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消防隊員の母親に大賞 「母から子への手紙コンテスト」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111204/trd11120420420010-n1.htm
2011.12.4 20:41 産経新聞
野口英世の生誕地、福島県猪苗代町で4日、「母から子への手紙コンテスト」の入賞者の表彰式があり、東京電力福島第1原発事故に対応した東京消防庁のハイパーレスキュー隊員を子に持つ福島市の菊池孝子さんが大賞に輝いた。
手紙は「行って来るからとの一報を受けた時は真っ白になった」で始まり「20ミリシーベルトの放射能を浴び、決死の覚悟で任務に挑んできた一員として、自信にあふれたあなたの姿こそ、お母さんの誇り」としたためている。
コンテストは、米国で細菌などを研究中だった野口英世に母シカが帰国を待ち望んで書いた手紙にちなみ、町などによる実行委員会が開いており今年で10回目。
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「母から子への手紙コンテスト」大賞の手紙全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111204/trd11120420450011-n1.htm
2011.12.4 20:44 産経新聞
お母さん、行って来るからとの一報を受けた時は真っ白になった。あまりにも唐突で、気持ちの整理もままならぬ中、頑張ってきなさいと言うしかなかった。本当は放射能の中への突入なんてあり得ない、やめてって叫びそうだった。東京消防庁への道を選んだ時、反対しとけばよかったとさえ思った。これって、お母さんのエゴなのでしょうか。
テレビにくぎ付けの一日の何と長いこと。無事であることを祈るばかり。そう言えば謙はどら焼きが好きだった、忙しくてしっかり抱っこもしてやれなかったなどなぜか遠い昔のたわいもないことがどんどん駆け抜けていった。
「ミッション達成」のメールが届いた時は涙が出てしまった。20ミリシーベルトの放射能を浴び、決死の覚悟で任務に挑んできた一員として、自信にあふれたあなたの姿こそ、お母さんの誇り。お疲れさまでした。
(追伸)浴びるほど飲ませっつお、待ってろ。ってお父さん言ってた。
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