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10月20日に、東京都武蔵野市が市立小中学校の学校給食で出している牛乳(群馬県産)を放射性物質検査した所、1キロあたり7ベクレルの放射性セシウムが検出されました。そして、武蔵野市教育委員会は急遽この牛乳の提供を差し止めました。
▶東京都武蔵野市の小中学校給食検査で群馬県産の牛乳から7ベクレル/kg検出し提供差し止め
牛乳業界は給食の牛乳の数値を開示していません。日本乳業協会「7という数値が独り歩きし、公表した数値がこれに近ければ給食の牛乳全般が納入禁止となりかねない」と、武蔵野市のような対応をとるところが他にも出てくることを懸念しているようです。ということは、放射性物質が含まれている可能性があるということですね。数値を隠して、後で誰かが測ってもし高い数値が出てしまったら、もっと手遅れになると思います。
以下はMSN産経ニュースより引用です。
学校給食牛乳の放射線データ 公表求める区教委と牛乳業界平行線
福島第1原子力発電所事故による放射性物質の影響を心配する声が上がっている学校給食用の牛乳について、東京都内の小・中学校に牛乳を納入する牛乳メーカーで6社でつくる「東京学乳協議会」(千代田区)が検査結果の数値を開示せず、各区に混乱が広がっている。風評被害を懸念する牛乳業界と、学校現場をあずかる各区教育委員会の主張は平行線で、“落とし所”は見えてこない。
「何度もお願いしているのに出てこない。牛乳業界は、どうして数値を開示しないのか」
品川区の浜野健区長は11月中旬の記者会見で声を荒らげた。
福島第1原発事故以来、区には親から学校給食への不安の声が多く寄せられている。中でも毎日飲む牛乳を心配する声は大きい。
そこで区は、区内の小中学校に牛乳を納入する業者に7月から約10回にわたり検査済みデータの開示を請求。しかし、その都度「非開示」とされた。このままでは区が独自検査に踏み切らざるを得ないという。
東京学乳協議会によると、給食用牛乳の検査は各社が独自に実施したという。しかし、結果の数値については「風評被害になりかねないという上部団体の日本乳業協会の方針もあり非開示」と説明する。
現在、市場に出回る牛乳は各都道府県が原乳段階で検査しており、国の暫定基準値である年間1キロ当たり200ベクレルを大きく下回るものだ。
しかし、保護者の不安を解消しようと給食牛乳の独自検査をする区は増えており、世田谷区、千代田区などがすでに実施している。
独自検査をしていない区も含め「保護者の不安を払(ふっ)拭(しょく)したい」と考えており、11月15日には、23区の学校給食担当課長で構成する「特別区学務課長会」が、牛乳業界にデータ開示を促すよう都教委に要望した。
ただ、都教委は「出回っている牛乳は国の暫定基準値以下で安全。データ開示を求めることは考えていない」としている。
牛乳メーカーで構成される日本乳業協会(千代田区)によると、風評被害を懸念する背景には、武蔵野市教委が10月にとった対応があるという。
市では10月下旬、給食に提供される予定だった群馬県産の低温殺菌牛乳から、セシウムを1キロ当たり7ベクレル検出。国の基準値よりもかなり低いものの、市教委は急(きゅう)遽(きょ)、牛乳の提供を取りやめた。
協会は「7という数値が独り歩きし、公表した数値がこれに近ければ給食の牛乳全般が納入禁止となりかねない」とデータ公表による極端な対応を懸念する。
しかし、「詳細な数字が開示されたほうが逆に保護者の安心と風評被害両方の払拭になる」(大田区)、「微量の数値が検出されても納入停止にはしない」(品川区)と考える区教委は多く、議論はかみ合っていない。
2011.11.29 17:33 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/111129/tky11112918080017-n1.htm
宮城県大崎市が行なった学校・保育所の給食の放射能検査では、牛乳から25ベクレル/kgが検出されています。東京都町田市の学校給食の牛乳からも6ベクレル/kgが検出されています。
やはり数値は開示してほしいですね。
▶世田谷区11月30日発表 学校給食の牛乳検査結果、11月22日は9.4ベクレル/kg・29日は6.2ベクレル/kg・30日は検出せず
▶東京都武蔵野市の給食食材10月〜11月の放射性物質検査結果、認可保育園は牛乳14.4ベクレル/kg・さつまいも19.2ベクレル/kgなど、市立小中学校はマイタケ115ベクレル/kg・ナメコ17.1ベクレル/kgなど
▶東京都千代田区の給食放射能検査、認証保育所1か所の牛乳(宮城県産)から17.9ベクレル/kgを検出、調理済み給食は不検出
▶東京都町田市の学校給食用牛乳からセシウム合計6ベクレル/kg検出
▶宮城県大崎市、学校・保育所の給食の放射能検査の結果で牛乳からセシウム25ベクレル/kg検出
▶新潟県の検査で宮城県産の販売されていた牛乳から放射性セシウム19.1ベクレル/kg検出
▶新潟県内で流通する宮城県産の牛乳から放射性セシウム22.3ベクレル/kg検出
▶新潟県内で流通する宮城県産の牛乳から放射性セシウム17ベクレル/kg検出
(2011年12月1日 10:19)
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