★阿修羅♪ > 原発・フッ素19 > 216.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
給食40ベクレル問題:混乱…厚労省と協議、収拾へ[毎日新聞]
http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/216.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 12 月 09 日 23:49:48: Mo7ApAlflbQ6s
 


給食40ベクレル問題:混乱…厚労省と協議、収拾へ[毎日新聞]

 学校給食の食材に含まれる放射性物質を巡って、文部科学省が検査機種選定と食材との二つの目安とした「1キロ当たり40ベクレル以下」について、中川正春文科相は9日の閣議後の記者会見で、厚生労働省と協議したことを明らかにした。目安の設定前に、食品衛生法に基づく暫定規制値を受け持つ厚労省と調整しておらず混乱を招いた。文科省は「給食の食材の目安」として厚労省にも理解を求め、事態の収拾を急いでいる。

 中川文科相は6日の会見で、目安を巡る統一見解を説明。「1キロ当たり40ベクレル以下」について、食材を検査する機器の「選定に関する基準」とし、より精密な検査ができる機器を選ぶための基準とした。一方で、給食の食材に関しても「各自治体の判断の目安になる」とし、40ベクレルを超えた食材があった場合は自治体の判断で除くこともできるという考えを示した。この統一見解を示す上で、厚労省と調整し、「学校給食で使用する食材について、食品衛生法などの法的規制値を示したものではない」とも強調した。

 食品中の放射性物質の暫定規制値については、厚労省が内部被ばく線量の上限を現行の年間5ミリシーベルトから1ミリシーベルトに引き下げる見直しを進めている。

 文科省が11月30日に出した通知は、「機種選定の目安」と「給食食材の目安」を示す2段構えの構成で、森ゆうこ副文科相が「給食食材の目安」という点を強調した一方、中川文科相は「機種選定の目安」の点を強調したことから、各自治体の受け止め方に混乱が生じた。

 文科省によると、その後は自治体からの問い合わせは少なくなったというが、「省内不一致」と見られたことについて、中川文科相は6日の会見で「両方が同じことを言っていたが、強調する部分が違っていた」と釈明した。【木村健二】

 ◇学校給食の放射性物質の目安を巡る動き◇

11月30日 文部科学省が自治体の検査機器購入支援事業の対象とした東日本の17都県教育委員会に通知。購入機種の検出限界を「1キロ当たり40ベクレル以下」とし、40ベクレル超の食品を除外した提供などを例示

12月1日 森ゆうこ副文科相が記者会見で「40ベクレル超の食品は給食で使わないようにするのか」との質問に「そう考えて結構」と回答。一方、文科省は全国の都道府県教委に「機種の選定の際の目安を示したもの。学校給食についての基準を設定したものではない」と通知

  2日 中川正春文科相が会見で「説明に誤解があった。測定機器の機種選定の目安。40ベクレルが独り歩きした」と釈明。小宮山洋子厚生労働相も会見で「給食の基準を示したものではない」と発言

  5日 文科省が政務三役会議を開き「給食食材の目安」とした森副文科相と、「機種選定の目安」とした中川文科相のそれぞれの発言に矛盾がないと確認

  6日 中川文科相が会見で「購入機種の選定に関する基準で、学校給食で使用する食材について法的規制値を示したものではない」とする一方、食材の目安としては「新しい規制値が示されるまでの間において、各自治体の判断の目安の参考になる」と認める統一見解を表明

  9日 中川文科相が会見で、統一見解の作成に当たって厚労省と調整したことを明らかに

毎日新聞 2011年12月9日 23時36分

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111210k0000m040074000c.html

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2011年12月10日 02:07:06: JZ3J0fnQLo
>食品衛生法に基つく暫定規制値を受け持つ厚生労働省
フクイチ原発事故以前、食品衛生法で野菜は何ベクレル規制だったのか?

規制がなかったから当面の名の元に原子力安全委員会「飲食物摂取制限に関する
指標」を借用して暫定とはおかしい。
厚生労働省は審議もせずに野菜など500ベクレル/Kを導入した。

放射線障害防止法文部科学省平成12年告示公衆被ばく実効線量年1ミリシーベルト(内部被ばくを含む)。
厚生労働省は事故前の基準であるこの値を最低限守ることが先決。
事故が起きたからと勝手に基準を変えるのは国民の権利侵害である。


02. あっしら 2011年12月10日 16:06:26: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

放射性物質から給食を守れ  自治体、検査導入相次ぐ 手法・頻度バラバラ、模索続く

住民の不安を背景に、首都圏で学校給食の放射性物質を検査する自治体が増えている。ただ、毎日、全ての食材を調べることは難しいといわれ、検査の方法はばらばらだ。検出された場合の対応にも違いが出ている。文部科学省が11月末に出した通知も混乱を増幅させている。

 週1回、東京都杉並区立の小中学校、保育園111カ所から民間の検査機関にゆうパックが届く。中身は「給食」だ。学校によって、みそ汁、カレーのように調理したものもあれば、ニンジンやサツマイモといった食材もある。

対応能力に限界

 ここで検査をして、結果をホームページで学校、保育園ごとに公表。1キログラムあたり20ベクレル未満なら「不検出」とする。

 同区は9月補正予算に2000万円を計上。高精度のゲルマニウム半導体検出器を1台購入し、今年度中に外部に委託せず自前で検査できるようにする。「コストを抑えるとともに、数値をより細かく把握できるようにする」(危機管理対策課)のが狙いだ。

 毎日、子供の口に入るものだけに、保護者の給食の安全性への関心は高い。このため、放射性物質を検査する自治体が増えているが、その頻度、対象、やり方は異なる。

 いち早く検査を始めた横浜市。市立小学校344校から毎日1校ずつ選び、その学校の給食の全食材を原則として前日に検査をしている。

 1日の給食の材料は15〜20品目で、1品目あたりの検査時間は30分以上かかるという。外部機関を含めて3カ所で検査しているが、1校分だけでも、昼すぎに始めて終わるのは午後7時すぎ。「毎日、全校で検査できないかという意見はあるが、処理能力などから困難」(健康教育課)。

 埼玉県越谷市も12月補正予算案に測定機器の購入費用を計上した。すでに民間機関に委託することで月1日、給食の材料を数品目ずつ検査しているが、「なぜ全て検査しないのか。すり抜けている心配はないのか」といった電話やメールが相次いでおり、毎日検査できるようにする。しかし、数種類の食材に限られる見通しで、全てを調べることは難しいという。

弁当持たす親も

 食材を1つずつ検査するのではなく、給食をまるごとミキサーで混ぜて調べる手法もある。千葉市は9日から1週間(5日)分をまとめて調べるようにした。検査機器は1キログラム当たり1ベクレル以下まで計測できるものを使用、「内部被曝(ひばく)量を正確に把握できる」(保健体育課)。

 ただ、検査は子供が給食を食べた後。しかも「放射性物質が検出された食材を特定できない」との指摘もある。このため、子供が給食を食べる前に食材、数品目を選んで調べる「スクリーニング検査」も当面続ける方向で調整している。

 各自治体には「これで十分か」といった意見も寄せられる。弁当を持たせる保護者もおり、担当者からは「どこまでやったらいいのか」といった困惑の声も漏れる。

[日経新聞12月10日朝刊P.35]
-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
検出時の対応、混乱に拍車 「40ベクレル以下」揺れる文科省見解

 放射性物質が検出された場合の対応もまちまちだ。国の食品の暫定規制値は野菜や肉、魚などは1キログラムあたり500ベクレル、牛乳や水などは200ベクレル。問題はこれを下回る値が出た場合だ。

 埼玉県川口市で11月25日、茨城産のクリから66ベクレルの放射性セシウムが検出。市はホームページ上で公表した上で、暫定規制値内で問題はないとして給食に出した。「住民からの反発は特にない」というが、担当者は「100ベクレル、200ベクレルといった値が出た際、そのまま出していいのか」と頭を悩ませる。

 同県内でも越谷市は放射性物質が検出された場合、数値にかかわらず使わない方針を決めている。

 文部科学省が11月末、東日本の17都県の教育委員会に検査機器補助について通知した。これを受け、森裕子副大臣が給食の食材に含まれる放射性物質について「1キログラムあたり40ベクレル以下」を目安にするように求める考えを示し、その後、同省は検査機器選定の目安などと説明が変わった。これも自治体を惑わす要因になっている。

 横浜市は40ベクレルを超えた食材が判明した場合、「給食に出すかどうかは現時点で決められない」(健康教育課)と苦慮している。検査を検討中の東京都足立区も「発言内容が変わるので混乱している」(学務課)。


[日経新聞12月10日朝刊P.35]



03. 2011年12月10日 19:05:44: JZ3J0fnQLo
測定器で大量に検査すれば検出限界が上がるし精密に測定すれば時間がかかる。
現存測定器の台数が限られているし購入の予算はどうするのか。
測定する技術や知識が必要である。
これらの問題はチェルノブイリの経験をみれば3月から予想されたが。

文部科学省40ベクレル/K以下の測定に賛成だ。
これには文科省は検査機器補助の通達だけでなく具体的な手引き書も必要ではないか。
大量に測定できて40ベクレル/k以下の測定器開発や大量生産も必要だろう。

当面は文部科学省や自治体で各地に測定センターを置き、丸ごと一食の測定結果は教育委員会の判断とする。
各学校で給食材料の簡易測定を行う。
千葉方式に近いが、できたら簡易測定の精度を上げたいところだ。
測定システムと費用をいかにするかだろう。


04. 2011年12月10日 19:19:22: JZ3J0fnQLo
03です
誤解がある表現を訂正します。
× 測定結果は教育委員会の判断
○ 測定結果をふまえた対応は教育委員会の判断

  拍手はせず、拍手一覧を見る

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
 重複コメントは全部削除と投稿禁止設定  ずるいアクセスアップ手法は全削除と投稿禁止設定 削除対象コメントを見つけたら「管理人に報告」をお願いします。 最新投稿・コメント全文リスト
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 原発・フッ素19掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧