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レスポンス・Yahooニュース記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111202-00000040-rps-bus_all
>東京電力は2日午前の会見で、福島第一原発の吉田昌郎前所長の入院について
>見解を発表した。
>「病気と被曝との因果関係は考えにくい、という専門家の結論をいただいた」と、
>松本純一原子力・立地本部長代は述べた。
>
>吉田前所長の状況について、健康診断での結果から放射線被曝との因果関係はないと
>されていたが、改めて東電が放射線医学総合研究所(千葉市)に分析を依頼。
>吉田氏の病名、昨年の健康診断データ、過去分と3月11日以降の被爆線量の
>資料データなど提供した結果、理事の明石真言博士が判断した。
>東電は1日夜にその結論を得て、経済産業省に報告した。
「レスポンス」のニュース記事では大手マスコミ記事より詳細なので、よくわかる。
http://response.jp/article/2011/12/02/166433.html
福島第一原発の吉田昌郎前所長の病気だが、日本の大多数の医師にとって被曝と無関係と思われている心臓病や膀胱炎は除外できるだろう。
また、虫垂炎(いわゆる「盲腸」)や結石も被曝と無縁なので除外できるだろう。脱毛や白内障は被曝と関連がある可能性があるが何日も入院するほどの病気ではない。検察の事情聴取を避けるための入院でなければ除外できる。
固形癌は被曝でも発症率が上昇するが、大震災以前の平常運転での被曝量は少なく、発症も遅いので除外できる。(甲状腺癌や肺癌も通常は発症に3年以上要するので除外)
結局、(日本の大多数の医師にとって)福島第一原発事故による被曝との関連の検証が必要なのは白血病くらいだろう。
つまり、白血病以外なら日本の大多数の医師は即座に被曝と無関係と診断するだろう。放射線医学総合研究所所属の医師なら尚更だろう。
そう考えると、本日の発表からすれば福島第一原発の吉田昌郎前所長の入院は白血病の可能性が極めて高い事を示している。
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通常の白血病なら大事故の起きた福島第一原発の前所長の場合公開が当然である。多くの原発作業員や福島県「浜通り地方」「中通り地方」住民の今後の安全対策に密接に関するからだ。
しかし、日本では、成人T細胞白血病(ATL)を発症させるHTLV-I感染者が多いので白血病の原因として被曝以外にHTLV-I感染は無視できない。
仮に、福島第一原発の吉田昌郎前所長がHTLV-I感染者なら母子感染が感染経路の主流なので家族・親族のプライバシー保護の観点から成人T細胞白血病(ATL)発症は秘匿する正当な理由となりうる。
しかし、通常は成人T細胞白血病(ATL)の発症率が低いので、通常の白血病同様に被曝も成人T細胞白血病(ATL)の発症の原因となる可能性は否定できないと私は考える。この点も考慮すれば、成人T細胞白血病(ATL)と通常の白血病を合わせて白血病全体を「白血病」として発症は公表すべきだろう。
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原発推進派によれば白血病も500ミリシーベルト被曝以上でなければ被曝を原因としないのかもしれない。しかし、実は白血病は5ないし50ミリシーベルトの低線量被曝で最初の発症のピークが出る可能性が高いのだ。
つまり、福島第一原発の吉田昌郎前所長の被曝量が500ミリシーベルト未満でも白血病は福島第一原発が原因の可能性が高いのだが、放射線医学総合研究所所属の医師は、そのように考えないのかもしれない。
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