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今後の生活設計のための計算(5) 具体的計算
http://takedanet.com/2011/12/post_8d53.html
平成23年12月1日 武田邦彦(中部大学)
空間からの被曝0.4ミリシーベルトと同じぐらいの被曝を食品から受けるとおもいます。でも、この被曝量は分かりにくく、政府・農水省などが邪魔をしているので、なかなか確定するのが難しいのですが、できるだけ自分の生活の中で正しく見当をつけていくことになります。
まず、第一に政府の暫定基準値が1年5ミリシーベルトで、しかもセシウムだけのために、3月4月などのようにヨウ素が主たる被曝の原因になっていたころの計算が難しいこと、第二に牛乳に代表されるように一日に多くとる食材でも業界の談合でベクレル表示がされていないもの(本来なら独占禁止法違反)などがあるからです。
また第三には海にかなり出たと思われるストロンチウムやプルトニウムの測定値はまったく判らないことなどがあります。
しかし、健康を守るためには今の政府や農業関係者はまったく信頼がおけないので、推定で進めていくことにします。この計算の中には、常に「3月、4月のヨウ素、測定されていないストロンチウムや他の核種」などが意識されていると思ってください。
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まず、東北・関東の食材(本当は東北の食材の大半は汚れていないのですが、東北としか表示されていないものが多いので)を気にせずに食べていたかどうかで、「1年5ミリ」に次の数をかけてください。
東北・関東の食材を気にせず食べていた期間については、「0.2をかける」、つまり、5月、6月はうっかりしてかまわず食材を食べていたとすると、1ヶ月あたり「(1年5ミリ÷12)×0.2=0.083」となります。つまり、政府の暫定基準値が5ミリですから、食材が「安全」ということで流通しているということは、基本的に安全宣言が出されている食材を買うと1年に5ミリの被曝を受けるからです。
やや気をつけていた場合は、食材係数を0.1に、ほとんど東北・関東の食材を食べずに過ごした場合「0.05かける」というぐらいが適当でしょう。つまり3月は半月ありますが、まだ収穫されていないので、4月からの計算で良いと思います。
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かなりおおざっぱな計算ですが、とりあえず、次の表を完成してみて下さい。
最初の計算はとにかく自分やご家族が被曝した内容を理解するというスタンスで、計算値がかなり高くてももう少ししっかり計算するようになってから対策を採った方が良いとおもいます。つまり、このような計算は「一気に正しい数値を得る」というより、まずは第一段階として計算の内容を理解し、その後でだんだんと正確な数字に行くのがコツです。
表を左から順番に説明しますと、まず、このブログの「自然放射線」の表を見て、自分のところの自然放射線の値を入れます。その次に汚染地図を使って、自分が住んでいるところの空間線量の見当をつけ、空間線量から自然放射線を差し引いて、被曝線量(1時間あたりのマイクロシーベルト)を出します。それに時間をかけて、その期間の被曝量を出します。
次に食材からの被曝は3月は無視して、4月から期間ごとにどのぐらい注意をしていたかを書き入れます。食材係数というのは上の、0.2,0.1、0.05などを指しています。
縦軸は「一月ごと」にしました。もし一月の中で大きく変わったときには最初はおおよその見当で入れてください。
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