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20111129 コメ 新たな基準超え 山間部で調査を
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福島/コメのセシウム基準値超/「検査求めていたのに」と農民
「しんぶん赤旗」 2011.12.04 日刊紙 15面
福島県ではコメから国の基準値(1`あたり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された地区が、福島市、伊達市の4地区18戸となっています。10月12日に佐藤雄平知事が福島県産米の「安全宣言」を出した後に基準値超えが続いていますが―。(柴田善太)
基準値超えのコメを生産した伊達市旧小国村地区の高橋一子さん(68)の自宅は、住居ごとに避難を促される「特定避難勧奨地点」に指定されています。
「放射線量が高い地区なのに汚染検査がきちんとされない」―高橋さんは県と市に2回ずつ検査体制の強化を要請、8月には政府交渉にも参加し訴えました。
しかし9〜10月に県が行ったセシウムの本検査は同地区で2カ所だけ。検査結果は基準値内でした。
11月初めに近くの直売所にもち米を出荷した高橋さん。その後、大波地区の基準値超えが判明し不安になり伊達市に調査を依頼しました。基準値超えが判明しすぐもち米の回収に走りましたが、一部が流通したままです。
直売所の入り口には赤枠で「緊急」とかかれた「おわびともち米回収のお知らせ」が張り出されています。
直売所の担当者(55)は「売り上げは前年同月比の30%。これからもっと下がるだろう」と話しました。
高橋さんはいいます。
「消費者に迷惑をかけた。福島のコメの不信もまねいた。国・県がきちんと調査してくれたら防げたのではないか。それに東京電力の原発じこがなかったらこんなことにはならなかったのではなかった。私も被害者なんです」
国の支援不可欠
福島県はコメのセシウムについて収穫前の予備検査を449地点で、収穫後の本検査を1174地点で行ってきました。
今回のセシウム基準値超え検出を受け、29市町村の2万5100戸の農家対象に緊急検査を始めています。県は国に全面支援を求ています。
現在県は、コメのセシウム検出調査をゲルマニウム半導体検出器10台を使って行っています。天野亘・県水田畑作課副課長によると検出器は1台約2000万円。
天野氏 「今までの調査は県・市町村・JAで行ってきた。マンパワーが足りないのが最大の悩み。人と財源の確保、汚染の原因究明に国が自治体と一緒になってあたってほしい」と話しています。
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