http://www.asyura2.com/11/genpatu19/msg/180.html
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原発を推進しようという輩は、やっぱり思考回路が歪んでいるようだ。
東電は、「今後何年も余剰水はタンクを増設していくことは現実的ではないので、」汚染水を海洋に放出する「相談をした」とのたまっている。
日々400トンほど新たに発生する放射能汚染水を海にばらまいて日本近海の海産資源を壊滅させてしまうほうが、はるかに“現実的”でないことさえわからないのだ。
東電は、政府から核種分析をヨウ素系とセシウム系に限定されているようだが、「プルトニウムなど一部の放射性物質は除去できていない」と公表しているのだから、政府と共同で放出されている放射性物質の核種分析をきちんと行って公表する義務がある。
※ 今日未明に投じたコメントの引用
04. あっしら 2011年12月08日 03:10:36: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI
政府の「年内に冷温停止で原発安定化」という訳のわからない説明がまったくのまやかしであることがよくわかる話である。
「1日あたり400トンの地下水が流入し、貯水タンクの許容量を超える可能性があることがわかりました」と言っているが、地下水の建屋への流入は最近になってわかった話ではなく、3月20日過ぎから認識されずっと続いている大問題である。
「汚染水を法律で定められた基準以下に浄化した上で海に放出する計画」は、百万歩譲っても限られた量の放出について言えることで、400トン/日(月1万2千トン・年14万4千トン:それが何年続くかは不明)の放出量を考えれば、絶対に認められるものではない。
放出基準値を90Bq/Lとしても、一日あたり3千6百万Bq、月当たり10億Bq、年当たり120億Bqが海に垂れ流され続けることになる。
海流を勘案すると福島・茨城・宮城の海底には高い濃度で放射性物質が沈殿し、そこで育つ海草・プランクトン・貝類・小魚が放射性物質を摂取し、それらを食べるより大型の魚類がさらに濃縮したかたちで放射性物質を取り込み、各地に広がっていくことになる。
日本列島近海すべてと言っても過言ではないが、少なくとも、東日本から東海にかけての太平洋岸の海産物は壊滅的汚染に見舞われることになる。
このような話が現実になってしまう、「汚染水を法律で定められた基準以下に浄化した上で海に放出する計画」なぞ許されるものではない。
抜本的な対策を講じるまでは、「敷地面積の関係からそれ以上は困難」なら、申し訳ないが、周辺の土地を高値で買い取らせてもらってでも、貯蔵施設をつくるしかないのだ。
「この地下水は高レベルの汚染水と混ざり循環装置で浄化されています」というが、メルトダウンを起こしていない5・6号機の建屋に流れ込んでいる地下水が汚染されていることから、地下水自体が突き抜けた溶融燃料に汚染されている可能性が高い。
地下水の流入問題は、ダム建設が考えられたように4月から存在する問題であり、現在まで放置してきた政府・東電の罪はでかい。
※ 関連投稿
「1号機格納容器損壊と地下水汚染について」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/718.html
「3月末から4月初めにかけての2号機立て坑付近からの超高濃度汚染水海洋流出は“意図的放出”の可能性大」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/723.html
「原子炉に注入した水がメルトスルーの穴と地下水脈を通り5・6号機建屋地下で汚染水として大量湧出:1万トン以上を汲み出し」
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/142.html
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汚染水浄化し海洋放出 東電が検討 漁業関係者ら反発
2011.12.8 14:31
東京電力は8日、福島第1原発で高濃度汚染水を処理し貯蔵している低濃度汚染水を、原子炉等規制法が定める海洋放出基準濃度を下回るまで浄化した後、来年3月以降に海洋放出する施設運営計画をまとめ、漁業団体に説明したことを明らかにした。漁業関係者らは強く反発したといい、東電は計画を再検討するとしている。
東電は原子炉建屋などにたまった高濃度汚染水を浄化し原子炉の冷却に使用しているが、建屋には1日約200〜500トンの地下水が流入していることから、注水に必要な量以上の低濃度汚染水が発生している。
現在はこの低濃度汚染水を敷地内のタンクにためているが、来年3月にもタンクの容量を超えるという。東電は今後もタンクの増設を計画するとともに、地下水が建屋に流入する量を減らす工夫も行う予定という。
東電は「今後何年も余剰水はタンクを増設していくことは現実的ではないので、相談をした」と説明している。
現在、福島第1原発で使われている汚染水処理システムでは、セシウムなどは除去できるがプルトニウムなど一部の放射性物質は除去できていない。そのため、今後、こうした放射性物質を除去する装置の開発も進めていくという。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111208/dst11120814310008-n1.htm
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