http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/235.html
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「冷却水漏れ」は真実をぼやけさせる。「配管がダメになった」のほうがクリアーだ。
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65779742.html
2011年12月10日11:23 ざまあみやがれい!
ここ最近冷却水漏れが各所で起きている。美浜原発でも起きた。
小出裕章「そん時になんで報道しなかったんでしょうね」ーー美浜2号停止。ひと月前から「冷却水」漏れ続ける事故。福井県が隠蔽に加担か 12/7(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65779405.html
そして今回、玄海原発3号機でも起きた。
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玄海3号機で冷却水漏れ 1・8トン、九電発表せず
九州電力は10日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町)で、1次冷却水の浄化用ポンプの接合部から放射性物質を含む1次冷却水約1・8トンが漏れていたことを明らかにした。冷却水は浄化装置の内部にとどまり、建屋外への放射性物質の流出はなかったという。
九電は9日、浄化装置に設置したポンプ1台の軸受けの温度が、80度以上に上昇したことを知らせる警報が鳴る不具合があったと発表した。この際、水漏れについては「浄化装置の外に漏れたわけではない」などとして発表していなかった。
引用元:http://www.47news.jp/CN/201112/CN2011121001001123.html
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毎回、メディアは、「水漏れ」は「浄化装置の外に漏れたわけではない」などという電力会社側の言い訳を報じている。
漏れた水が「外に漏れてない」だとか「放射性物質をふくんでない」だとか「すごく含んでいる」とか、1つ1つのケースを別々の文脈で報じていて確かに間違えてはいないんだけれども。
「冷却水漏れ」という言葉が、実態をぼやけさせていると思う。
実態は、
●配管がダメになったこと
であることは共通している。
だけど報道の中には「配管」という言葉が出てこないんですよ。
「1次冷却水の浄化用ポンプの接合部から」
なんてぼやけた表現をしている。でもそこにあるのは「配管」ですよ。配管が駄目になったことこそが、「漏れ」の犯人なわけです。
ちょっと別の話題だけど。かつては配管の一種「電線管」の中を海水が伝って非常用ディーゼルエンジンが海水に浸かって機能しなくなる事故が発生していたこともあった。
http://livedoor.blogimg.jp/amenohimoharenohimo/imgs/5/d/5d79e43f.jpg
20年前ディーゼル発電機が海水に浸かる事故があった! 当時すでに「津波・全電源停止・メルトダウン」を指摘していた元東電社員が告発(動画)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65777755.html
要するに配管って盲点なわけです。
なかなか原発の外にいる僕らからは「配管」は見えないんです。でも配管にフォーカスを当てなければいけないんだと思う。
だから
「玄海3号機で冷却水漏れ 1・8トン、九電発表せず」
というタイトルは、
「限界3号で配管ダメに 冷却水漏れ1・8トン、九電隠蔽」
にすると、実態をきちんと表せてると思う。文字数もそんなに増えてないし。
ほんとに原発内の配管は、しょっちゅうダメになるんだよね。いるのかどうかわからないけど、そろそろ配管ジャーナリストの出番だと思う。配管がいかにダメか、景気が悪くなってから以下に配管にメンテナンスがずさんになったか、使われている配管はどんな金属が使われていてどのくらいの寿命なのか、などを説明してくれる配管ジャーナリストの話を僕は聞きたい。
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