http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/863.html
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アメリカの「ピース フォア アトムズ」と同時に現れた原水禁運動。商用原子力を売り込むと同時に5大国以外の核兵器開発を妨害するアメリカの戦略だろう。
それにしても「怖い!怖い!」と恐怖を煽る原水禁につながる「左翼」系市民や評論家より、命がけで現地調査する高田さんの言葉には真実味があると思う。
「世界の放射線被曝地調査」(P195-196)から
「一個当たり約1000ベクレルのキノコは好い味だった・・・
翌朝、早速自分自身の体内放射能量を自ら、ホテル室内で測定した。
・・・その結果、私の体に四キロベクレルのセシウムが取り込まれたことが判明した。
これによる内部被曝の推定は0.04ミリシーベルトである。
・・・翌朝から開始した自らの体内に含まれるセシウム137量の経時変化は帰国後も続いた。
その結果は、初期の4日間で半分になり、その後104日で半減するように徐々に排出されていった。現在は検出されないくらいまで減少している。
セシウムは取り込まれた後、全身の筋肉組織に均等に分布し、私の例のように少しずつなくなる。
この代謝によって半減する期間を、生物半減期という。
セシウム137の物理半減期30年に比べると、その生物半減期は成人の場合約100日とかなり短いことがわかる。
放射能セシウム137は全身分布とこの短い生物半減期のため、造血器官に近い骨に沈着して生物半減期の長いストロンチウム90やプルトニウムと比べ危険性は相対的に低い。
今回の10日間の調査が原因の被曝線量は内外合わせて、約0.3ミリシーベルトと推定した。
この量は日本で実施されている胃のX線集団検診による被曝量4ミリシーベルトの10分の1以下である。
胃の撮影が瞬時の被曝に対し、少しずつ受けた被曝、すなわち低線量率の継続的被曝である。
被曝線量が同じでも、この低線量率や分割被曝の場合のリスクは低い。」
<参考リンク>
世界の放射線被曝地調査(理系書評!エンジニアライターの本棚)
http://bookshelf.rikei-style.net/archives/51060897.html
専門の科学者にとっても、大量の核兵器の爆発実験、
原子力発電所の爆発などの大規模核災害が与えた環境および
人体影響の科学的理解は不十分である。
広島・長崎の原爆生存者の調査では、
この遺伝的影響は見つかってはいない。
チェルノブイリ事故では、急性放射線障害での死亡は28人、
平均100ミリシーベルトを被曝した22万人の事故処理作業員たちに
白血病などのガンのリスクが増大したが、
その他一般公衆には、甲状腺ガン以外の悪性腫瘍の発生は
これまでに確認されていない。
居住制限地区に暮らす人たちは、放射線からの人体影響以上に、
放射能に対する社会の過度な反応からくる精神的マイナス、
そして電話、郵便、送電などの社会的サービス打ち切りからの損失が大きい。
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