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原発事故 なお残る未解明部分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111203/k10014380081000.html
12月3日 7時18分 NHK
東京電力が行った事故調査の中間報告では、1号機から4号機でメルトダウンや水素爆発に至った原因や経緯が検証されていますが、大量の放射性物質が放出された原因や経路などは明らかになっておらず、解明されていない点も多く残されています。
このうち、最も早く水素爆発を起こした1号機では、事故が起きた3月11日の午後6時すぎ、電源が失われても蒸気を利用して原子炉を冷却できる「非常用復水器」という装置を一旦動かしたにも関わらず、すぐに停止させ、およそ3時間にわたり冷却していなかったことが分かっています。この理由について、中間報告では、運転員は、装置が稼働したあと、しばらく出ていた蒸気が止まったために、装置の中にある冷却水がなくなり、装置が機能していないと考え、停止したとしています。しかし、その後の調査で、装置の中に冷却水があることが判明しているにもかかわらず、なぜ蒸気がでなくなったかは明らかにされていません。このあと、午後9時半から冷却装置の運転を再開しますが、この頃にはメルトダウンが起きていて大量の水素が発生し、翌日12日午後3時半すぎに水素爆発を起こしたとされています。
最も多くの放射性物質が放出されたと見られる2号機では、格納容器から放射性物質が放出された原因や経路について解明されず、謎が残されたままです。中間報告では、3月15日午前6時すぎ、2号機付近で爆発音がしたことについては、敷地内の地震計のデータを解析したところ、4号機の爆発音で、2号機では爆発は起きていないと結論づけました。しかし、2号機では、同じ日の午前7時から11時ごろの間に格納容器の圧力が急激に下がり、このとき、最も多くの放射性物質が放出されたとみられています。この原因について、中間報告では、「何らかの形で格納容器のガスが大気中に放出された」という表現にとどまり、放射性物質を閉じ込める“最後のとりで”の格納容器からなぜ漏れたのか、放出の原因や経路は全く分かっていません。
3号機は、非常用の冷却装置に続いて注水装置が動かなくなった13日朝から、燃料が損傷し始めて、大量の水素が発生し、14日午前11時すぎに水素爆発を起こしたとされています。地震が起きたとき、定期点検中だった4号機は、原子炉に燃料はありませんでしたが、15日午前6時すぎに爆発しています。その原因について、中間報告では、3号機で発生した水素が配管を通じて4号機の原子炉建屋に流れ込み、水素爆発を起こしたと結論づけています。
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- Re: 東電の中間報告は畑村委員会の中間報告を劇的に盛り上げるためのリーチ(演出)ではないか 仁王像 2011/12/03 18:37:55
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