10. 2012年6月19日 21:13:12
: B8PmitHv1M
いまさらですが、 私は大間の人間です。 原発にはもちろん不満を持っています。 しかし、原発マネーがなければ私たちは生きていけないのです。 夕張のように一からやり直す。 それもまた一つの手ですが、そういうことをしている暇はありません。 一からやり直すにはもう、遅い気がします。 私は今学生で、自分のことしか考えていないのかもしれません。・ それでも、聞いてもらいたいです。 大間には何もないんです。 マグロがあるじゃないか、という人もいるでしょう。 それは食べ物です。 食べ物などではなく、もっと身近なものがないのです。あなたたちは最寄駅までどのくらいかかりますか? 10分ですか?30分ですか? 私は1時間かかります。 車で。 私は今、17歳です。 保育所と小学校の時のトイレはぼっとんトイレでした。 和式です。 給食は食べたことがありません。 温泉の中の小さいゲームコーナーはありますが、ゲームセンターはありません。 カラオケはありません。 (2年ほど前原発マネーでできました。) 小学校は木造校舎でした。 校舎の中に雪が降ります。 校舎の中に風が吹きます。 そのおかげで授業中もジャンパー、上着OKでした。 家から小学校、中学校まで行くのに45分かかりました。 でも、自転車はだめでした。 病院はありますが、歯科、内科、外来、ぐらいしかありません。 手術は一応できますが。 ほとんどはむつ市など大きな病院に運ばれます。耳鼻科はありません。 整形外科がありません。産婦人科もありません。何をするにも他所です。 バスは一日に2,3回しか通りません。 むつ行の採集は6時です。 私はこのなかに生きてきました。 高校から青森に出ました。 上記のことを話すと驚かれます。 それでもそれが普通でした。
原発マネーでこの生活を脱しました。 小学校、保育所は新しくなってトイレも洋式に、水洗になりました。 整形の先生が、毎週金曜日に診察に来てくれるようになりました。 お祭りの時に花火を打ち上げられています。 函館に行く船(フェリー)が守られました。 大きな病院に行くのはむつを除いて、函館のほうが早いです。 一部の人は原発の工事を受け持つ仕事で生活しています。 ちなみに、私の母は准看護師です。父はコンクリート会社です(土木作業員にほぼ含まれます)。母が准とはいえ看護師ですから給料はそれなりにもらっています。 父は原発の工事にコンクリートなどを打設する仕事で年間200万円受け取っていません。それでも、母と父が貯金していたお金で学校に行けています。 しかし、今回の地震の影響で、原発の工事が中断しています。 =(イコール)することが少ないから工事の人員が減らされます。 私の父は50歳でクビになりました。 母の給料と今までの貯金で生活に支障はまだありませんが、姉妹二人大学生です。お金がかかります。 いつお金が足りなくなるかわかりません。
私たち家族だけがこうなのではありません。 10世帯中6世帯はクビになって3世帯は給料が下がったそうです。 残り1世帯は変わりないそうです。 原発一つですべての人々、環境に迷惑をかけるのはわかります。 それでも、大間のことも考えてください。 原発なしでは生活できない町にして(されて)しまったんですから。
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