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官邸が1号機水素爆発直前に「重要発表は事前調整」と保安院に指示:保安院審議官の「炉心溶融の可能性」記者会見が契機
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/697.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 11 月 27 日 04:44:32: Mo7ApAlflbQ6s
 


 官邸・保安院・東電が「重要発表は事前に共通認識」ということならば問題ないが、
“事前調整”というのは発表する情報の意図的な選別を示唆するもので、原子力災害法に照らして重大な違背行為である。

しかも、官邸の指示のきっかけが、保安院の審議官が記者会見で「炉心溶融の可能性がある」と述べたことだったというのでは二重三重におかしい。

 
● 官邸は、保安院の審議官が記者会見するまで本当に“炉心溶融の可能性”を知らなかったのか?共有する認識でありながら、公表する“事前調整”がなかっただけではないのか?

● 記者会見の前に官邸が知らなかったのでは、原子力災害対策本部がまったく機能していなかったことになる。その反省は?

● 知らなかったとして、事後であっても、炉心溶融の可能性が3者の共通認識とはならなかったのか?官邸が認識を共有できなかったとしたら、「炉心溶融の可能性がある」という保安院の認識を否定して根拠は?

● 「炉心溶融の可能性がある」と述べた保安院審議官が記者会見の役割から外れた理由は、これまでの説明はゴマカシで、“事前調整”なしに公表したことではないか?

● その後、メルトダウンを2ヶ月も隠していたのは、公表しないという“事後調整”ではないのか?

● メルトダウン情報以外に、“事前調整”ないし自主規制で公表していない情報はないのか?


事故調査・検証委員会も、国家の威信と公費をかけて調査・検証をしているのだから、このいきさつをきちんと調べてもらいたい。

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福島原発1号機の水素爆発、官邸と調整で公表遅れ 保安院幹部、事故調に証言  [日経新聞]

2011/11/27 2:00

 東京電力福島第1原子力発電所1号機が3月12日に水素爆発を起こす直前に、首相官邸から経済産業省原子力安全・保安院に対し、重要な発表は官邸と事前に調整するよう指示が出ていたことが関係者の話で明らかになった。水素爆発を含むその後の重要事項の公表遅れを招いた可能性がある。政府の事故調査・検証委員会も関心を寄せており、12月の中間報告に関連事実を盛り込む方向で調査を進めている。

 事故調は調査の途中経過を29日に記者会見し、説明する。関係者によると、事故調に複数の保安院幹部が「官邸とのやり取りに時間を要した」と証言している。事故調は、菅直人前首相ら官邸側の聞き取りを終えてから、官邸への事前報告や調整が国民への情報提供の遅れにつながった可能性について最終的な事実認定を下す方針だ。

 官邸や保安院の関係者によると、官邸の指示のきっかけは、保安院の審議官が「炉心溶融の可能性がある」と述べた12日午後2時の記者会見。審議官は会見前に保安院幹部と相談。保安院は重要事項を1時間以内に公表することになっており、早急に公表すべきだと判断した。

 一方、菅前首相、枝野幸男前官房長官ら官邸側は、保安院の会見で初めて事態を把握。直ちに当時の首相秘書官らを通じ、保安院に「政府首脳がテレビで重要事項を知るのはおかしい」などと抗議。(1)会見前に官邸と内容を調整(2)重要事項は官房長官が先に公表――と指示した。当時の首相秘書官は「官邸では官房長官と保安院の会見が二元化し、国民が混乱する懸念があった」と説明する。

 この指示直後、午後3時36分に1号機が水素爆発した。保安院の報告を受け「何らかの爆発的事象があった」と枝野前官房長官が会見で公表したのは2時間以上後の午後6時前だった。

 炉心溶融に関する保安院の説明内容も変遷。「炉心溶融の可能性」を指摘した審議官は12日午後6時の会見を最後に交代し、12日夜に会見した前首席統括安全審査官は「現時点で承知していない」と説明。「燃料ペレットの溶融」との表現で保安院が炉心溶融を認めたのは4月18日だった。

http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E0E4E2E2E48DE0E4E3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2


 

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コメント
 
01. あっしら 2011年11月27日 04:48:56: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

原発事故調、300人以上聴取 12月に中間報告 [日経新聞]

2011/11/27 2:00

 東京電力福島第1原子力発電所事故を受けて政府が設置した事故調査・検証委員会は、12月26日に公表予定の中間報告に向け、残り1カ月の詰めの作業を進めている。これまでに300人以上の関係者からヒアリングし、事実関係の調査はほぼ完了。中間報告で、事故の原因や政府・東電の対応をどう評価し、どこまで踏み込んで教訓や課題を指摘するかが焦点となる。

 同原発事故では、「炉心溶融」や「水素爆発」など重要事象を巡る避難指示を含めた政府の対応や情報公開が適切だったかどうか、大地震や巨大津波を想定した東電や原子力安全・保安院などの備えが十分だったかなどの問題点が浮上した。

 情報公開に関しては、水素爆発の発表までに2時間以上かかったほか、炉心溶融に関する保安院の説明も、官邸側が「聞いていない」と抗議した後に変遷。「炉心溶融の可能性」を指摘した審議官は12日午後6時の会見を最後に交代し、別の審議官が「燃料ペレットの溶融」との表現で炉心溶融を認めたのは4月18日だった。

 こうした経緯を受け、事故原因の調査や関係者の対応の検証などを目的に、事故から3カ月近くたった今年6月、政府事故調が設けられた。

 弁護士や放射線、地震などの専門家ら10人の委員で構成する事故調本体の下に、検察や警察、財務省など各省庁出身の約30人による事務局が置かれ、専門家も加わった3チーム体制で、関係者からヒアリングするなど調査を進めてきた。

 これまでの調査を基に、事務局がまとめる中間報告の原案は6章構成、約600ページに及ぶ見込みで、原発事故の経過、政府や東電の対応、震災前の事前準備などについて事実関係を記述する。東電や政府も事故原因を分析した報告書をまとめているが、これらはあくまで参考情報と位置付け、関係者の証言から事実を認定する検察流の調査にこだわった。

 事務局原案に基づいて事実関係をどう評価するかを肉付けするため、委員らによる作業部会を設置した。作業部会は畑村洋太郎委員長や柳田邦男委員らが担当し、委員らによる議論を通じ、事故が深刻化した背景や課題、教訓などを具体的に指摘する。

 中間報告の後、事故調は海外の専門家を招いて意見を聞くなど調査を継続し、来年夏をめどに最終報告をまとめる。

 一方で、事故調がこれまで非公開で調査を続けてきたため、調査経過や内容について情報開示を求める声も上がっている。こうした中、国会にも事故調が設置されたほか、民間有志も「福島原発事故独立検証委員会」を設立、政府事故調とは異なる視点で真相究明に乗り出した。国会の事故調は国政調査権に基づき資料提供や証人喚問する権限がある。

 米スリーマイル島原発事故でも複数の事故調ができた経緯がある。民間の独立検証委員会委員長の北沢宏一・科学技術振興機構前理事長は「国が発表する情報だけでは世界は納得しない」と指摘。政府事故調の畑村委員長は「色々な物の見方をする人がいるのがとても大事だと思う」と話す。

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819A91E0E4E2E1EB8DE0E4E3E3E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C93819595E0E4E2E2E48DE0E4E3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2



02. 2011年11月27日 20:29:32: obZ8bWZsHk
あんたの「針穴陰謀論」を読んでいると、9/11・ツインタワー米政府爆破解体説のちまちました「現実否定論」を思い出すわ。視線の構造が同じだもんな。ものごとの全体性をまず把握することをしない。逆に細部を見ることが第一で、細部にある理屈を全体に拡大適用してみせる。陰謀論者のオハコだわな・・・

ちまちまこてこて、針穴から見た「現実」をいじくるのはいい加減にやめれば?
東電は4号機を「自作自演爆破解体」したんだってね。だったら、当然、あのてんやわんやの地震直後、その爆発物を「どこから調達できたんだよ」って話になるだろうが。繰り返し言うわけだが、その「可能性でもいいから」言ってみろ。どういう筋の会社が東電に爆薬・起爆装置一式を用立てたんだよ。・・・そして、どういう人間がどうやって暗闇の4号機天井裏などをヤモリの能力で這いまわり、爆発物をセットしたのか「その施工法を投稿してみろ。」

「東電が4号機を爆破するというとんでもない犯罪を犯したなら、東電を告発してみろ。」匿名掲示板で目先を変える知ったかぶりを披瀝して、何をいい気になっているんだよ。

くだらん針穴陰謀論を展開してみせて得意がるのはそれからにしろや。


03. あっしら 2011年11月28日 02:54:27: Mo7ApAlflbQ6s : DvLZNEv2EI

obZ8bWZsHkさん、どうもです。

私の4号機爆破説に対しあれこれコメントするのはかまわないが、ウソを流布するのは勘弁願いたい。これまでも同じことをなんどか指摘している。

 4号機原子炉建屋の爆破について、日本政府・米国政府機関・米軍・自衛隊という組織の名はあげたが、これまで一度たりとも、東電が4号機原子炉建屋を爆破したなぞと書いたことはない。

 「東電は4号機を「自作自演爆破解体」したんだってね」ってというのなら、そのように判断できる私の書き込み内容を示して欲しいね。

 また、爆破主体は違うが、「東電が4号機を爆破するというとんでもない犯罪を犯したなら、東電を告発してみろ。」というのもお門違いである。

 私は、4号機のプールに保管された核燃料が空だきになってメルトダウンする危険性を回避する手段として、爆破の“合理性”を認めている。

 政府・東電の犯罪性は、爆破の事実を隠し続け、4号機建屋の爆発原因が3号機からの水素流入の可能性などとありもしない説明で人々をゴカマし続けていることだ。

 陰謀説と言って非難するのはけっこうだが、あなたが勝手にでっち上げた内容をあたかも私の説のように流布する犯罪行為は容認できない。

 もっともらしいことを言うのは、最低限の不作法であるウソの流布をやめたあとにしてほしいね。


※ 関連投稿

「[最後で最大の謎]意図的に“爆破”された4号機原子炉建屋:火災説や水素爆発説の流布で国民や世界を愚弄」
http://www.asyura2.com/11/genpatu11/msg/536.html


「“偶然”や“奇跡”じゃなく「意図的な爆破」:4号機の燃料プールと他の2つのプールの関係がよくわかる参考図を発見」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/176.html


「4号機「水素爆発」説を否定する決定的写真:4号機に水素を流れ込ませたとされる排気管は前日に起きた3号機の水素爆発で破断!」
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/820.html


「R0CX945mHさんへ:4号機建屋爆破に関する自説に対する誤解の指摘と爆破の必要性に関する補足説明」
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/648.html

「4号機燃料プールの底部支持構造物完成:7月の注水は“爆破”目的と同じ手法(機器類プール活用)で実施だがなぜか秘匿」
http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/118.html



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