
最新の放射線治療で大勢のがん患者が救われており、乳がん、子宮頸がん、前立腺がん等ガンの種類によっては、切除より放射線治療というのが世界的な標準治療になりつつある。
放射線治療を使えば、立川談志の咽頭がんもその声を残せた。
渡哲也の大腸がんでも人工肛門が不要だった。
ACでお馴染みの子宮癌や乳がんでも子宮や乳房をそのまま残せる。
抗癌剤で髪が抜け、やせ細り、痛みに苦しむ末期がん患者の苦痛を和らげる。
しかし、日本では、がん治療は外科的療法が中心であり、放射線治療は専門医も病院も少なく、日本の医療現場では少数派でまだ敵視されている。中川先生自身、「外科にとって放射線科は「ライバル企業」」と嘆いておられる。
放射線治療で命を救われた、71歳のがん患者が告白する。
「約1か月の治療を終えて退院した1週間後、受診した私を先生がニコニコ笑って迎えてくれました。・・・すべての結果で、がんは消えていたのです!!
・・・それにしても、最初にがん告知を受けた病院で、私が放射線治療を受けたいと告げたとき、検査結果のコピーもくれず、
「早く入院の予約をしないと、手術がどんどん後まわしになっちゃうよ」と言放った医師の言葉は、死ぬまで忘れられないと思います。」(「切らずに治すがん治療」P167)
★たったひとつの抗がん剤より安い放射線治療全体の年間売り上げ
手術に比べて格段に安い放射線治療。手術の半分以下だ。
抗がん剤治療はそもそも高額な上、副作用和らげるための薬代もかかる。保険適用のない薬を使えば費用は天井知らず。
「放射線治療全体の年間売り上げは450億円ほどですが、これはリュープリンというたったひとつの抗がん剤の売り上げ(2006年は700億円以上)よりはるかに少ない金額です。」(前掲書P146)
子宮頸がんワクチンの投稿でも書いたが、アメリカの製薬メーカー、がん保険会社は、年次改革要望書で脅された、日本の厚生労働省の予算で電通と一体となって、広報、販売促進を行っている。日本のがん医療市場は正にドル箱。
そんなアメリカの製薬メーカーにとって中川先生の勧める放射線療法は目の上のタンコブだろう。
★医学的知見とは程遠い
がん治療に使用されるX線は、光や紫外線、赤外線と同じ、電磁波であることや、水分の多い、人体に当たると間接作用で活性酸素を発生させ、細胞を傷つけるが、がん細胞と正常細胞の修復能力の違いで正常細胞は回復すること、放射線治療は人間の免疫力を活用した治療であること、低線量率の放射線では、白血病・がんなどの発生はみられないという医学的「常識」も、放射線恐怖を煽る「市民」たちにはデタラメ扱いされてしまう。
放射線治療には、1回平均2グレイの放射線が照射される。広島に落とされた原爆が発した放射線が4グレイだったことを知れば、広島・長崎の原爆の被害が高濃度に濃縮されたウラン・プルトニウムが引き起こした「核爆発」による熱線・爆風が原因であることが理解できるはずだ。
放射線治療では、放射線を浴びた組織は2000分の1度くらしか上がらないのに放射線=やけど、ケロイドという誤ったイメージが日本人に刷り込まれてしまった。
★脱原発と「放射線怖い怖い」は別次元の話
日本の原発は、欧米の商業原子炉輸出戦略の一環であり、日本サイドの目的は、潜在的な核兵器開発研究であり、官僚・政治家・ゼネコンの原子力利権である。
アメリカの核の傘の下に入り、日米同盟を結び、アメリカのロシア・中国に対する防波堤としての役割を押し付けられた日本が独自の核兵器開発を行うことは困難だから、事実上、原発は政官財の利権でしかない。
地震の多い日本では、原発特に初期のアメリカ直輸入の旧型原子炉は危険であり、もっとエネルギー効率の高い、天然ガスをつかったガスタービン発電や洋上複合発電等に転換することが望ましい。
しかし、放射能怖い怖いを煽ることは、政財官の新たな除染利権につながるだけで、増税を押し付けられる国民や復興から取り残される東北の人々に対する詐欺でしかない。
無駄な除染に何兆円も金を使って、ゼネコンに金を流すくらいなら、その金を地震や津波の被害者救済に使うべきだろう。
税金で販売拡大を狙うアメリカの製薬メーカー、放射線医療をライバル視する既存のがん医師界、政財官の放射線利権の亡者たちが、善良な市民の振りをして放射線怖い怖いを煽っていませんか?
<参考リンク>
◆切らずに治すがん治療―最新の「放射線治療」がわかる本
http://www.honzuki.jp/book/book/no68504/index.html
◆改訂:キーワードは「子宮頸がんワクチン」:外資、自公、厚労省、電通・・・まだ日本にいかがわしいワクチンを売りつける気か?
http://www.asyura2.com/09/buta02/msg/555.html
◆第2回 がんに関する普及啓発懇談会 議事次第
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/12/s1226-7.html
◆大手ゼネコンが握る「除染利権」 造ることで稼ぎ、壊れても稼ぐ@こちら特報部 (東京新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/222.html
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